歯科医師・山田忠生
(3)歯の過度な動揺:特に小臼歯や第2大臼歯において、レントゲン写真では十分な骨支持があるようにみられながらも、包括的診査において異常な動揺を呈する歯を、往々にして見かけることがある。これが特定の歯に過重負担を強いる不均衡な咬合―ー咬合病の明白な徴候である。多くの臨床歯科医師は重度の動揺がある歯を抜歯することを考慮しようとするが、先ずは咬合性外傷を病因因子として検討することが賢明である、というのも適切な咬合治療でしばしばそのような歯が安定を取り戻し得るからである。
(3)歯の過度な動揺:特に小臼歯や第2大臼歯において、レントゲン写真では十分な骨支持があるようにみられながらも、包括的診査において異常な動揺を呈する歯を、往々にして見かけることがある。これが特定の歯に過重負担を強いる不均衡な咬合―ー咬合病の明白な徴候である。多くの臨床歯科医師は重度の動揺がある歯を抜歯することを考慮しようとするが、先ずは咬合性外傷を病因因子として検討することが賢明である、というのも適切な咬合治療でしばしばそのような歯が安定を取り戻し得るからである。