村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

春雨ぞふる

2019-02-28 23:16:40 | 村雨庵 稽古 
ながめする
みどりの空もかき曇り
徒然まさる
春雨ぞふる
俊成

木曜稽古
二月最後の稽古日
お昼から始まり
夜は七ちゃんの大炉の稽古
終わると夜十時過ぎ
ずっと雨が降っていた
雨が降ると
猫は寝てばかり
うちのミーちゃんも
ごらんの通り
眠たい顔
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軒端の梅

2019-02-27 23:31:54 | 村雨庵 稽古 
今日は村雨庵の水曜稽古
明日のお稽古で大炉はおしまい
逆勝手は頭を使うから
早く本勝手に戻りたい

題材がないので
上手くないが 私めの
二月の短歌を三首

春の夜の
梅見えずとも
その香りは隠れず
とうたう謡のせりふ

きさらぎの
茶会の花は梅の花
菓子に茶碗も
梅がほころぶ

梅の枝は茶席の花ぞ
「勅なればいともかしこし」
の和歌口ずさむ

村雨庵


写真は最近買ったお菓子
メカブの酢漬けと
生姜のチップ
お煎餅とか甘いのよりは
良いかしらと買ってみた
まだ食べてない




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春の園

2019-02-26 23:04:45 | 短歌・俳句の事
写真は
紫兎先生のお人形
すぐ
この歌を思い浮かべた

春の園
紅にほふ桃の花
下照る道に出で立つ乙女

万葉集
大伴家持

いいねぇ
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御本茶碗とは

2019-02-25 22:22:23 | Weblog
今日は
お茶碗研究会
1月は私めの具合が悪く
おやすみしたし
12月は講義が無かったのでおやすみ
今日は
3ヶ月ぶりの参加
先生ともお久しぶりで
お目にかかり嬉しい


今月のお勉強は
「御本茶碗」
御本はお手本とか見本のことであり
そのようなものを示して
朝鮮へお茶碗を注文した
古くは利休の頃からあったのだが
所謂「御本茶碗」とは
遠州の時代に
釜山の和館窯
釜山窯で焼いた茶碗のこと

釜山窯とは
寛永16年(1639)
対馬の領主宗氏が
釜山の和館に築いた陶窯。御本茶碗を製造した。
享保2年(1717)廃窯。
和館窯。
(デジタル大辞泉ヨリ)

寛永16年(1639)から
享保2年(1717)までの78年の間
御本茶碗は日本に渡ってきた
御本茶碗には
御本立鶴、
御本雲鶴、
御本三島、
御本堅手、
絵御本、
御本半使、
御本御所丸、
御本金海、
御本呉器、
砂御本
などがある

燔師には
大浦林斎、
中山意三、
船橋玄悦、
中庭茂三、
波多野重右衛門、
宮川道二、
松村弥平太、
平山意春
がいた

写真の映画は
骨董屋の話らしい
見たかったのだが
縁がなかった
嘘八百が
罷り通るというのか
骨董の世界は
難し



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「しおり」 とは

2019-02-24 23:13:01 | 文の会
今日は文の会

お食事してお喋りして
一時間くらい日本古典全集の本を読む
今は大和物語を読んでいる
お喋りの声とは違い
本を読むと
声が出ない
だんだん調子に乗ってくると
そろそろ会もお終いの時間がくるのだ

大和物語54段 
源宗于ミナモトノムネユキの三男にあたる人が、
博打をして、
親にも兄弟にも憎まれたので、
足の向くのに任せて、
みやこを出て余所の国へいった。
その時、親しい友達のもとへ
詠んで届けた和歌。

しをりして 
ゆく旅なれど
かりそめの 
いのち知らねば
かへりしもせじじ

しをりして とは
枝を折って帰りの道しるべとしておくこと
帰りの事をおもいしおりしながら行く旅だが
替えれないかも知れない
というような意味か
博打をしてとあり
この頃既に博打があり
家を出ることが
あったのかと
感心


「しおり」 とは
しおり【栞∥枝折】
栞は一般的には村人が山道などで,
帰路の道しるべ(道標)として
木の枝を折りかけたものとされている。
草や紙などを目じるしとなる木の枝に
結んでおく方法もある。 
読みさしの本に挟んでおく栞もまた
帰路の道しるべの一種である。
ただしそれは,読者が
読みさしの本に帰るときの道しるべである。
また〈……の栞〉という形の道しるべもある。
ここでは帰路という意味は消えて,
道しるべの意味だけが残っている。
(世界大百科事典 第2版の解説)

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折りつれば

2019-02-23 20:57:37 | 茶事 茶会 
折りつれば
袖こそにほへ梅の花
ありとやここに
鶯の鳴く
読み人知らず



昨日の夜は
着物で美味しいお料理に
美味しいお酒
素敵な夜咄だったが
今日は 大違い
起床は10時 朝寝坊
昼間も映画のビデオを見ながら
また昼寝
頭はボーッと
体はだらり
怠惰な一日も
アッと過ぎる
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梅香る夜咄の茶事

2019-02-22 23:44:00 | 茶事 茶会 
今日は夜になると雨が降るから
傘を必ず持つようにと言われた
席入は午後四時
まだ露地は明るいが
待合でお汁粉を頂戴し
席に入ると
床の間に手燭と短檠の灯りだ
前茶のあと初炭
懐石
中立するともう
暗くなっていた

カンショウをひとつ打ち残し
手燭の交換
後入
続き薄茶
とめ炭

幽玄の世界
灯火を見つめていると
不思議な時間の流れの中
時間が逆戻りしたかのようだ
雨は幸い
茶事の最後まで降らず
良かった

明日からまた
しっかりわが人生を
生き抜こう
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春の山風

2019-02-21 23:55:49 | 村雨庵 稽古 
梅が香を 
夢の枕にさそひきて 
さむる待ちける
春の山風

源実朝



今日は木曜稽古
写真は小松菜とホウレン草をたくさん

お稽古に見えたお弟子様のアイテラ氏の
手作り農園の野菜だ
帰りに毎日小松菜ジュースを飲んでいると言う森金さんに
分けた
有機栽培の緑色が
新鮮で美しい
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東風吹かば

2019-02-20 23:10:45 | 村雨庵 稽古 
東風吹かば
匂い起こせよ梅の花 
主なしとて
春な忘れそ 菅原道真

今日は二月の水曜稽古
掛けものは
一行
無功徳
寄付は
「渡唐天神」狩野有信筆

以下は昨年自分のブログに載せたもの
そのまま写した


狩野有信 カノウアリノブ
1606-? 
江戸前期の画家。
慶長11年生まれ。
狩野探幽の門人。
松平信濃守につかえた。
寛文12年5月13日67歳筆と
しるされたものがある。
号は友閑斎。
( 日本人名大辞典+Plusの解説)


表具は真の行
天神様だからだろう
天満大自在天神
渡唐天神だ

室町時代になるとたくさんの
渡唐天神図が描かれたようだ
唐服に梅の枝を持ち
腰袋をたずさえているとか

菅原道真が夢の中で
径山の無準師範 に参禅し
衣鉢を伝得したという伝説から
多くは道服を着て
両手で梅花を持つ姿を描かれている
と書いてあるものもあった

以上
今日はここまで
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梅が香に

2019-02-19 23:57:48 | 紫廼茶話会
梅が香に 
火のなき火鉢 
ならびけり
久保田万太郎


最近はとみに
忘れっぽい

しなければならないことを
すっかり忘れてしまう

三日前の夜中だ
急に思いだし
茶道具の修理で
お世話になった方に
魚久から糟漬を送った

突然お魚が着いて
何だろうと思われるから
お手紙を書かないとと
その時は思ったが
寝てしまうと
何もかも忘れてしまうらしく
今日
突如気がつき
手紙を書いて投函した
やれやれ

今日は紫兎先生のお茶の稽古日
私は鶯点てを稽古して二時に上がり
そのあとは四時からの予約をしてある
謡の稽古へと向かう

謡の後は
ヨックモックでお菓子を買って
昨年水道管破裂した時に
お世話になったお店に
お礼の挨拶に行き
お菓子を渡す事が出来た

何でもタイミングというのが重要だと
常に思ってはいるのだが
それすら 忘れる

昨年の事だから
もっと早くに
行かなければならないが
家の修理も依頼してあり
何も言って来ないのは
我が家の仕事はちっぽけだから
忘れたのかも と解釈
ところが
今日お話しすると
先方は
2度ほど訪ねたが
留守でしたと
気にはしてくれていたよう
ひとまず
すべきと思ってる事は
無事に終えた

毎週や毎月やって来ること
目先の事は確認や催促されたりして
何とかするのだが
自分の思ってる事はメモしよう

これから
しなければならないことを
書き出す

①四月からのSU会のお茶の稽古
課目と配役
②ある先生の傘寿のご挨拶
③またある先生へご無沙汰のお手紙を書くこと
書くには書いたが
そのメモをなくさないこと
そのメモをちゃんと見ること
それが 重要だが 大丈夫かな
忘れてる事あれば
教えて
何卒 宜しく
コメント (1)
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老の春

2019-02-18 23:36:53 | 短歌・俳句の事
ほうらいの山まつりせむ老の春 蕪村

今日は温かく
久しぶりに近くを歩いた
銀行へ行き
郵便局で振込をして
整形外科でリハビリ
12時を過ぎたので
古い喫茶店でランチ

入ったときはがらがら
サンドイッチと珈琲のセットを頼み
完食してまったりしていると
ドアが開き
お客がどんどん入って来る
狭いお店は
たちまちカウンターまで座席はいっぱい
それまでボーッとしていた女の子
いや女の人が
人が変わったかのように
テキパキと動き
注文を取り
また運ぶ

レジで支払うときに
「俊敏に動いていたね」というと
「何故かいつも急にお客様がいっぱい見えるのですよ」
そうか 案外 慣れているのか
スイッチが入ると
無駄な動きがなく
頭がくるくる回転して
若々しく
その動作も美しい
見ていても
好ましかった
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「なづさひけりな」

2019-02-17 23:04:16 | 短歌・俳句の事
すぎてゆく
羽風なつかし
鶯よ
なづさひけりな
梅の立枝に
西行

なづさひけりな
とは
「なずさわる」
慣れ親しむ、なじむ、こと
馴れてまつわりつく こと


今日は用事の無い日曜日
ずっと気になっていた税金の確定申告
書類を揃えて
お願いしている会計事務所さんへ渡す
用意をするだけなのだが
あっちこっちから領収書を集める
毎年のことなのに
何故か保管場所が一定でない
それも
老眼鏡を掛けないと
領収書の数字や文字が見えないから
何かと手間取る
去年は入院をしたので医療費がだいぶある
月毎に揃えたりするものの
すぐ疲れてやめた
明日 頑張ろう

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サカチカさん還暦の茶事

2019-02-16 23:47:01 | 茶事 茶会 
今日は茶事
正午茶事
お弟子のサカチカさんの
還暦の茶事に招かれた


お客様は五名
紫兎先生
想望庵様
松籟庵様
草苑庵様と私め
水屋に森金さんとクマショウさんが入り
常のように懐石を出す

正客は本来なら紫兎先生だが
気楽に参加なさりたいと
ご次客になられ
正客の席は松籟庵様が就かれた
沢山のお道具を持たれ
茶事もよくなさる
お話しもお上手
お詰はいつもならば
想望庵様の独壇場だが
今日は三客に座られた
私めは四客

懐石の後
お菓子は亭主手作りのこなし
銘「梅衣」
濃茶は一保堂「雲門の昔」
塩野のお菓子で薄茶を二服
茶亊の四時間はアッというまだ
目出度い茶事ゆえに
華やかなお召し物で集い
お淑やかで優雅な一会になった

たとえ亭主やお客様は同じでも
茶事はそれぞれ一期一会
一期は 一生に
一会は 一つの茶亊
ひとつとて同じ茶事はない
一生に一度の事だ
心を尽くし
もてなしなさい
先人はそう仰った

だからこそ
茶事は楽しい
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道の灯火

2019-02-15 23:02:20 | Weblog
消残ケシノコる 
みちのともし火
暁の 
雪に照れるも
さびしかりけり

樋口一葉

午前中 雪が降った
すぐ止んでしまったが
窓越しに雪がふわりふわり
曇りガラスに雪が舞う様子は
綺麗だった

雪とは
氷の結晶が
空から降下してくる気象現象、
またはその氷晶の集合体のこと

淡雪、薄雪、粉雪、細雪、どか雪、べた雪、
ぼたん雪、綿雪などの表現がある
(ウィキペディアより)

今日は寒いが
明日は暖かいそうな
気温変化が厳しいと
体調がついていけない
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葱白く

2019-02-14 23:19:21 | 村雨庵 稽古 
葱白く洗ひたてたる寒さ哉 芭蕉

 
今日は木曜稽古
夜の部に七ちゃん一人
大炉だけ開けて
もうひとつは畳で塞ぐ
大炉の初炭
濃茶と薄茶

初めての大炉の点前だが
頗る上手
若いって いいね

写真の椿の名前は
「香り姫」
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