村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

巻子本古今和歌集

2022-08-08 23:58:51 | 覚えたい古筆

覚えておきたい古筆のひとつ

巻子本古今和歌集
カンスボンコキンワカシュウ
平安時代後期
(12世紀初め)
『古今和歌集』の古写本。
巻子装。
伝称筆者は源俊頼。
書風などから藤原定実を筆者とするのがほぼ定説である。
平安古筆の代表的遺品の一つ。
仮名序(巻頭)は大倉集古館蔵、国宝
元は『古今和歌集』20巻に
仮名序を加えた計21巻として
制作されたとみられる。
(ウィキペディアより)

何年か前だが大倉集古館の
仮名序の修復完成の展覧会に
行った記憶がある
鮮やかな料紙を何枚も繋げてあり
その美しい色が平安時代のものだとは
信じられなかった記憶がある
あれがそうだったんだ

源俊頼とは
ミナモトノ トシヨリ
[生]天喜3(1055)頃
[没]大治4(1129)頃
平安時代後期の歌人。
経信の子で俊恵 の父。
従四位上木工頭。
藤原基俊と相対した歌壇の権威で,
寛治3 (1089) 年の『寛子扇歌合』以下
多数の歌合に出詠したり判者となった。
『堀河百首』や『永久百首』の作者の一人でもある。
『金葉和歌集』の撰者で,
勅撰集に新風をもたらし,
歌学書『俊頼髄脳』の著述もある。
私家集に『散木奇歌集』があり,
『金葉和歌集』以下の勅撰集に 210首近く入集。
伝俊頼筆『古今集』断巻がある。

藤原定実 とは
フジワラノ サダザネ
?-? 
平安時代後期の官吏,書家。
藤原伊房(これふさ)の長男。
従四位上,土佐権守となる。
世尊寺家4代の能書で,
鳥羽天皇大嘗会の屏風色紙形をかいた。
「元永本古今和歌集」
「西本願寺本三十六人集(人麿集,貫之集上)」などが真跡と推定されている。
元永2年(1119)出家。

今日はギラギラ熱い
夏休みの暑さ
トンボや蝶が飛んでるので
そっと撮った 写真だ

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「粘葉本和漢朗詠集」デッチョウボン ワカンロウエイシュウ

2022-07-09 23:10:39 | 覚えたい古筆

和漢朗詠集は
もともとは
藤原道長の娘の
威子イシ入内ジュダイの際の
引き出物の屏風絵に添える歌として
撰集され、
のちに
公任の娘が藤原教通(道長五男)と
婚姻を結ぶ際の引き出物として、
朗詠に適した和漢の詩文を
達筆で知られる藤原行成が清書し、
それを冊子として装幀されたものといわれている。


「粘葉本和漢朗詠集」
デッチョウボン ワカンロウエイシュウ
「権跡朗詠ゴンセキロウエイ」ともいわれる。
料紙は中国渡来の装飾紙・唐紙
上下2冊
明治11年(1878)近衛家献上。
文字は楷書・行書・草書をまぜ,仮名を加える。
料紙は
布目,綾目の茶,赤,藍,黄などの各色に
唐草,雲鶴,亀甲,唐花,野菊,
鳳凰丸の文様を雲母摺 キラズリした
唐紙を用い,
華美を尽している。
古筆の典型とされている。(ウィキペディア)

写真は定家像

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久松切ヒサマツギレ

2022-06-24 23:53:53 | 覚えたい古筆

ひらひらと挙コゾるあふぎや雲の峰 芭蕉

 覚えたい古筆
 久松切ヒサマツギレとは
伊予国松山の久松家に伝来した
和漢朗詠集
元は巻子本で上下二巻
時代は平安時代 12世紀
伝承筆者は藤原行成筆
料紙は
金銀の砂子に飛雲
上巻は断簡となり美術館や個人蔵
下巻は巻子で出光美術館蔵

今日は銀座で茶会
道具が素晴らしく
眼が喜ぶ
薄茶二服頂戴し
喉も喜び
ついつい にやける

写真は銀座の角
ちょっと通りすぎたが
戻って撮った

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伊予切イヨギレとは

2021-06-12 22:29:25 | 覚えたい古筆

 伊予切イヨギレは
伊予、今の愛媛県の西条松平家に伝わる
大正13年売立て
題ごとに分割

内容は「和漢朗詠集」
伝承筆者は藤原行成
粘葉装の冊子本
飛び雲
雲母の砂子
字形は整い
点画はおだやか、
線は繊細
変化少なく
洗練されて
伸びやか

高野切も書き手は三名と言われ
それぞれ一種、二種、三種とあるが
この伊予切も三種の手があり
やはり
一種、二種、三種言われるそうだ

今日は写真にあるように
大手町の自衛隊大規模接種会場へ行ってきた
自分はワクチン一回目を済ませたが
妹と親戚の敏子ちゃん
二人の付き添いで東京駅から会場までのシャトルバスに乗る
皇居前広場を見ながら
大手町緑道公園までドライブ
促されるまま受付まで行き
それから
はいコチラ
次はアチラへと
大勢の案内の方々の誘導で
出口までたどり着いた
それからシャトルバスでまた東京駅
ましてバスは
はとバスだから
ちょっとした小旅行の気分
帰りのバスで隣に座られた紳士から
このまま皇居一周でもしてくれたら
嬉しいですなぁ
まことに同感
緑色の風が気持ち良かった

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高野切コウヤギレ

2021-04-10 20:13:53 | 覚えたい古筆

お習字で高野切を臨書している

高野切コウヤギレ
高野山文殊院に巻九の断簡が伝来している。
古今和歌集を書写。

古今和歌集は二十巻。
醍醐天皇の勅命で和歌では初めての勅撰和歌集。
『万葉集』に撰ばれなかった
古い時代の歌から
撰者たちの時代までの和歌を撰んで編纂し、
延喜5年(905年)4月18日に奏上された。

高野切は
古今和歌集の書写本で
一番古いと言われている。
古今和歌集(905~)の撰者は
紀友則、紀貫之、凡河内躬恒、壬生忠岑の4人。

伝承筆者は
紀貫之(870?~945?)だが
高野切の書写年代は
二の手の筆者推定から導き出してみると、
十一世紀半ばとなり
紀貫之ではあり得ない。
一の手と三の手も
二の手の時代の人物となりうる。

推定される筆者は
一の手は女性(佐理の娘)か、藤原行経
二の手は源兼行
三の手は藤原公経

お習字も実際に筆を持つよりも
こうして、あれこれ時代や内容を
知るのが私は楽しみであるが、
忘れるのも得意ゆえに
知ってもすぐ影かたちなく消え去る。
能書きを調べてばかりで満足して、
本を眺めて実際の臨書は全くはかどらない。
結局一文字も書かず
墨さえ擦らず
とほほ

写真はむかしむかし
松風様から頂戴したもの
風になびいている鯉
生きている

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小島切コジマキレ

2021-03-27 23:22:18 | 覚えたい古筆

覚えよう古筆
今日は「小島切コジマキレ」
伝承筆者は、小野道風オノノミチカゼ
すぐれた書跡であると→小野道風といわれる
小島切の内容は
「斎宮女御集サイグウニョウゴシュウ」の切。

へたてける-
けしきをみれは-
やまふきの-
はなこころとも-
いひつへきかな
斎宮女御

斎宮女御は小野道風よりもやや後の人。
三十六歌仙の一人。
もとは粘葉装デッチョウソウの冊子本。
4丁の残欠本が残る。
料紙は飛雲の小さい飛雲紙・表裏両面に雲母の砂子
サイズ:縦22.3×横16.2cm
名前は所持者
小島宗真が所蔵していたことから。
1面9行または10行書き、
8行書きや11行書きもあります。
特徴は。
自由に速く書き流し。
概ね整った字形。
線は繊細で、筆力あり。
連綿は長く巧妙。
たくさんの文字を続けて書いてある。

今日は整体へ
体ほぐし
ほぐれた気がした
写真はお弟子様から頂いた
サツマイモ
ユキアカリ
安納芋
紅なんとか
美味ぞ

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亀山切カメヤマギレ

2021-01-09 22:18:58 | 覚えたい古筆

亀山切は、
平安時代中期に書写された。
『古今和歌集』巻一・二・四の写本の断簡。諸家に分蔵。
17紙39首の和歌を収める。
丹波国亀山(京都府亀岡市)の藩主・松平家に伝来し、
のち鈍翁らが所蔵した。
伝承筆者は紀貫之、藤原行成。
料紙は雲母振りに薄藍の繊維を漉き込んだ雲紙。
藍が自然で美しい。
筆跡は優雅で気品に満ち繊細で流動的。
文字に省略が多く読みづらい。
今度、亀山切の臨書をしよう

12/23にネットで年越し蕎麦を注目した
すぐ来るかと思ったが
年末になってもこない
やっと届いた
写真がそのお蕎麦
もちろん蕎麦つゆもついてきた

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寸松庵色紙

2020-12-26 23:01:50 | 覚えたい古筆

三色紙は
継色紙・伝小野道風
升色紙・伝藤原行成
寸松庵色紙・伝紀貫之
うち
寸松庵色紙スンショウアンシキシは
唐紙を粘葉綴した冊子 
「古今和歌集」四季の歌が書かれる
所蔵は
前田育徳会
遠山記念館
五島美術館
畠山記念館ほか

料紙は唐紙
白、赤、藍、茶などの紙に
亀甲、花襷タスキ、獅子唐草、双鳳凰唐草、
牡丹唐草、相生唐草、雲鶴、瓜文様などを
雲母摺キラズリしたもの

近世の初め、その断簡36枚が
堺の南宗寺の襖に貼られていたが、
うち12枚を佐久間将監実勝(1570―1642)が掌中にし、
歌意を描いた扇面とともに
手鑑テカガミに仕立てて愛蔵、
没後は菩提寺である大徳寺塔頭竜光院の茶室・寸松庵に納められた。

畠山記念館と文化庁の寸松庵色紙は
その扇面と色紙が共に整って
掛け物になっている

写真は
掛け布団をくぐり抜け
炬燵にもぐり込み
顔だけ出している
うちの猫

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重之集シゲユキシュウ

2020-11-29 23:07:12 | 覚えたい古筆

写真は
日本名筆選10
「重之集シゲユキシュウ」
伝藤原行成フジワラノユキナリ筆

源重之ミナモトノシゲユキ
(生歿年未詳)の家集。
三十六歌仙の一人
重之が帯刀先生タチハキノセンジョウの任にあった時、
東宮(のちの冷泉天皇)に新たに詠んで献じた。
春・夏・秋・冬各20首、恋・恨各10首、
および「かずのほかにたてまつれる」2首をあわせた
102首の歌。
 綴葉装テツヨウソウの冊子本。
雲母キラを一面に撒いた
淡い藍の打曇りのある料紙。
流麗な筆致。
前半は歌を2行書。
後半は散らし書き。
平安時代 11世紀 
徳川美術館蔵

表紙は福田喜兵衛氏料紙提供とあった

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五島美術館 寸松庵色紙スンショウアンシキシ

2020-11-07 22:59:19 | 覚えたい古筆

今日は午後から朝日カルチャーへ
月に一度「崩し字の読み方」に通っている
今日は寸松庵色紙スンショウアンシキシの読み

寸松庵色紙は平安時代の古筆
色紙の大きさは
縦12.9cm〜13.3cm、
横12.3cm〜12.8cm
もとは古今和歌集が書かれた粘葉装冊子デッチョウソウサッシ
升色紙、継色紙とともに三色紙のひとつ

ウイキペディアによると
佐久間実勝将監の茶室
寸松庵に一部伝来したことからこの名がある。
もと和泉国南宗寺の襖に
36葉の断簡が張られていたが、
将監がその内の12枚を
江月宗玩を介して
烏丸光広から入手し、
1枚ごとに
その歌意を土佐光則に描かせた
金地扇面画を添えて帖に仕立てた。
中国渡来の唐紙を用いており、
色は白、薄縹、黄丹、薄茶などで、
何れも布目が打たれ、
文様も変化に富んでいる。
この色紙が有名になったのち、
南宗寺から同種のものが出てきて、
現在約40枚あるといわれている。
一般的にはこれらすべてを
『寸松庵色紙』と呼んでいるが、
最初の12枚だけが『寸松庵色紙』で、
あとのものは「『寸松庵色紙』と同種のもの」
というべきだと主張する人もいる。
色紙とその歌意を表した扇面画が
ともに伝来するものは四例ある。
そのうち、2003年に
重要文化財に指定された
一葉(しものたて)は、
色紙とその歌意を表した扇面画とを
同じ台紙に張り、
掛幅に表装したものである。
書風は典麗高雅。
線は勁ツヨく緩急自在の変化は見事で、
古来、散らし書きの絶品といわれる。
散らし方に大体2通りあり、
1つは
上下または左右に
2段に分けて散らしたもの、
1つは
4行または5行を
扇の骨のように
上を広く下を狭く書いている。
後者の散らし方は
『寸松庵色紙』独特のもので、
素朴な自然さの中に
何とも言えぬ落ち着きを見せている。

朝日カルチャーが終わったら
上野毛の五島美術館へ
寸松庵色紙を観に

現在の展覧会は
開館60周年記念名品展Ⅴ
「平安の書画」ー古筆・絵巻・歌仙絵ー
2020年11月3日[火・祝]-11月29日[日]

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栂尾切トガノオギレ

2020-11-02 23:02:05 | 覚えたい古筆

「栂尾切」は
万葉集最古写本の『桂本万葉集』
巻四の断簡。
伝称筆者は源順ミナモトノシタゴウ(911~983)とされ。
料紙は、
茶染紙に金銀泥で
草花・鳥・流水の下絵の
装飾料紙を用いる。
華麗な装飾料紙と、
漢字・仮名とも優麗典雅、
気品の高い書風は、
王朝貴族の美意識を反映。
書道史上に重要な作品であり、
併せて平安時代中期の書写になる
『万葉集』の現存最古 写本の断簡として
国文学上にも貴重なものである。

五島美術館では
明日から
十一月二十九日まで
開館六十周年記念名品展Ⅴ
「平安の書画」
古筆・絵巻・歌仙絵

写真は友人が送ってくれたもの

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升色紙マスシキシ

2020-10-10 21:47:09 | 覚えたい古筆

今日は朝日カルチャー
午前中なのでお昼までに終わり
1時前には家に帰れた

三色紙サンサキシとは、
平安時代屈指の
「かな書」の名筆(古筆)
『継色紙』、
『寸松庵色紙』、
『升色紙』

そのひとつ
升色紙マスシキシは、
元は清原深養父キヨハラノフカヤブの歌集を書写した
冊子本であったが、
後に分割され、
現在は殆ど掛物に改装されている。
料紙の升の形からこの名がある。
料紙は高野切とほぼ同じ
鳥の子の白紙、
淡藍紙、染紙、雲紙
などを用いているが、
すべて雲母が蒔かれていて高雅である

優雅婉麗な書風で
平安朝の名にふさわしい趣がある。
文字は宛転して滞るところがなく、
古筆の中で最も細く
品のよい線が用いられ、
散らしの美しさも優れている。
線がふっくらとして
実に艶美な感じを与えるが、
濃淡の変化の際立った墨つぎと、
太い線と細い線を絡ませてゆく技巧とが、
この色紙に一段と精彩を添えている。
なお、歌行頭の斜線(合点)や
「古」などの書入れは
藤原定家によるもので、
かつては彼の所有品であったことがわかる。
大きさは、縦13.7cm〜13.8cm、横11.8cm。
現存数はおよそ30点。
個人蔵が多く、
他に東京国立博物館、
三井記念美術館、
畠山記念館、
五島美術館、
藤田美術館、
湯木美術館、
白鶴美術館(古筆手鑑所収)、
文化庁(古筆手鑑『かりがね帖』(重要文化財)所収)など、
諸家分蔵。
(ウイキペディアヨリ)

写真はお謡のお稽古に行った木曜日
道を曲がった近くにあった
ドルチェ&ガッバーナの
お店らしい
最近よく口ずさむ歌
香水

別に君を求めてないけど
横にいられると思い出す
君のドルチェ&ガッバーナの香水のせいだよ

ここしか知らないけど

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高野切コウヤギレ

2020-10-06 23:25:09 | 覚えたい古筆

今日はお習字教室
暑くもなく寒くもなく
お勉強にはちょうど良い
まさに芸術の秋だ

写真は
何といっても高野切と
大先生から届いた仮名の添削

仮名の頂点は高野切だが
私はまだ10級
先は遥か遠く長いが
やらないよりは
良いだろう


高野切は
1049頃に書かれたという
『古今和歌集』の最古の写本の一つ。
高野山に伝来したので
この名があるといわれる。
20巻と序が完備していたと推定されるが,
現在は9巻分しか残っていない。
書かせたのは
道長の子の藤原頼道のようだ
筆者は三名
それが誰か現在は
まだ決定ではないが

一の手は
藤原行成の子の藤原行経

同じ手の筆者と思われるものに
大字和漢朗詠集、
深窓秘抄(藤田美術館)、
和歌躰十種(東博)、
歌仙歌合(和泉市久保惣記念美術館)

二の手の筆者は
源兼行、
同じ筆者と思われるものに
平等院鳳凰堂壁画色紙型、
桂本万葉集(御物)、
雲紙本和漢朗詠集(三の丸)、
関戸本和漢朗詠集切(諸家)、

三の手は
藤原公経、
粘葉本和漢朗詠集(三の丸尚古館)、
元暦校本万葉集第一(東博)、
伊予切・和漢朗詠集の断簡、(諸家)、
近衛本和漢朗詠集(陽明文庫)、
蓬莱切未詳(諸家)、
法輪寺切、和漢朗詠集写本の断簡(諸家)

お習字は今日で締切
納得するような文字はとうてい書けないが
どこかであきらめて
提出した
それでもそれなりに
達成感はある
それを味わいつ
次月もガンバロウ

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鳥ノ下絵切トリノシタエギレ

2020-08-29 23:12:07 | 覚えたい古筆

伝 光明皇后御筆 鳥ノ下絵切
古筆名葉集に
「香紙墨字金卦小鳥草花ノ下絵アリ
丁字吹更紗手上手ナリ」
とあるものである
この経の類切に
蝶鳥下絵のがある。
用紙は共に香紙であるが、
蝶鳥下絵のは
鳥下絵切よりも
色が薄くて鮮やかである。


今日はお習字のお稽古日
あらたに紫兎先生が見えた
バスに乗られて午後1時お着きになった
御年86歳まだまだお元気だ
日頃から筆でお手紙も書かれるので
森金先生も驚く美麗文字
漢字半紙かな半紙や細字
疲れないからと次々と進まれ
四時までお稽古なさった
紫兎先生に森金先生
私めも先生と呼ばれて
右も左も先生ばかり
互いに先生と声をかけ
はいと返事するも先生
それに気付いて笑った
紫兎先生は
久しぶりのお習字は
とても楽しいと
活き活きなさってる
お茶とはまた異なる楽しみ
私は硯と墨と折りあい悪く
水っぽく黒くならず
うまく文字が書けない
それでも今日の結果を
取っておかないと
やっと硬筆文字を三枚書いた
比べて見ると
前回書いたのこりの方が
どうしても上手に見える
どちらが良いですか
と比べていると
森金先生に指摘された
疑いなく前回自分で書いた
と思っていたものは
先生の先生つまり大先生の
私めへのお手本用だった
てっきり自分で書いたと信じ切っていたのに
ショック
そういえば当たり前だが上手
まして落款が
自分の書きぶりと全く異なる
ショック ショック
鑑識眼不足
集中力不足
まあ次回に期待しよう

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紫切ムラサキギレ

2020-08-23 21:55:25 | 覚えたい古筆

伝菅原道真スガワラミチザネ筆 紫切ムラサキギレ

書写時代 書写地の
何処であるにかかはらず、
紫紙金泥経シシキンジキンデイキョウは
すべて紫切と称して、
菅原道真公筆と
いひならはしている。
平安時代の貴婦人は
紫紙金泥経を持経ジキョウ
としていたようである。

写真は
『押す』をおすと
シュルシュル
パーンと
花火の音と
チカチカと花火が光る

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