山田歯科エクセレンスクリニック:山田忠生の歯医者人生&文化活動人生

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■ゆめ機構・代表 

70歳からの歯科治療:17

2022-07-30 | 70歳からの歯科治療

歯科医師・山田忠生

 

■原則:部分義歯は3点接触で安定

左図のような両側性部分義歯、右図のような片側性部分義歯であっても、3点接触で義歯の安定を図ることが重要。その点で右図のようなデザインでは部分義歯の機能が発揮できない。

 

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シュースター「卓越歯科医業学」:232

2022-07-26 | シュースター「歯科開業学」

歯科医師・山田忠生

 

第1回診査を終えて

先日は第1回の診査で、お会いできたことをうれしく思います。当歯科医院での詳細な診査の経過についてご報告いたします。

歯科医師の立場から申し上げますと、ほとんどの人が歯科検診では清掃をして、2分ばかり目を通して終わってしまいます。これが間違いのもとなのです。

歯を失った3.000万人ものアメリカ人は、そのような「ことになるとは思っていなかったと私は確信しています。これは歯科医師側が完全な治療の重要性を伝え損ねている場合や、その方の感受性、健康全般、快適さや機能性、審美性を求まる気持などを考慮しなかったことによる失敗が重なり合って現れたのです。

当歯科医院では患者さんが自分の歯を維持する助けとなる、最も大切な第一歩である徹底した診査を行って、それぞれの患者さんに合った計画を立てることだと信じています。

そして、必要に応じて歯を維持する助けとなることを達成するために、時間をかけてこの計画を実行します。

 

 

 

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バークリー予防歯科の概要:232

2022-07-22 | 好結果をもたらす予防歯科医業:ロバートF.

11 貧困者のための歯科医療の考え方

 

貧困者歯科医療の目的と目標の徹底的な鋭い再評価が、今は何よりも必要とされている。その目的が貧困者に高度の治療を保つことであるならば、無限の財源と人材を準備することが賢明なことである。しかし、目標が貧困者が主体的に健康であろうとすることへの手助けであるならば、ほとんどの貧困者のための歯科プログラムの運営はその目的と反目するものとなる。現実の医療の中で歯科用の資金は見る間に枯渇して、修復が1~2年後に失敗に帰したときには不満は膨れ上がるのである。

長期にわたり成果が思わしくない場合には患者が悪いのか、あるいは彼は気の毒であるかのどちらかである。気の毒であるというのであれば、問題がある。なぜならば患者が貧困者である場合、意識せずにさらに次の修正治療を受け入れ、そして患者は主体性を失い、無責任になってしまうからである。官僚主義者(と歯科医師)は、ある失敗に対して以前うまくいかなかったのと同じ方法で、さらに強固に対処しているが、これはとんでもないことである。

 

 

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ブラキシズム:11

2022-07-20 | 咬合病・修複歯科関連分野:論文など翻訳紹介

歯科医師・山田忠生

 

交感神経系の活動は、痛みや心理的なストレスと関連していることが示されている。ドーパミンは増加する心拍数や呼吸数とともに、この活動のマーカーとなる。それはセロトニンとともに抹消感作における役割と、痛みを伴う刺激が増大する感覚とを演じることになる。レボドーパ、アンタフェタミン、ニコチンなどのドーパミン作動性システムの生産を活発にさせ、喫煙者が非喫煙者に比較してブラキシズムが2倍多いことを説明するのに役立つ。また、遺伝がドーパミンやセロトニンの生産に役割を演じている。研究によれば、夜間のブラキシズムに苦しむ人々の21~50%が、その家族も子ども時代に同じ問題で苦しんでいたことを明らかにしている。関連するメカニズムは、まだ非常に不透明ではあるが、多くの仮設は人格のタイプ、ストレスの多い環境、抑圧された感情、そして欲求不満であることを示唆している。私が好む仮説は、意識下と無意識下との間に存在する緊張の中にあるというものである。この仮説によれば、浅い睡眠中に、私たちの夢と日常生活との間に存在する相違が筋肉の緊張として具体化されるということである。

 

 

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デンタル・コミュニケーション:132

2022-07-15 | デンタル・コミュニケーション

歯科医師・山田忠生

 

第2回の区切り、つまり患者の処置が終わったときには、1)最後の話、2)生活上の指示、3)患者との別れの3つの要因がある。

最後の話では、あなたが聴き及んだことや実行したことを簡潔に通覧する。どこまで治療が完了したかをまとめることである。新しく情報を与えるのではなく、患者との関係を積極的な方向で評価するべきなのである。とりわけ、批判的なことや、あなたの努力を卑下するようなことは口にするべきではない。最後の話はその患者に適したものであり、その上に楽観的なものでなくてはならない。

生活上の指示は、患者に建設的な経過ウを立てさせるものである。生活上の指示と、助言をするということは異なっている。生活上の指示は、歯科医学に立脚したものでなくてはならない。助言とか予測とか、その人の感じ程度のものであり、誰にでもできるものである。生活上の指示は専門家がその知識をもって与えるものであり、誰にでもできるものではない。

 

 

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