観測にまつわる問題

政治ブログ。政策中心。「保険」「相続」「医者の給与」「国民年金」を考察する予定。

八ッ場ダム中止がムダ遣い、計画は続行すべし

2010-02-03 17:00:55 | 護憲勢力と仲間達
MSN産経ニュース(群馬県、八ツ場ダムの生活再建事業入札開始 政府は見直し示唆 中止なら混乱も)
http://sankei.jp.msn.com/politics/local/100201/lcl1002011144002-n1.htm

>湖面1号橋をめぐっては、1月24日に開かれた地元住民と前原誠司国土交通相との意見交換会で、住民側が「生活再建に絶対に必要」と主張。これに対し、前原国交相は同橋建設への明言を避け、同月29日には、同省の三日月大造政務官が群馬県を訪れ、大沢正明知事らに入札見直しを示唆するなどしており

この問題は、民主党が軽率にマニフェストで中止を明言したことに端を発します。「ムダ遣い」の代表例として八ツ場ダムを挙げており、余計に費用が掛かるなら、中止の根拠はそれだけでも無くなるはずです。読売新聞(政治2009年9月22日03時07分)にもマニフェストに載せたり載せなかったり根拠があやふやと指摘する記事があります。鳩山って人が動いたそうで、取り消しにくいわけだ。

根拠なく国が中止を明言しているのがそもそもの問題だってことですよ。公共事業=悪の図式か何だか知りませんが、住民側が心無い批難を浴びたという記事もありました。風評被害を止めるためにも、国民一般に分かるように中止の根拠を明示する責任があるはずです。事業を停止するなら、それからでしょう。民主党のメンツを守るために政府があるわけじゃあ在りません。中止撤回かせめて検討中にすればどうです?

八ッ場ダム総工費が嵩んだこと、工期が延びたことに関して言えば、未来のことは分からないというしかないと思います。公共事業批判の激しさもあって、自民党は惨敗し下野しました。もうある意味責任は取っています。生活再建事業は残っている住民の希望通り実施するべきでしょう。

八ツ場ダム→ロクな根拠なく、民主党は中止を掲げる。中止がムダ遣いだという指摘が直ぐに出たものの耳を貸さず、今に至るまでマニフェストの間違いに頬かむりしたまま、コソコソ中止の下慣らしを続ける。

普天間問題→ロクな根拠なく、民主党は見直しに動く。名護市長選では県外移設派候補を推薦。勝利に関与する。このまま、北部振興策がタダ取りされるのではないかとの懸念がある。自民党政権下ではジリジリ動いていた(そうだ)。

小1虐待死の事件のフォロー

2010-02-03 15:44:25 | メディア
毎日jp
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20100203k0000e040064000c.html?inb=ra

1月27日に取り扱った小1虐待死の事件ですが、私に慎重さを欠いた部分があったのでフォローしておきます。

>海渡君は9月以降、85日ある出席日数のうち31日間を欠席していた。昨年12月にも度々、担任教諭が家を訪ねたが、海渡君には会えなかった。虐待の実態を誰もつかめず、幼い命を救えなかった。連携不足を指摘された国や都、区はようやく再発防止に動き出した。

この記事を見ても「1月に入っても始業式から20日まで登校していなかった。それでも学校側は「虐待がある」とは受け止めていなかった。」との読売新聞の文言は生きているとは思いますし、(一度は殴った事実を知りながら)「会えない」で引き下がったの?という疑問も当然残りますが、教師・学校・教育を糾弾するかのような書き方は慎重ではなかったようです。

乗りかかった船ですから、この事件自体もフォローしておきます。

>「パパにぶたれた。ママは見ていて何も言わない」。昨年9月、治療に行った歯科医院で顔や太もものあざの理由を聞かれ、海渡君は医師に打ち明けた。医師は区のこども家庭支援センターに通報。区からの連絡で、家庭訪問をした校長らは「二度と殴らない」という健二容疑者の言葉を信じた。

一度信じるのはいいとしても、その後たびたび長く休むという実態があって、虐待の実態が掴めないというのが、やはり全く不可解です。「連携不足」などという言葉で済まされることですかね。暴力に鈍感なんだかどうだか、記事を見るだけでは分かりかねますが。

>3日で発生から10日たつが、傷害致死容疑で送検された両親は警視庁の調べに「ご飯を食べるのが遅いので、しつけのためにやった」と供述し続けている。

>警視庁小岩署によると、遺体にはあざのほかにも、熱した金属を押しつけられてできたようなやけどの跡も多数あった。

しつけで人が死ぬかという話です。私は必ずしもしつけは否定はしませんが、しつけはその子が社会で生きていくためにやるものでしょう。何度も何度も学校を休ませておいて、あげくのはてに殺してしまって、しつけなんてよく言えたもんだと思います。こういうのをモンスターペアレントと言うんでしょう。

たまたまミスで不記載

2010-02-03 14:40:53 | 政局・政治情勢
MSN産経ニュース(鈴木宗男氏、「メールで辞めた」の前原国交相に「自分で首を締めただけ」)
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/100203/stt1002031337003-n1.htm

>鈴木氏はさらに「小沢氏が法律的にやましいことはないと明確に言っている。これ以上の説明責任はない。秘書がたまたまミスで不記載したことは分けて考えるべきだ。小沢さんに幹事長を辞めろというのは酷な話だと思う」と小沢氏を擁護した。

法律的責任は今検察が調べている最中です。話はまだまだ終わらない。これから何が出てくるかも分からない。しかも、小沢氏は違反があってもこれまでは行政指導で何とかなってきたと言わんばかりの主張を既にしている(本当に潔白なら、政治的影響・選挙妨害の主張などしない)。小沢氏自身の言葉でも虚偽記載をしたという法律違反の認識は分かるというものだ(意味もなく虚偽記載をするとも思っていない)。今更たまたま不記載なんて言い分を誰が信じる。「公約は膏薬」などと国民を愚弄するような発言をする男は本当に嘘まみれだなとつくづく思う。

政治家どうし騙しあいでもあるのかと思って、去年少し同情したことを後悔している。もうさっさと辞めてほしい。

ムネオ氏も「たまたまミスで不記載」などと舐めたこと言わない方がいいですよ。ムネオ氏自身の言葉の信頼性が落ちてしまいますから。

ブーメランは回る

2010-02-03 13:17:07 | メディア
MSN産経ニュース(礼賛、思い出話、居眠り…緊張感ゼロ“お遊戯国会” )
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100203/plc1002031029004-n1.htm

悪代官と与力がいるような気はしますが、気にしない。

>「鳩山内閣が新しい政治を着実に実現していく年が今始まった。いよいよ民主党の出番が来たのです!」※民主党の輿石東参院議員会長

今まで何をしていたんだい?

>民主党の輿石東参院議員会長は参院本会議場の壇上でいきなりこう切り出した。小沢氏の「左大臣」と言われるだけに、小沢氏の事件も、鳩山由紀夫首相の偽装献金事件もなかったかのように振る舞い、夏の参院選に向け、「全力を挙げて勝利することを誓う」と気勢を上げた。

「左大臣」って「誰がうまいことを言えと」(紹介しているだけですが)。左派組合体質の嫌なところを代表している、そんなイメージの輿石氏。「教育が選挙の争点。いよいよ日教組の出番だ」(MSN産経2010.1.7)の言葉通りに頑張っていただきたい。

>井上氏(※公明党幹事長)は「日本が進むべき方向は『人道の先進国』だ。これこそ首相の言う『命を守る政治』が結実した国の姿だ」と同調を求めたが、首相は「命を守る平成22年度予算案は広義の人道の追求と通ずる」と言っただけで、ガンジーの「ガ」も触れなかった。

>ガンジーの「ガ」も触れなかった

ちょっと首相、首相!「労働なき富」で自爆したからって、それはない。・・・私なりに追い討ちをかけると、「理念なき政治」も散々選挙至上だろとツッコんでますし、「道徳なき商業」もマルチ!とか言いたくなりますが、「人格なき教育」をここはクローズアップしたいところです。足下がグラついたことに気がついて逃げたということでしょうか。

以下略。「お遊戯国会」を指摘するこの記事自体が「お遊戯記事」のような気がしてならない。