ゴールデン・リタイアーズ

S20年生、後期高齢ゾーン、人生最終コーナー「遊行期」の
徒然残日写真録

170424 故郷やどちらをみても山笑ふ:正岡子規。人間が大自然に笑われているというわけではないが・・・

2017年04月24日 | 俳句

 俳句という趣味はいまひとつものにならない。毎日曜日朝6時35分からのNHK俳句や、民放木曜夜7時のパレバトなど俳句番組をみたり、2~3年前はユーキャンの俳句講座を受けたりしたが、理屈抜きに毎日1句をつくるとか、そういった継続性においてどうも今一、気がはいらない。投句などしてみて取り上げられたりしたらやる気が出てくるのかもしれないがよくわからない。

 俳句とは有季定型。5・7・5の定まった型に季節の言葉季語をいれた日本独自の世界1短い短詩型文芸ということになる。季語を入れることにより作者と読み手にまずは共通のイメージを醸成し共感しあえるキーワードとなる。「山が気持ちよく笑っているいい春がきたな、故郷はいいな」と正岡子規がつくづく想う。早く病気がよくなって山野をあるきたいね!・・と

 梅も桜も終わって周りは緑にうめつくされ始めた。若葉青葉がどんどん芽吹いて新緑の5月を迎えようとしてる。一番気持ちのよい季節だ。そんな春の山の明るい様を「山笑う」という。春の季語である。中国の山水画家、郭煕(かくき)の「春山端冶にして笑ふがごとく」から派生した季語。夏は山滴る、秋は山装う、冬は山眠るというわけ。それぞれが夏、秋、冬の季語となっている。

わが家の周辺の宝満山はまさに山笑ふ、大笑いしている感がする。

そして多種多様な緑のグラデュエイションが美しい

そんな中、北朝鮮とアメリカがにらみあい中国がどうしたものかと思案中。フランス大統領選にも女トランプがでてきたりして世界はしっちゃかめっちゃか。そんな懲りない人間どもを大自然が笑っているようにもみえる、「山笑ふ」春である。


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