山田歯科エクセレンスクリニック:山田忠生の歯医者人生&文化活動人生

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■ゆめ機構・代表 

咬合病:14

2020-10-30 | 咬合病・修複歯科関連分野:論文など翻訳紹介
歯科医師・山田忠生


(3)歯の過度な動揺:特に小臼歯や第2大臼歯において、レントゲン写真では十分な骨支持があるようにみられながらも、包括的診査において異常な動揺を呈する歯を、往々にして見かけることがある。これが特定の歯に過重負担を強いる不均衡な咬合―ー咬合病の明白な徴候である。多くの臨床歯科医師は重度の動揺がある歯を抜歯することを考慮しようとするが、先ずは咬合性外傷を病因因子として検討することが賢明である、というのも適切な咬合治療でしばしばそのような歯が安定を取り戻し得るからである。


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デンタル・コミュニケーション:94

2020-10-28 | デンタル・コミュニケーション
歯科医師・山田忠生


ある患者が話すには、昼食後にときどき耳の近くに痛みがあり、それは約30分間維持するとのことだった。

質問:あなたが何か特別な食べ物がその痛みに関係しているかを知りたいと思った。これを知るためには、あなたは以下のどの質問をするか。
  A.あなたがその痛みを感じた日について、何か気付かれたことがありますか。
  B.あなたが痛みを覚えた日に食べた食べ物には、その粘りや硬さで何かいつもと違っていましたか。
  C.その痛みを避けるために、食べないようにしているものがありますか。
  D.毎日、昼食に同じものを食べていますか。
  E.そのことについて、もっと話してください。

回答:B、C、Dである。
   AとEから得られる返答には、あなたが知りたい情報とはかけ離れたものとなるであろう。


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兵庫宝塚『口福寄席』2020を開催

2020-10-26 | 歯医者人生、思いつくまま
歯科医師・山田忠生

幸運に恵まれ、念願の新・宝塚ホテルでの『口福寄席』を開催することになった。一重に知人、友人の力添えの賜物である。この上は、多くの人々の参加を希望するのみ。









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シュースター「卓越歯科医業学」:198

2020-10-24 | シュースター「歯科開業学」
歯科医師・山田忠生

一つ変われば、他も変わってくる

今や、スタッフは1週間の色分けに熱中してしまうとまでは言わないが、アポイントメント・ブックの色さえ見れば、その時間に何を準備すればよいか自動的にわかるようになった。さらに実感された利点というのは、それまでの6時間に来院していた患者と同数の患者が、今では3時間から3時間30分の間で快適で、能率よく治療を受けられるまで、スタッフの能力が高められたことである。

時間統制の哲学は、技術を越えた、これは心構えである。


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マークス「完全歯科医業学」:333

2020-10-13 | マークス「完全歯科医業学」概要:パンキー
歯科医師・山田忠生


しかしながら、期間をあけた治療は決して理想的な解決策ではない。それが実行されると、歯科医師は破壊的進行はある程度以上はコントロールできなくなり、他の方法では避けられたかもしれない障害が起こり得るのである。それ故に治療を分割するのが認められるのは困難な問題に遭遇したとき、緊急処置をすることや部分的な治療をするよりも望ましい処理方法であるからである。少なくとも歯科医師と患者双方が、現在の状態と全体の治療として何が必要であるのかをわかっており、完全な歯科治療の最終目標が常に視野に入っているっことが条件である。
その欠点(巧みな計画で最小限にすることができる)のすべてをもってしても、この方法というのが緊急や部分的な処置よりも、さらに広範囲に患者の幸福を守るものであるということができるのである。
その唯一の正当な理湯は、患者の幸福ということができる。分割した治療というものが歯科医師が処置を誤った状況から逃れるための、安易な手段として利用されるべきではない。そのようなことをすれば、自分の責任を果たすことがうまくいかない一方で、その責任を口先だけで果たそうとすることになるであろう。



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