観測にまつわる問題

政治ブログ。政策中心。「タワマン」「保険」「相続」「医者の給与」「国民年金」を考察する予定。

憲法廃止法案を通すって可能性も・・・

2017-05-02 23:04:16 | 政策関連メモ
憲法改正、賛否が拮抗 施行70年、改憲支持伸びる(2017/5/2 20:38 日本経済新聞)

>日本国憲法は3日、1947年の施行から70年を迎える。日本経済新聞社とテレビ東京が憲法記念日を前に世論調査を実施したところ、憲法改正について「現状のままでよい」が46%、「改正すべきだ」が45%で拮抗した。昨年4月の調査と比べると、現状維持が4ポイント減って改憲支持が5ポイント増え、その差が縮まった。

マスコミ批判もいいですが、ネットが世論調査をちゃんとする訳じゃないですからね・・・。取材をちゃんとする訳でもありません。マスコミ批判は理解できる部分はありますが、それを鵜呑みにするのも生産的じゃないですね。ともかく、安倍政権が憲法改正を掲げながら、消極的に見えたのは理由があってのことでしょう。議会で通せたとしても国民投票で負ける訳にはいかないからです。何処まで正確か分かりませんが、イーブンの結果はとても楽観できるものではありません。筆者は改正やりたい派なんで、ひいき目にどうしても見てしまいます。まぁ憲法改正の重要性は国民一般に分かり難いところはあるんでしょう。

筆者にはこんなアイディアもあります(自分の知る範囲ではこれを言った人は見たことありません)。憲法廃止法案を通して(有効に機能してきた憲法を無効にするのは無理があります)、新憲法を制定したらどうかってアイディアですが。参院改革を参院で3分の2取って通すのが無理だからどうしたらいいのか考えて思いついたんですが。邪道ですが、自衛隊設立の時も押し切りましたからね。日本人が政治のことをあまり真面目に考えず暮らせて幸せだと思いますが、北朝鮮を含む諸国民の正義を信頼して、ポジティブリストの警察的軍隊で、抑止力(相手に対する反撃能力)も整備せず、厳しい国際社会を生き残ってこられたのが不思議なくらいです。ホント滅びても知りませんよ・・・。やれることはやって、言えることは言っている訳ですから・・・。手順は踏むべきだし、無茶は言ってないつもりですが、このぐらいの邪道は容認した方がいいと思います。

>安倍晋三首相が再登板した後の2013年4月は改憲支持が56%と現状維持の28%を上回った。14年4月は改憲支持と現状維持が44%で並び、16年4月は現状維持が50%で改憲支持は40%。集団的自衛権の行使を認める安全保障関連法をめぐる議論が活発になり、改憲への慎重論が広がったとみられていた。今年、賛否拮抗に戻ったのは安保法論議が薄れたことが背景との見方が出ている。

安保法案のマスコミ・左翼の反対は効果あったんですね。だから、止められない。9条2項改正を言い出せば、また妄想を爆発させて反対することが目に見えています。筆者は分かり易く焦点を絞るのがいいと思います。①日本を守るため(海外で戦争はまだ早い)②攻撃能力がないと抑止できない(今まではアメリカに頼ってただけ。何時までもアメリカ頼みではいけない)③自衛隊は警察的で奇異な「軍隊」・・・これぐらいでしょうか?安保法案で国民の批判が高まったのは多分分かりにくかったからでしょう。分かりにくいと妄想を広げる余地が出てきます(そうしないと腑に落ちないからです)。憲法全体の改正に焦点が当たるとまた分かりにくくなりませんかね?日本を守るために軍隊が必要、賛成か反対か、北朝鮮の攻撃を思いとどまらせるために北朝鮮に対する攻撃能力は必要か必要でないか、必要だとしてアメリカに依存していいのか、警察的歪な軍隊で十分な戦闘能力を確保できるかどうか、仮に北朝鮮が攻めてきたとして、戦闘能力が抑えられた軍隊でいいのかどうか、そういう質問ありきで、憲法9条2項の改正を問うてみれば違った可能性もあるでしょう。軍国主義ガーは妄想に過ぎませんが、そういう煽りをする勢力を決して侮るべきでもないんでしょう。

>年代別で見ると30代、40代、50代は改憲支持が5割を超えた。60代は賛否がほぼ拮抗。18~29歳と70歳以上は現状維持が改憲支持を上回る。

働き盛りが一番頼りになりますね。若者は意外と問題が良く分かってない。勉強不足・経験不足でしょう。抽象的なことが苦手なんですかね?引退世代も心もとないですね。これまで上手くいっていたじゃないかって発想でしょうか?変わる状況に対応できていない感じです。

安倍首相が情報漏れに激怒

2017-05-02 22:44:15 | 日記
北朝鮮情勢緊迫で箝口令 情報漏れにピリピリ…安倍・トランプ電話会談を非公表に(産経ニュース 2017.5.2 22:17)

>政府が安倍晋三首相とトランプ米大統領との電話会談の公表を見送った背景には、情報漏れを嫌う米側に対する配慮がある。会談直前に自衛艦による米軍艦艇の防護が事前報道されたことに安倍首相も激怒。北朝鮮をめぐる情勢が緊迫の度を増す中で、首相官邸は関係省庁に厳しい箝口令を敷いている。

>外務省幹部は首脳間の電話会談の扱いについて「全部公表するのは日本ぐらいだ。欧米諸国は首脳が頻繁にやりとりしているが、明らかにしていないものも多い」と語る。

なるほど、事前報道が問題だった訳ですね。腑に落ちました。記録にとって、後日公表するとか、やりようはありますよね。手がバレちゃ駆け引きはできません(北に報道を通じて日本の行動が筒抜けになります)。アメリカや安倍首相の懸念は当然と言えます。

何を秘密として何を公開するか真摯な議論が必要でしょう。隠ぺい体質ガーで批判するだけは卒業した方がいいです(事実上のスパイにしか見えません)。逆も言えますけどね。秘密保護法の時も総論反対で煽る勢力がいたでしょう。安倍政権が完璧とも言いませんが、秘密にするべき点があるというグローバルスタンダードを認識しているだけでも、総論反対の方々よりはマシだと言えます。実際問題、反対の人が煽るほど独裁者でもないでしょう。

米艦防護は稲田防衛相の命令らしい

2017-05-02 21:42:37 | メディア
ちょっと前に、米艦防護のニュースがありましたが、あれはどうも稲田防衛相の命令らしいです。自分が普段目にしている保守系のニュースではその辺が良く分からなかったのですが、うちの新聞はアカと名高い(失礼)愛媛新聞(左翼じゃありませんが親がとっています。日経新聞から確か原発の時に腹を立て変えましたw)ですが、その辺は書かれていた(普段読みませんが一面だったので目に入りました)ので、筆者は知っていましたが、あまり情報が偏ると危険であることは間違いないと思います(気をつけねばなりません)。考えてみれば、防衛大臣の命令というのが順当なんでしょうが、安倍首相の指示や前から決まっていたルーチンという可能性もある訳で、わざわざこれまでやらなかった米艦防護を誰が考え実行に移したかというのが重要なニュースである訳です(安保法制がある以上、法的にはこれまでにできたことです)。

海自の米艦防護、初実施へ(2017年4月30日(日)(共同通信)愛媛新聞ONLINE)

稲田防衛大臣の発想だとすれば、中々じゃないでしょうか。素人防衛相というのも不安もありますが、北朝鮮のミサイル発射騒動に打てる手を打っていると思います。同盟の片務性がアメリカの日本に対する長年の不満ですから、北朝鮮危機にあたって(日本には抑止の体制がなく反撃はアメリカ頼みです)、同盟の深化を確認することは無駄ではないでしょう。訓練しないと有事に対応できませんし、北に日米の結束を伝える意味もあると思います。インサイダーは従来の考え方に囚われ易いですし、アウトサイダーなりの発想に期待しましょう。涙とかで叩いちゃって保守派は気まずいのかな?考え過ぎなのかもしれませんが。まぁ別に稲田防衛相が兵士として戦う訳でもありません(作戦を考える訳でもありません。統幕とかプロが考えます)。日本の防衛体制は確立したものではないので、運用に長けているのもいいのですが、体制を整える上で政治力が必要になってくるでしょう。最近目立ちませんが、安部首相の後継とも目されてきた人なので、筆者は期待したいと思います。

日本の政治家は愛国心をアピールする保守政治家ぐらいでちょうどいいと思いますよ。さっき書きましたが、日本の政治家はあまり国籍や忠誠心を問われないので、気をつけないとあさっての方向に日本を誘導する政治家が首相になりかねません(てか、もうやっちゃいましたがw)。

問題は稲田氏は財務省との関わりが深いと言われており、経済面で安倍首相のように上手くやれないかもしれないということです。防衛大臣を続けたら、安倍首相の後継にはちょっと間に合わないかもしれませんよね(勿論今の局面で防衛大臣が変わることはいいことだとは思いません)。別に国民投票で自民党総裁を選ぶ訳じゃありませんが、国民に待望論がないと、議員や党員も推しにくいでしょう。

後継候補と言えば岸田外相ですが、安倍外交が華々し過ぎて、岸田外相自身の考えが分かりにくいところはあると思います。勿論安倍首相の方針に従うべきなのですが、安倍首相の考えを咀嚼して、独自のアイディアを出せるかも問われるのではないでしょうか?まぁ内々には出していてそれが評価されているのかもしれませんが、国民に伝わらないと待望論が生まれないところはあると思います。議院内閣制と言えど、世論は軽視できないですからね。


普通の国の忠誠心

2017-05-02 20:41:59 | 日記
積んだ状態だった「蓮舫「二重国籍」のデタラメ」(八幡和郎/飛鳥新社)に言及します(GWで時間に余裕ができました)。といっても、憲法改正論議がスタートしたようですので(民進党も参加)、蓮舫代表を追及するというスタイルにはしません。民進党さんが考えることだと思います。

普通の国(と言っても欧米中心ですが)では、国籍・国に対する忠誠心というのは、政治家に問われる重要なテーマです。

>それ(筆者註:二重国籍)を隠すなど論外だというのが世界的な常識だ(24p)。

>外国系の政治家も多く見てきた。彼らがフランスへの愛着と忠誠を涙ぐましいばかりに表明し実践していることを知っている(25p)。

>アメリカ大統領選挙でも候補者の出自やそれが及ぼす国家への忠誠度についての疑念は、いつも中心的なテーマになっている(25p)。(筆者註:トランプがオバマの出生に拘ったこと、テッド・クルーズのカナダ生まれを指摘したことは記憶に新しい)

何故問題なのかは各自考えればいいと思いますが、日産の社員でもある人をトヨタの社長・取締役にする訳にもいかないと例えれば、分かり易いでしょうか?国粋主義とは関係ないんですね。そう思えてしまうのだとすれば、戦後左翼脳だからと言うより他ありません。民主党が東アジア共同体をとか二重国籍を認めようなどと言ったりしてきたのは、戦後レジームとズブズブだったからに他なりません。自民党も国籍要件はある分民進党よりマシですが、二重国籍議員がいたこと自体、戦後レジームと無関係ではなかったことの証左と言えます。日本には、国籍を問う姿勢(匿名コメントの国籍を問うのはナンセンスというより他ありませんがw)、国に対する忠誠心を問う姿勢が足りないんでしょう。別に外国籍差別・二重国籍者差別(法的に疑問ですが)をしようっていうんじゃありませんよ?政治家や国家公務員にとって国籍や忠誠心が重要だろうと言っているだけです。

こうしたことはそういう教育を受けてないんですから、ボトムアップの発想からは中々出てこないと思います。日本人も流され易い感じですが(二重国籍問題は有耶無耶になりつつあります)、問題意識のある人が折に触れて言及して、少しづつ改革していくより他ないんでしょう。

ジジイの小言

2017-05-02 20:29:41 | 日記
今時のネットしかやらない若い保守派は憲法改正の重要性が分からないんですかね・・・。移民反対も大いに結構ですが、移民ガー、チョンガーだけだと将来が心配ですよ。少しは勉強しましょう(ジジイの小言)。安倍首相が憲法改正に意欲を示したことは、日本が戦後長年の課題を解決できるかできないかの歴史上の分かれ目になり得ると思うのですが、どうも反応が薄くて残念です。

まだまだですね

2017-05-02 19:47:01 | 日記
まぁ別にこのブログの内容を隅から隅まで全部覚えてくれとは勿論全然思っていませんが、全然読んでない奴が意見を言うのは失礼過ぎますよね。論調が保守(右でも何でもいいのですが)なのは、少しでもこういうことに関心があれば誰でも分かる訳で、「イメージじゃない」って言われても、別に保守政治家になる訳でも、保守派の論客として顔を売ってメシを食う訳でもないので、そんなことはどうでもいい訳です。そういうことも何度か書いているはずですが。それを読んでないのはまぁいいとしても、人の思想信条を良く知りもしないのに一々変えようとするとか、軽薄に過ぎると思います。どうせ左翼の嫌がらせなんでしょうが。相手をするのが悪いっていうのは分かります。安倍首相のツイッターでも思いだして精神修養したいと思います。これでも昔に比べれば、嫌がらせにイライラしなくなっているのですが、まだまだですね。