村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

貫道するものは一つ

2019-08-31 23:21:07 | 食事会
出光美術館を出て
有楽町駅もすぐそこ
すれ違った白髪のマダムを
素敵! と思いつつ目で追うと
あれっ知り合いかも
すれ違って2㍍
そのマダムも振り返るではないか
ととなんと
リーフさんとの邂逅
リーフさんキラキラして 素敵だ

今日は文の会の暑気払い
東京會舘のプルニエでランチを予約した
足が悪いから有楽町からタクシー
すぐそこだが痛い足では行けない
車寄せまで乗り付け 係の人に案内され
まあ気分の良いことよ
言うこと無しの フランス料理のランチ
シャンパンとワイン頼むと
お料理代より高価ゆえ
気をつけないと泣くことも
夏の気怠さ気鬱を祓おうと 赤ワイン 
その写真だ


終わればご近所の出光美術館
「奥の細道330年 芭蕉」
8月31日(土)~9月29日(日)

芭蕉の言う
「西行の和歌における,
宗祇の連歌における,雪舟の絵における,
利休が茶における,
其の貫道するものは一なり。」

理想の完璧な一日 ブラボー
と思っていたら
帰りに 一駅乗り越した
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ささがにの

2019-08-30 23:59:13 | 能・謡
ささがにの
玉ぬくいとの
緒をよはみ
風にみだれて
露ぞこぼるる
  源実朝

今日は謡の稽古日
予定では八時半起床
家を出るのは九時半
稽古場に到着するのは十時半過ぎ
友人の稽古もみて
自分は十一時半
終わったらヨックモックで一緒にお昼
二時半に出て
四時の整体予約に間に合わせること

という予定
目が覚めたらなんと殆ど十時
慌てた
急いでしたく
直ぐさま出掛けた

扇オウギを忘れた

スマホを見ると
鳴ったはずの目覚まし
起きれずそのまま3件
取れなかった電話が三本
メールは忘れたがいくつかきてた
それで友人は来れないとのことを知る
三本の電話もその友人
まだ朝ご飯も食べてないのに
お昼はどうしよう
稽古はまあまあ
声も出るようになったと
嬉しいっす

明日は八月晦日
いよいよ新涼灯火シンリョウトウカ
秋の初めの涼しくなり始めたころ=新涼は、
明かりの下で読書をするのに
ふさわしい時期である意。
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宵の月

2019-08-29 22:07:45 | 村雨庵 稽古 
梨の園に人たたずめり宵の月  蕪村

伝物の菓子
四ヶ伝は三つ
行は五つ
真は七つ
菓子のうちひとつは水菓子
今日の稽古に用意した水菓子は
千葉産の梨
ウィキペディアによると
ナシという名前は
「無し」に通じるのでこれを忌んで、
家の庭に植えたがらず
「ありのみ(有りの実)」
と言いかえ また
「無し」という意味を用いて、
盗難に遭わぬよう家の建材にナシを用いて「何も無し」、
鬼門の方角にナシを植えることで「鬼門無し」などと、
利用することもある
とあった

今日は木曜稽古
風邪でFJさんお休みの連絡あり残念なりと
私目だけのしずかなるお昼頃
染物屋さんが丸洗いの着物を届けに来て
開口一番
「おうちに活気があリますね」と言う
まだ誰も来ていないのにだ
少しすると
賑やかなるお弟子様がた順に来て
将にわが家は活気に満ちた
染物屋さんは先が見えるのかしらん
夜に
玄関の開け閉めの際に紛れ込んだのか
蜂のような虫が飛んでる
ソノさんと森金さんも見て
やはり蜂みたいだと言う
ちょっと 怖いぞ
家の中を飛んでどこかへ消えたがまだ家の中だ
それを偶々タマタマ
うちの猫もその蜂らしきが飛ぶ様を見ていた
常のごと釜の始末や道具の片付けも終え
夜は既に十時を過ぎ最後の森金さんとソノさんも帰る
戸締まりをし電気を消しわが部屋へ戻る
猫はついて来ず暗闇の中香箱座りで
ジッとしてる
放っておいて
部屋に戻りガラス戸を閉め
アイスクリーム食べ
テレビを見て頗るリラックス
戸は閉めてもミーちゃんは
いつも自分で開けて来る
暫くすると
戸の外でガタガタ音する
そう言えばいつもの戸を開ける音と違う
どうしたのかと見に行くとわが猫
左手を丸め何か小さい黒い物つかんでる
あの蜂だ
得意げに瀕死の蜂を押さえつけている
でかしたと直ぐさま紙でつまみ
撤収す
もう蜂はナシ気がかりもナシ
目出度し目出度し

写真は帳トバリと灯
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夜の調べ

2019-08-28 23:22:17 | 村雨庵 稽古 
しずかなる
夜の調べの後みえて
帳トバリのうちは
ことに床しき

今日は水曜稽古
かけものは画賛
和歌は冷泉為村筆
記帳に灯火の絵は土佐派

八月最後の週
本勝手
逆勝手
瓶掛けで茶箱

干菓子器は虫籠
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漏りくる月の影

2019-08-27 23:06:14 | 短歌・俳句の事
よみ人しらず
木の間より
漏りくる
月の影見れば 
心づくしの
秋は来にけり


八月最後の週
八月はお稽古がお休みのも多く
のんびりしてる

ビデオに撮っておいた映画3本観る
ニューイヤーズイブ
ハードウェイ
溺れるナイフ
映画は面白い
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心にかゝる月の雨

2019-08-26 23:33:16 | 能・謡
『心にかゝる月の雨』

今お稽古中の謡
「富士太鼓」の詞章

行方知れずになった
太鼓の上手の“富士”を尋ねて
“富士”の妻と子が京都にやってくる
その妻が
(月夜に雨が降る夢)を見た
何となく不安な夢だ

 『身を知る袖の涙かと
 明かしかねたる夜もすがら』
落ち着かぬ気持ちで
急いで京都へとむかうのだが
さてさて
その先はどうなる


ガラガラ声では謡は無理
美しい詞章にホレボレしつつ
謡本を眺めるのみ


今日は予約したいつもの美容院でカットし
そのあと 整形外科
一ヶ月振りだった
何となく用事があり
空いていても
家から出ない
明日も行こうと
今は思っている
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古御所や

2019-08-25 22:57:59 | Weblog
古御所や虫の飛つく金屏風  芭蕉

八月最後の日曜日
朝起きれない
おかしい
風邪は治った筈なのに
まだ少し残ってる
お昼まで寝ていた

写真は昨日のお料理のうち
煮物椀
スッポンの真丈
その美味しいのなんの
来月また
行くことにした
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花火やむ夜の

2019-08-24 23:42:18 | 食事会
水暗し花火やむ夜の人力車  芥川龍之介


久しぶりに紫兎先生のお稽古
先生にお目文字出来
それだけで幸せ
七事式のお稽古の
皆と顔を合わせるのも
嬉しい
終わると
今日は食事会
社中の暑気払い
いつもの京料理
ホントに久しぶり
次々とコースで出てくるお料理に
お酒

京都の玉の光
福井の黒龍
秋田の雪の茅舎
岐阜の百十郎
を二合ずつ
違いを味わって感想を言いつつ
八合を六名で飲む

美味しいお料理に
美味しいお酒
これで風邪も 完治だ
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2019-08-23 23:53:55 | 短歌・俳句の事
下露シタツユの小はぎがもとや蓼タデの花 蕪村


露とは
ロ・ロウ
訓 つゆ
あらわれる・あらわ

意味
①つゆ。水滴。「結露」「夜露」
②つゆのようにはかないもの。「露命」
③おおいがない。「露営」「露天」
④あらわす。さらけ出す。あらわになる。「露出」「暴露(バクロ)」
⑤「露西亜(ロシア)」の略。「露文」

下つき
・雨露(ウロ)・(あめつゆ)
・甘露(カンロ)
・玉露(ギョクロ)
・結露(ケツロ)
・吐露(トロ)
・白露(ハクロ)・(しらつゆ)
・暴露(バクロ)
・発露(ハツロ)
・披露(ヒロウ)

なりたち出典『角川新字源 改訂新版』
形声。雨と、音符路(ロ)とから成る。
「つゆ」の意を表す。

「露」から始まる言葉
△露(あらわ)
△露れる(あらわ-れる)
〈露▲兜樹〉(たこのき)
露(つゆ)
露△隠りの葉月(つゆごもりのはづき)
露払い(つゆはらい)
露悪(ロアク)
露営(ロエイ)
露往霜来(ロオウソウライ)
露見・露顕(ロケン)
露骨(ロコツ)
露座・露▲坐(ロザ)
露地(ロジ)
〈露西亜〉(ロシア)
露宿(ロシュク)
露出(ロシュツ)
露台(ロダイ)
露呈(ロテイ)
露天(ロテン)
露店(ロテン)
露点(ロテン)
露頭(ロトウ)
露命(ロメイ)


雨がたまに降る
金曜日
まだ少し咳き込むが
ほぼ大丈夫
明日は久しぶりのお稽古
そのあと食事会
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ほの三日月

2019-08-22 23:50:42 | 村雨庵 稽古 
涼風やほの三日月の羽黒山  桃青

ご存知
「桃青」とは「はせを」のこと

「はせを」とは
松尾芭蕉のこと
芭蕉は
江戸中期の俳人。
伊賀生。
名は宗房、
別号は桃青・泊船堂・芭蕉庵等。
北村季吟に貞門派を学び、
江戸に下って談林派の感化を受ける。
のち、数度の旅を通して俳諧に
高い文芸性を加えた蕉風を確立する。
元禄7年(1694)旅先の大坂にて歿、51才。
(美術人名辞典ヨリ)

写真の芭蕉の短冊は複製

今日は木曜稽古
咳はまだまだおさまらないが
風邪はなんとか峠を過ぎた
土曜夜には
食事会がある
薬をのむ事必至
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…朝顔の花

2019-08-21 23:18:31 | 村雨庵 稽古 
 寂蓮
ありあけの 
月は残れる 
ひかげにも 
まづかたぶくは 
朝顔の花

 定家
あかつきの 
夢の餘波を 
眺むれば 
これもはかなき 
あさがほの花

朝顔の
デジタル大辞泉の解説をみると
【朝顔】
1 ヒルガオ科の蔓性の一年草。…中略
種子は漢方で牽牛子ケンゴシといい、
緩下剤などに用いる。

東アジアの原産で、
奈良時代に薬用植物として中国から渡来。
江戸初期より園芸植物として栽培され、
多くの品種が作られた。
牽牛花。
槿花。
しののめぐさ。
2 キキョウの別名。〈新撰字鏡〉
3 ムクゲの別名。〈名義抄〉
4 カゲロウ(蜉蝣)の別名。

5 朝顔の花の形をしたもの。…中略
6 朝起きたばかりの顔。
7 襲カサネの色目の名。表裏とも縹ハナダ色。
8 焼き麩をいう女房詞。
源氏物語第20巻の巻名。
朝顔(季語は 秋)

今日は水曜稽古
掛け物は朝顔図と
一行
清坐一味友→
清らかな茶室にて
互いに思いやりつつ
清らかな会話を交わし
茶事にまみえることだ
まだ咳は出るが熱はない
風邪はほぼ
治った
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わが身ひとつの

2019-08-20 23:23:52 | 短歌・俳句の事
 大江千里
露わけし
袂ほすまも
なきものを
など秋風の
またきふくらん

古今集・秋・小倉百人一首
月みれば
ちゞにものこそかなしけれ
わが身ひとつの
秋にはあらねど


大江千里とは
中古三十六歌仙のひとり


午前中にいつものクリックへ
空気清浄器があちこちにあった
薬を貰って
帰りは食パン三斤買い
Hotto Mottoでお弁当も買う
何とか元気になった
時期が来ないと治らない
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一条摂政御集

2019-08-19 23:36:22 | 古筆
一条摂政御集イチジョウセッショウギョシュウ

一条摂政藤原伊尹コレタダの
平安中期の私家集
伝西行筆
13×12,3センチの桝形本

藤原伊尹は謙徳公と称されたので
「謙徳公集」とも言われ
住まいが一条にあり一条摂政と呼ばれた
表紙は定家筆と言われている



写真の真ん中あたりに
百人一首で有名な
「あはれとも
いふべき人は思ほえで
身のいたづらに
なりぬべきかな」
がある

寝てるのも飽きる
今日は是をパラパラめくってる
風邪は大分よくなった
短歌の締め切りだが
健康でないと頭も働かないようで
できあがる短歌も病んで
愚痴ばかり
よくない
今月は欠詠
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ひぐらしの声

2019-08-18 23:36:45 | Weblog
  西行
松風の
音あはれなる
山里に
さびしさ添ふる
ひぐらしの声


ウィキペディアによると蝉の鳴く時間が大別されるという
ニイニイゼミは一日中、
クマゼミとミンミンゼミは午前中、
アブラゼミとツクツクボウシは午後、
ヒグラシは朝

昨日からの熱は漸く下がった
扁桃腺はまだ腫れている
ガラガラ声は直らない
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夏風邪

2019-08-18 00:06:34 | Weblog
風邪をひいた
夏風邪だ

コンコン
ゲホゲホと咳が止まらない
薬をのんで
静かに寝ていよう
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