村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

出光美術館 歌仙と古筆

2018-06-30 23:07:21 | 美術館・博物館
出光美術館にて
人麿影供900年 歌仙と古筆
展覧会が7/22まで開催中

出光美術館には午前11時到着
土曜日だが
思いの外すいていた
展示品を見ながらお喋りしていると
すぐに
静かにしてくださいと
係りの人に叱られるから
静かにまわる

今日はKEIKOちゃんとふたり
KEIKOちゃんは最近美術趣味になって
日曜日美術館
美の巨人たち
ぶらぶら美術館などの
テレビは必ず見るとのこと
私より詳しい時もあるが
今回は古筆と歌仙なので
見所などちょっと知らせたい
いちばんきれいな文字は
それは高野切
いちばんきれいな紙は
石山切
冷泉為恭のお顔はきれい なのよ
とかね

まあさらっと観て
しっかり小洞天でお昼を食べ
そのあとソフトクリームと珈琲
ゆっくりお喋り
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梢に夏の蔭

2018-06-29 22:47:30 | 短歌・俳句の事
新古今和歌集
白河院

庭の面は
月もらぬまで
なりにけり
梢に夏の
蔭茂りつつ

今日
関東は梅雨があけた
昨日遅くまでサッカーを見て疲れた
疲れをとるため
昼寝
あついから
ぬるい生活をしてる
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日をのみ暮らす

2018-06-28 22:42:51 | Weblog
つくづくと
軒のしずくをながめつつ
日をのみ暮らす
五月雨の頃
西行

梅雨のさなかだが
雨は降っていない

今日は
木曜稽古の予定だったが
誰も稽古に来なくて
おやすみ

日がな一日
テレビをゆっくり見たり
本も読めた
昼寝も出来て
夜中は
テレビでサッカー観戦だ
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小夜ふけて

2018-06-28 04:00:41 | 村雨庵 稽古 
今日は水曜稽古
掛けものは
清風動脩竹
清風 脩竹を動かす

この禅語を聞くと
さやさやと竹が風に揺れる風景が
頭に浮かぶ
竹があまりに細く
その葉は繊細であり
僅かの風にも揺らぐ

今日の菓子は
「岩もる水」という菓子
冷しておいた
意味ありげな銘だ
岩よりしみ出でる
冷たい水
清らかで貴重な水
ありがたい水だ

小夜ふけて
岩もる水の音聞けば
涼しくなりぬ
うたたねの床
(式子内親王 玉葉集夏)

山の井の
岩もる水に影みれば
淺ましげにも
なりにける哉
(右兵衛督伊通 金葉和歌集)
拙ブログ2014の7/23から


今日は暑かった
隣の部屋は冷房きつめにしておき
こちらの稽古場には
扇風機を回していた
夜になって
気がつくと首は回っていたが
プロペラは動ごいていない
道理で
暑かったはずだ

扇風機は
壊れた
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星月夜 ほしづくよ

2018-06-26 23:01:49 | 紫廼茶話会
戸口まで送って出れば星月夜 子規

今日は紫兎先生のお稽古
掛けものは
慈鎮の歌と歌仙画の色紙が
対で貼られている

慈鎮は慈円か
慈円ジエン
1155~1225
平安末鎌倉初期の天台僧
歴史書『愚管抄』を著す
諡号は慈鎮和尚、
通称に吉水ヨシミズ僧正、
父は藤原忠通、
母は藤原仲光女加賀、
九条兼実は同母兄


花はソロリに木槿と縞芦

写真のお菓子は
亀屋清永製
季節限定の 「星づく夜」
パッションフルーツリキュールとレモンを
使ってあるようだ
爽やかな香りと味
見た目も綺麗
食べると幸せな気分になった
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三島江ミシマエの

2018-06-26 01:11:43 | お勉強
今日は
月に一度の
やきもののお勉強
今回から朝鮮の焼き物
韓国の歴史と地理のこと
韓ドラの時代劇で自然と
勉強しているので私目は
大まかはわかると思っているが
さてどうだろう

高麗は仏教
李朝は儒教ということ
やきものは
高麗は青磁、高麗象篏青磁
李朝はまずは三島
詳しくは粉引 無地刷毛目
刷毛目三島 絵三島
掻き落し三島 彫三島
三作三島 花三島
他にも色々ある

三島と言えば
新古今和歌集に

三島江ミシマエの
入江の真薦マコモ
雨降れば
いとど
しをれて
刈る人もなし
大納言経信


三島江は歌枕で
「淀の玉江」として、
淀川の自然を代表する歌枕だそうな

三島江の入江に生えている
まこもは
五月雨の雨に濡れ果てて
とても萎シオれてしまえば
刈る人はいない

作者の大納言経信とは
源経信ミナモトノツネノブ
[1016~1097]
平安後期の公卿・歌人。
源俊頼の父。
桂大納言・帥(そち)大納言とよばれる。
博識多芸で、詩歌・管弦に長じ、
藤原公任と並んで
三舟の才と称された。
家集「大納言経信集」、
歌論書「難後拾遺」、
日記「帥記」。
(デジタル大辞泉の解説)
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五月雨の雲の絶え間

2018-06-25 00:31:50 | 短歌・俳句の事
五月雨の
雲の絶え間を
ながめつつ
窓より西に
月をまつかな
(新古今和歌集)
 荒木田氏良

荒木田氏良アラキダウジヨシ
1153-1222

何百年もの昔でも
今と同じように
窓から月を眺めている


梅雨だというのに雨は降らない
サカチカさんがお昼頃来てくれた
道具を出して
札をつけて
風呂敷に包んで完成

夜はサッカー観戦だ
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葉守の神

2018-06-23 23:57:18 | 短歌・俳句の事
玉柏
茂りにけりな
五月雨に
葉守の神の
しめはふるまで
藤原基俊

葉守の神とは
樹木を守護する神。
カシワやナラなどに宿るという。

しめはふるまで とは
注連縄シメナワを張るまで


藤原 基俊フジワラノモトトシ
1060~1142
平安時代後期の公家・歌人。
父は右大臣藤原俊家。

藤原氏の主流である藤原北家の出身で
藤原道長の曾孫にあるが、
官位には恵まれず
従五位上左衛門佐にとどまった。
1138年(保延4年)に出家し、
覚舜(かくしゅん)と称した。
(ウィキペディアより)
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短き夜半

2018-06-23 00:10:54 | 短歌・俳句の事
五月闇
みじかき夜半の
うたた寝に 
花橘の袖に涼しき
    新古今和歌集       慈円 

慈円=じえん
1154~1225
大僧正
天台座主


夜がいちばん短いという
夏至も過ぎた
これからどんどん暑くなるのだろう

お昼頃
内科のクリニックへ行って
薬をもらって
そのあと区役所へ
国民健康保険の限度額認定適用書をもらう
足が痛く歩いて帰れないので
帰りタクシーを待っていたが
全く空車が来ない
いつものタクシー会社に電話
すぐに来た

止められないね
これも
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雨そそぐ

2018-06-22 01:23:50 | 村雨庵 稽古 
雨そそく
花たちばなに風過ぎて
山ほととぎす
雲に鳴くなり
藤原俊成


今日は木曜稽古
しとしと梅雨の雨模様のなか
お昼頃からぼちぼち
お弟子様がみえた
現在ゼミに参加しているお弟子様が三名いる
ゼミの日が近ずくと
月ごとの
その科目の予習や
終われば復習をする
私も十年以上前に通ったが
なんといっても
早起きが大変だった
お弟子様たちも
具体的な目的に向かい
集中してお稽古ができるので
理解して
身につく
はず
楽しみにしている
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蛍の掛けもの

2018-06-20 23:54:40 | 村雨庵 稽古 
今日は外は雨
水曜稽古だが
雨だからお休みしますという
お弟子様からのメール
転んでもいけない
無理をしないこと

午前十一時から
さわわさん
続いて
ナミさんが見えた

掛けものは
そろそろ蛍を掛けようかと
探した

坂正臣バンマサオミ
1855~1931
歌人、書家。
名古屋市生
幼名、政之介、
字は従叟、号は茅田、観石、桃坪など、
居を樅屋と称す。
* 和歌を富樫広厚に学ぶ。
* 鶴岡八幡宮、伊勢神宮などに奉仕。
* 宮内省御歌所に入り、
宮廷歌人として皇族たちに
和歌や書を教えた。
* 華族女学校教授、御歌所寄人等を歴任。
* 穏健な親しみやすい仮名で、
女子用書道教科書の手本を書いた


和歌は
蛍の歌

行路蛍
  大江正臣
つと乞わむ
子らが為にと
帰るさの
田中の道に
狩るほたるかな

土産をお願いされて
子供らの為にと探し
帰るみちの
田んぼの道沿いで
ほたる狩りをした
きっと子らは喜ぶことだろう
こんなにきれいに蛍が光ってるから



表具は色竹屋町の一文字
露芝紋様の中回し
本紙は霞引きの料紙
万葉仮名の流麗な文字が美しい
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青田に涼む

2018-06-19 23:52:50 | Weblog
楽しさや青田に涼む水の音 芭蕉


今日は月に一度の茶の稽古
ながたん姫はおやすみ
何となくさみしいが
次回は出席
稽古の帰りは
トンカツ屋へみんなで寄る
久しぶりにヒレかつを食べた
キャベツも山盛り
美味
そして珈琲屋へ移動らしいが
私は帰ることにした
お勉強も楽しい


さて今日のお勉強は
先生から掛け軸のお話しをたっぷり伺った
講義を受けてあとの
小習いの軸かざりのお勉強
巻き緒や巻き紙の扱い
無駄のない美しい先生の手元から
目を離せない

あとは各々繰り返し勉強し
自分の体に染み込ませること
修練すること

頑張ろう
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常夏の花

2018-06-18 23:14:54 | 能・謡
塵をだに
据ゑじとぞ思ふ
咲きしより
妹と我が寝る
とこなつの花
凡河内躬恒オウシコウチミツネ

今日は久しぶりにお謡のお稽古
このところ休んでいるので
同じ箇所ばかりお稽古して
怠けている
練習期間が長かったので
しっくり勉強できた はずだが
二、三ヶ所音が取れず直された


朝は大阪で地震があった
ついテレビばかりみてしまう
不安だ
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百敷モモシキを

2018-06-17 23:10:14 | 文の会
わかるれど
あひも惜しまぬ
もゝしきを
見ざらむことや
何かかなしき
(後撰和歌集 離別 伊勢)
大和物語の第一段の歌だ

「ももしき」は
漢字では「百敷」
皇居、宮中を指す言葉


今日は文の会
古典の音読会だ
会員は三名
いつものイタリアンで11時半待ち合わせ
ワインとおつまみ
サラダをとる
パスタを二種とドリア
今日は以上でひとり2,200円で
満足


竹取物語と伊勢物語が終わり
大和物語に入り二ヶ月目だ

大和物語ヤマトモノガタリは
平安中期の歌物語。
作者未詳。
天暦(947~957)ごろの成立、
のち増補されたといわれる。
和歌を主とし、
恋愛・伝説などを主題とする
170余編の説話を収録。
(デジタル大辞泉の解説)

わりと面白い
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年の経ぬれば

2018-06-16 23:14:17 | 短歌・俳句の事
今までに
忘れぬ人は世にもあらじ
おのがさまざま
年のへぬれば(業平集)

今になってみると、
忘れずにいる人など、
誰もいなくなりました
私もあなたも
お互いの長い人生をそれぞれに
過ごしてきたのですから

てな
ことで

今日の予定は
美容院へ行くこと
夕方五時に予約した
髪を切ることだけでなく
お願いしている四十歳の
男性の先生と
何名かのスタッフの若い人達とわずかでも
会話をかわす

若い人達は
将来の甘い夢や希望を抱いては
精一杯背筋を伸ばし
細い足で立っている

美容院へ行くと
若かった自分を思い出して
美容院へ行くのがちょっと楽しみだ

髪をカットするのはだいたい
40日位あけて予約するのだが
今回は早めにした
次は7月16日
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