山田歯科エクセレンスクリニック:山田忠生の歯医者人生&文化活動人生

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タタミの上を、ゲタを履いて歩くー(42)

2015-10-30 | やさしい修複歯科(審美修復治療・機能修復
宝塚仁川/山田歯科エクセレンスクリニック 歯科医師・山田忠生



さっそく蓋を開ける。そして、眼で食べる作業の開始だ。

よし! 刺身のタコは大好物だが、ここではパスだ。マグロは大丈夫。天ぷらは食材は何だろう。エビはわかるが、このコロモをまとったのは何だろう。よく中が見えないが、イカなら最悪だ。

それに、これもよく煮付けてあっておいしそうだが、脂身からカモのようだし、一口では無理な大きさだからあきらめよう。このダシ巻きは安心できる。
おなかも減っているのでご飯も食べたいが、どうもキノコの炊き込みご飯のようだが、シメジが噛み切れないような気がする。どうしよう、思い切って食べてみるか。あまり噛まずに、飲み込むことにしよう。


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タタミの上を、ゲタを履いて歩くー(41)

2015-10-15 | やさしい修複歯科(審美修復治療・機能修復
宝塚仁川/山田歯科エクセレンスクリニック 歯科医師・山田忠生


確かに、「松花堂弁当って、何。」という方もおられるだろう。私も、それほど昔から知っていたのでもない。調べてみた。今から400年ばかり前、石清水八幡宮の僧侶であった松花堂昭乗という方が、農家の人が使っていた箱をヒントに自作で箱をつくり、いろいろな入れ物として利用していたのを、昭和の初めにあの有名な料亭「吉兆」の創始者が、この箱に懐石料理を盛り付けて弁当として世に出したのが「松花堂弁当」の始まりだそうだ。
縁の高い四角の箱型で、かぶせ蓋があり、中は十字に仕切られ、ご飯や煮物、焼き物などを区別して盛り分けられるようになっている。

今日では、ちょっとしたお店では提供される。中々に見た目にも美しい弁当だ。内容は店ごとにさまざまなようだ。蓋を開けたとき、すべてが見えて、これが食欲を刺激する。


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タタミの上を、ゲタを履いて歩くー(40)

2015-10-07 | やさしい修複歯科(審美修復治療・機能修復
宝塚仁川/山田歯科エクセレンスクリニック 歯科医師・山田忠生


今日は久しぶりで外食。仲のいいおばさま友だちと昼食をすることになった。和食店に行くことにする。

さあ、何を食べましょうか!いろいろなお料理のものを一緒に食べたいという気持ちもあり、そしてお昼でもあるということで、いわゆる松花堂弁当に決めた。お刺身に天ぷら、そして煮物など、炊き込みご飯も一緒に!
目にも鮮やかに一堂にそろっているのが何より。

思わず一言「まあ、きれい!どれからいただこうかしら?」とは、ならないのである。



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タタミの上を、ゲタを履いて歩くー(39)

2015-09-25 | やさしい修複歯科(審美修復治療・機能修復
宝塚仁川/山田歯科エクセレンスクリニック 歯科医師・山田忠生


総義歯の人は、眼で食べるのだ。

驚かれたかもしれない。何も、本当に目で食するということではない。といって、確かに和食などは見た目にも美しく、まずは目で食すといわれ、事実その通りだと思うが、この場合はそうではない。

しかし、噛めないから目で見るだけということではない。ある研究によれば、すべて自分の歯とう場合と比較して、上下ともに総義歯になると、咀嚼能力が1/2になるそうである。それ以外にもいろいろな制限が加わってくる。もちろん、あくまでも平均の数字なので、もっと咀嚼できる人もいれば、残念ながらもっと噛めない患者も存在する。


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タタミの上を、ゲタを履いて歩くー(38)

2015-09-03 | やさしい修複歯科(審美修復治療・機能修復
宝塚仁川/山田歯科エクセレンスクリニック 歯科医師・山田忠生


同じことが総義歯でも生じているのだ。総義歯全体を一つの吸盤と考える。その総義歯の周囲の辺縁が、歯肉にぴったりと吸着しているのだ。その総義歯で食事をすることになる。さて、ひとくちでは口に入りきれない食材であった場合、前歯でその食べ物をひとくちに噛み切ろうと試みることになる。

その前歯で噛み切ろうとする力は、総義歯の最後方部をむくり上げようとする力となる。その結果、総義歯と歯肉との間に、スッと空気が入り込み、総義歯は後方部からパタッとはずれることになる。

つまり、今まで安定して機能していた総義歯が、前歯で噛み切ろうとした瞬間、アッケなくはずれてしまうことがある。もちろん、同じようにすべての歯を失った口腔内であっても、患者それぞれで千差万別であり、とても総義歯が安定しやすい口もあれば、どのような名医といわれる歯医者が手掛けてもむずかしいと思追われる口まで、一つとして同じ状態はない。


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