伝 光明皇后御筆 鳥ノ下絵切
古筆名葉集に
「香紙墨字金卦小鳥草花ノ下絵アリ
丁字吹更紗手上手ナリ」
とあるものである
この経の類切に
蝶鳥下絵のがある。
用紙は共に香紙であるが、
蝶鳥下絵のは
鳥下絵切よりも
色が薄くて鮮やかである。
今日はお習字のお稽古日
あらたに紫兎先生が見えた
バスに乗られて午後1時お着きになった
御年86歳まだまだお元気だ
日頃から筆でお手紙も書かれるので
森金先生も驚く美麗文字
漢字半紙かな半紙や細字
疲れないからと次々と進まれ
四時までお稽古なさった
紫兎先生に森金先生
私めも先生と呼ばれて
右も左も先生ばかり
互いに先生と声をかけ
はいと返事するも先生
それに気付いて笑った
紫兎先生は
久しぶりのお習字は
とても楽しいと
活き活きなさってる
お茶とはまた異なる楽しみ
私は硯と墨と折りあい悪く
水っぽく黒くならず
うまく文字が書けない
それでも今日の結果を
取っておかないと
やっと硬筆文字を三枚書いた
比べて見ると
前回書いたのこりの方が
どうしても上手に見える
どちらが良いですか
と比べていると
森金先生に指摘された
疑いなく前回自分で書いた
と思っていたものは
先生の先生つまり大先生の
私めへのお手本用だった
てっきり自分で書いたと信じ切っていたのに
ショック
そういえば当たり前だが上手
まして落款が
自分の書きぶりと全く異なる
ショック ショック
鑑識眼不足
集中力不足
まあ次回に期待しよう
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