山田歯科エクセレンスクリニック:山田忠生の歯医者人生&文化活動人生

■ホームページ検索 ⇒ yamadashika-ec.com
■ゆめ機構・代表 

歯科診業パンキー哲理:32

2013-01-04 | パンキーフィロソフィ:日本語版山田忠生新
宝塚仁川/山田歯科エクセレンスクリニック 歯科医師・山田忠生


Dr.ハリースミスと出会ってから学会終了後も1週間、一緒に過ごすためにスケジュールを調整した。ある日の午後、私が彼の技工士の許を訪れたとき、アガ・ハーンのリハビリテーションをしている模型を見せてもらった。アガ・ハーンは世界有数の富豪の一人である。毎年、彼の誕生日には臣下の者が、彼の体重と等しい金や貴金属を献上している。Dr.ハリースミスはちょうど彼の治療が終わったところで、私にはとてもすばらしい仕事だと思えた。私たちはあまり考えようとしないだろうが、今日行っていることは疑いもなく50年後から見ればどうしようもなく思えるはずである。

ある日、Dr.ハリースミスが運転手つきのロールス・ロイスで迎えに来た。それは借り物だと思ったが、Dr.ハリースミスによればアガ・ハーンが歯を救ったことに対しての休暇プレゼントとして、彼に贈ったとのことだった。それこそが感謝だと思った。その日の午後、私たちはベルサイユで開かれた学会後のカクテル・パーティに参加し、第1次世界大戦の和平条約が締結されたときのテーブルでシャンパンを飲んだ。

学会終了後の1週間、私は起きている時間はすべて、Dr.ハリースミスと過ごした。ちょうど私の父であってもおかしくない年齢で、彼には息子がいなくて娘が一人いるだけなので、私を養子にしたようなものだった。私のために何かをしてやりたいと思っていることが感じられた。ある日の朝、患者とのコミュニケーションについて話をしていたが、彼はこう話した。「それで、あなたはボスワースのコースを受けたのですか。」



コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« TOKYO-NEWYORKコンセプト19... | トップ | 「兵庫口福寄席」事業 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

パンキーフィロソフィ:日本語版山田忠生新」カテゴリの最新記事