村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

明日は粽

2019-04-30 23:58:15 | 短歌・俳句の事
今日は平成最後の日
テレビは
令和に変わるその時に向かって
興味深い特別番組が
放映されてる
家に居れば
そのテレビばかり見ているのに違いない
こういう何もない時にこそ
外出すれば良いのだ
からだをほぐし
昨日に続けて今日も整体に行く
見えないような雨が降っていたが
家から歩いて行くことにした
そう思うのは
段々足が強くなってきているのだろう
12分で着いた
上出来だ
整体が終わるとその近くの整形外科へ行き
花の写真を撮りながら
帰りは歩いて帰った

明日は令和元年
村雨庵の五月初風炉だ

明日は粽
難波の枯葉
夢なれや 芭蕉

良い時代になりますように
  
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明日も春

2019-04-29 23:42:03 | お勉強
暮れぬなり
明日も春とは
頼まぬに
猶のこりける
鳥のひとこゑ
藤原定家


今日は
月に一度の焼物の研究会
唐津を勉強した
来月は薩摩だ
お弟子様が二人
古志ちゃんとサカチカさん
と友人が二人
里庵さんと草苑さんが来ていた
お勉強が終わると
どこかで珈琲か何かを食べようと
駅ビルのイタリアンへ行った

今日は整体の予約をしてある
間に合うように
帰るには
あと一時間二十分しかない

時間が足りるだろうかと
思いつつ
頼んだのは
欲望のサラダと
ピザを二枚
それとスパゲッティを
四名でシェアする
最後に珈琲
時間が足りるだろうかと心配したが
四人とも食べるのが
早い
凄く早い
料理が足りないかもと言いつつも
お腹は満腹で
丁度良かった

写真はサフランのピザ
ピザの生地は薄くとても大きく美味
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卯月の空

2019-04-28 23:16:47 | 茶事 茶会 
惜しむとて
春はとまらぬものゆゑに
卯月の空は
厭ふとや見む
俊成


今日は早起きしてタクシーを呼んで
サカチカさんちへ

茶事の水屋を手伝うのだ
下拵えは済んでいる
ただ懐石の順番にお料理を出すのだ
水屋に入るのはとても久しぶりだ
家での茶事はお弟子様がするので
自分がひとりで活躍したのは
松籟庵様の茶事だろう
そうなるといつ頃か
自分のブログを検索すると
出てきた

2015/05/26
松籟庵様の茶事の
水屋を担当
それから一度もやってないけど
検索で過去の茶事茶会のブログを見てると
その時がありありと思い出されて
楽しい

今日の茶事は無事終った
茶事は愉快だ
どの場面にいても面白い
亭主も客も水屋も
それぞれの達成感がある
水屋の事の
細かいことはまたの機会に

写真はうちの海老根蘭
ザクっと切って
サカチカさんのおうちに持って行ったが
伊賀の旅枕に入った花は
鯛釣草と二人静
茶会や茶事の花は
入れる花は少なくとも
水屋には花がいっぱい
それも幸せだ





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春の夕ぐれ

2019-04-27 22:55:48 | 紫廼茶話会
かけひより
青銅の壼に水おつる
音をおもひぬ
春の夕ぐれ
与謝野晶子

今日は
紫兎先生の七事式のお稽古
仙遊ノ式と
貴人清次濃茶次花月

仙遊は時間が掛かるが
全員が花をいける
炭は所望で水次かある
香を二種聞く事ができる
濃茶を全員がのむ
薄茶は花月なので三服

仙遊をすると
濃茶薄茶も炭も香も
ひとごとではなくて
参加している意識が強い

花は全員参加
炭は所望なので水を次ぐ
香を二種 聞く事ができる
濃茶を全員がのむ
薄茶は三服

仙遊をすると
足らないものがない
これだけで満足する気が
私はする
で その分時間が掛かるのだ
迷い無く
出来るようにしっかり覚えよう
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鳥啼き魚の

2019-04-26 23:59:21 | 短歌・俳句の事
行春や鳥啼魚の目は泪 芭蕉

奥の細道へ出立する芭蕉の句だが
春が行くその愁い
出立 旅立の別れの悲しみ
そうだ鳥は空に鳴き
海に川に魚は涙し
過ぎ去り二度と戻らない時を
こうして嘆くのだ

今日は炉の釜を片付け
風炉の釜を出した
炉釜は透木釜と茶飯釜を箱にしまう
とても箱が大きくその上
釜が重い
茶飯釜は蓋が三種類ついているので
これまた嵩張り重い
力仕事するとお腹が減る
焼きそばを大盛で完食した

籠の花入も出した
初風炉の準備は進んでいる
来週の水曜日はもう風炉に変わる
柄杓や蓋置はまだ変えてないが
忘れないようにしよう
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天つ空アマツソラ

2019-04-25 23:51:19 | 短歌・俳句の事
ゆく春の
かたみとおもふを
天つ空
ありあけの月は
かげもたえにき
源実朝

三省堂 大辞林
【天つ空】アマツソラ
①空。大空。あまつみそら。
②遠い所。また,まったく縁がないこと。
③宮中。雲の上。
④心の落ち着かないさま。うわのそら。

晩春の形見と思っている大空に
有明の月が残っていたのだけれど
その姿ももう消えてしまったようだ
と私の解釈


四月は炉塞ぎの月
今日は炉を塞いだ
その後
風炉を三つ出した
眉風炉と道安風炉、唐金環付風炉
茶会用だが少し使った方が
良いだろうと
朝鮮風炉が届いている
明日はこれらの灰を整えよう

炭道具を風炉に変え
炉用の香合はしまった
水指を幾つか出そう
染付 薩摩 瀬戸 御本三島
萩 辰砂と焼きしめ

写真はこの前の日曜日
神楽坂で撮った
小さな空

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炉を塞ぐ

2019-04-24 23:30:58 | 村雨庵 稽古 
この先の
生きる 年月
炉を塞ぐ
鈴木真砂女

今日は水曜稽古
最近入門した鉄人が
朝九時に稽古にやって来るという
それでは稽古の支度を
初めから体験してもらおうと
九時には少し遅れたが
まずは
燃え残りの炭や灰を取り去り
炉中を清めて
灰をふるい綺麗にする
灰の四隅をかきあげ
炉を整えておく
茶事のときはこの上に湿し灰を撒くのだが
稽古の時はただ 埋め香をする
三炭の種火をおき
釜をかける

鉄人は初炭の手前をするから
炭斗灰器を準備する
ここまでに一時間半はかかった
さわわさんが見えたので畳を拭いてもらい
やっと稽古の開始
鉄人は初めての初炭手前
そのあとに薄茶点前をする
まだまだ何もかも
無我夢中であろうが
やらないよりは
やりましょう
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藤波の花

2019-04-23 23:37:12 | 紫廼茶話会
世の常の
色とも見えず雲井まで
立ちのぼりける
藤波の花
源氏物語・宿り木


今日は紫兎先生の茶の稽古
伺う途中の駐車場の隅で見かけた藤の花
見事だ
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花散れば

2019-04-22 23:07:21 | 植物・茶花
花散れば
道やはよけぬ志賀の山
うたて木ずゑを
越ゆる春風
定家

やは=どうして…(であろうか)
うたて=ますますはなはだしく。
志賀=滋賀


写真は縞様のお宅にあった野草

八角蓮ハッカクレン
中国原産の山野草
めぎ科
春になると葉の下に
赤紫色か白色の花が咲く
漢方で解熱剤ともされる
若葉の頃は破れ袋のように
閉じた傘の形で芽吹いて来るようだ

わが庭は今
二人静と宝鐸草ばかり
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行けや春

2019-04-21 23:56:44 | 食事会
行けや春とうと入れたる足拍子 芥川龍之介

今日は神楽坂へ
いつもの文の会を食事会へと変更
鳥鍋を食べに出かけた

写真は飯田橋西口を出て
橋を渡りつつ撮ったもの

中央線総武線の線路
飯田橋の駅ホームの屋根
それから右の奥にボート池が見える
のどかな日曜日
歩いてお店まで五分
人通りが多く
みな楽しそうだ


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春惜しむ

2019-04-20 22:21:06 | 短歌・俳句の事
春惜しむ宿や近江アフミの置火燵 蕪村

この前
京都滋賀の旅行に参加したが
その時も
寒かった


菩提寺の
檀家の旅行
滋賀京都
花見観光
われは重視の
村雨庵

てな下手な短歌を
夜中まで作っていたので
すっかり朝寝坊
起きたらすぐ清書して
郵便を投函に出かける
戻るとブランチ
パンとサラダチキンを焼いて
コンビニの野菜をチン
パンにジャム
ゆっくり美味しい煎茶を
いれて飲むと
このところの疲れが
取れる
癒される

写真の花は
白雪芥子
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糸遊の名残

2019-04-19 23:21:27 | 短歌・俳句の事
入りかかる
日も糸遊カゲロウの
名残かな
芭蕉 

かげろうの漢字に糸があり
日もが紐の縁語

日が沈むのがだいぶ遅くなった
春ももうそろそろ終わりに近い
炉も塞ぐ日も近い
 

今日は午前中予約したひとつ目の病院に
次はバスで駅まで乗る

先月予約したのに忘れてしまった美容院へ
二時半の予約をいれ
いつもの喫茶店でスパゲッティと珈琲
うるさいけど集中するからと
短歌を作る
十首位何とか絞りだし
美容院
そのあとにいつもの整形外科

終わるとタクシーひろって
いつもの内科
すでに五時過ぎた
血液検査し薬を貰って
タクシーで家に帰ると
もう六時半

もう何も出来ない
ブログも書き忘れ
自分の短歌を作るに集中
あと二首
頑張りつつ寝てしまった
病院まわりは
場所の移動だけでなく
とても疲れる
春ももう少し

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タンポポの花束

2019-04-18 23:25:41 | 能・謡
今日は
午前中にお謡のお稽古
六月の発表会の為のお稽古を始めた
私はシテとしての部分を謡い
ワキと地謡を謡ってくださる先生と合わせるのだが
音程が取れず これが難しい
勿論だが先生は一声きいても痺れるような
とても響く良い声でらっしゃる
私目は薄べったくかすれ気味で
遠くまで声が通らない
だからこそ
大きな通る声になり
美しい旋律を流れるように謡いたいと
強く思うのだ
それには
お稽古あるのみ
習い始めはまるでお経だったが
少しは謡いらしくなりつつある
なぜなら
このところの茶事で私は
八寸の際乞われるまま
いとも安直に
「はいそれでは」と謡う事にしている
何事も慣れる事
謡う方も聞く方も慣れると

お稽古が終わるとヨックモックで昼食
今日はまだ朝ごはんを食べていない
サーモンのガレットを頼んだ
サラダと珈琲も付いている
一人
千五百円ちょっとだった

写真は
原宿駅の向こう側
今大きなビルを建てている最中
西洋タンポポが満開で
花束のように咲いていた
原宿は
タンポポもお洒落だ

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見ゆる限りは桜なりけり

2019-04-17 23:16:29 | 紫廼茶話会
吉野山
霞の
奥は
知らねども
見ゆる
限りは
桜なりけり
知紀 画も

自画自賛の筆者は八田知紀

八田知紀 ハッタトモノリ
[1799~1873]
幕末・明治の歌人。
薩摩藩士。
通称、喜左衛門。
号、桃岡。
香川景樹の門人。
維新後、宮内省歌道御用掛となり、
門下に高崎正風らが出た。
家集「しのぶ草」など
(デジタル大辞泉ヨリ)

今日は村雨庵の水曜稽古
釣り釜の鎖を自在に変えてみた
菓子の銘は「花見山」
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雪月花・風流韻事の茶事

2019-04-16 23:16:56 | 茶事 茶会 
今日は
お招き頂き縞様の茶事へ
昨日に続き
ポカポカと茶事日和だ
紫兎先生の所でいつも
一緒にお稽古しているお仲間の
連客は五名
寄付の床は歌仙画と歌の色紙
本席は大徳寺江戸中期の禅僧の一行
豊祥棚に絵高麗の水指
古い出雲の茶入に古萩の茶碗で濃茶
夜寒に嵐山に京薩摩の薄茶茶碗
棗は時代の蒔絵の中棗
四つ碗にての懐石
桜鯛の向付
味噌汁は蓬麩
煮物椀は蟹真丈にこごみ蕨木の芽
やきものは桜鱒
筍と若布と鳥丸
蛍烏賊とうるいの辛子酢味噌
八寸はカラスミと空豆
お酒は「不昧公」
春の豊富な食材が献立に盛り込まれる

煮物椀は輪島塗
雪月花の蒔絵「雪月花」は
日本の自然の美を簡潔に表す言葉だと
理解していたのだが
白楽天の詩の
「雪月花の時に最も君を憶う」
というところの雪月花だと
昨日の茶事で教えて頂いたばかり
今日もその雪月花が登場
元来は漢詩の心情だったのだと
初めて知る
春の桜
秋の月
冬の雪
あと
夕さりの時鳥

茶事は五感を喜ばす
客ならば
一週間
毎日でも大丈夫だが・・・

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