村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

心弱き日 衾フスマ出ず

2022-01-31 22:18:57 | 短歌・俳句の事

寒雀 心弱き日 衾フスマ出ず 石田波郷

衾フスマとは
布などでこしらえ、
寝るときに体をおおう夜具。
よぎ。


今日も一日中
中国のドラマを観ていた
明の永楽帝のころのドラマだが
日本は室町時代、足利義満の頃だ
ドラマの中で
鄭和テイワが遠征から帰って来る場面があり
この頃なのだと認識
【鄭和】 テイワとは
[1371〜1434ころ]
中国、明の武将。
昆陽(雲南省)の人。
本姓は馬。
イスラム教徒。
明初、宦官として燕王(永楽帝)に仕え、
鄭姓を賜った。
1405年以降、7回にわたり
大船団を率いて西方に遠征し、
アフリカ東岸や紅海にまで足跡を残した。と。

寝転んでみてるドラマも
結構
勉強になるね

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現川焼ウツツガワヤキとは

2022-01-30 22:43:05 | 茶道具、古美術、骨董

現川焼ウツツガワヤキ
肥前の国(長崎県)諫早領内の窯場で
元禄五年(1692)五十年間焼かれたもの
肥前古唐津系の
武雄庭木窯の陶工達によって
伝えられたと言われる
土は山土で細かく、
鉄分がある
薄く成形され
白泥で刷毛目文様を施す

明治時代に再興され
現川の窯印を押したが
古い時代のには印が無い
昭和の時代に横石臥牛が復元した

若い頃のS先生の取合せの会で
現川の鉢や水指を拝見しその美しさに感激した
好きな焼き物のひとつだ

写真は自分の

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いはねの山の峯の若松

2022-01-29 23:07:52 | Weblog

藤原俊成
ゆく末を思ふもひさし君がよは
いはねの山の峯の若松

今日は朝日カルチャーがあるから
朝の九時半には家を出て
十時少し過ぎについた

体温を測り、
アルコール消毒して
今日の講座一覧表をみると
あれっ無い
受付で聞いてみると
今日だけ午後一時に変更だとか

スマホの予定表をみると確かに
午後一時と書いてある
受付にまた来ますと
元気に帰ったものの
家に帰ったら
もう外出したくない
やーめた

写真は貝母が芽を出してる

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冬は雪の暁

2022-01-28 22:58:26 | Weblog

春は霞
夏は青葉がくれのホトトギス
秋はいと淋しさまさる夕の空
冬は雪の暁
いずれも茶の湯の風情ぞかし

稽古のとき
箱の中に同じ主菓子が
ずらっと並んでいるのを見て
1ヶ月ぶりにお稽古に見えたお弟子様は
美しいと喜んでいた
普段わざわざ上生菓子を買わないので、と
他のお弟子様が以前
玄関に草履があると
それを見るとホロッとすると言っていた
日常とどこか違う風景をみると
ストレスが解消するらしい

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松無古今色

2022-01-27 23:45:14 | 村雨庵 稽古 

今日の掛けものは
松無古今色
松に古今の色無し

松は古葉、若葉の交替はあっても、
季節の移りの中でもその翠を保ち、
古松に見る年月を経ても
翠は変ることの無い一色
平等である。

「松無古今色  竹有上下節」
この句は対句だ
一年を通じて松は常に青い
年月を経ても
松は常に青々とし、
その色は変わらない
「竹に上下の節あり」
平等即差別、
差別即平等を表している

写真は唐松かな

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大寒にまけじ

2022-01-26 23:56:49 | 村雨庵 稽古 

大寒にまけじと老の起居かな 高浜虚子

今日は水曜稽古
掛けものは梅の画賛
 一枝梅花和雪香

一枝の梅花、雪に和してかんばし
世間ではオミクロンの陽性者が増えている
予定していた茶会は
みな取り止めたが
自宅の稽古はしている

お弟子様は予約をしてその時間に見える
稽古時間はひとり二時間
茶室には二人のお弟子様と私め
炉を二ヶ所それに手焙を置いてあるので
閉め切りにはできないから
いつも窓は何ヵ所もあけてある
扇風機で空気を回し
換気扇で外に出して
窓から新しい空気を取り込んでる
私の座っている窓の近くは寒い
窓は十センチ位ずっと開いてる
角に屏風を立て
近くに手焙をおいて見ると
全く寒くなくなった
炭の遠赤外線線は
ぬくぬくと心地よい

写真は
通りすがりに撮ったもの

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春を待つらむ

2022-01-25 22:15:46 | 短歌・俳句の事

 藤原清正フジワラノキヨタダ
花さかぬ 
梅の立枝も 
わがごとや 
年のこなたに 
春を待つらむ

藤原清正フジワラノキヨタダは
不明~958
平安時代中期の貴族官吏,歌人。
藤原兼輔の息子
平安時代中期の・歌人。
藤原北家良門流、中納言・藤原兼輔の次男。
官位は従五位上・紀伊守。
三十六歌仙の一人。

今日は
たまってる中国ドラマを
見る
早回しで飛ばしながら見る

麗王別姫~花散る永遠の愛
玄宗皇帝と楊貴妃も登場する
時代は唐
玄宗皇帝から三代の時代のドラマだ
その玄宗の孫の
十一代皇帝代宗の妃が主役
代宗の俳優はアレン・レン
ウィキペディアで実際の歴史とドラマとを
比べてみたりして
楽しいが字幕なので動けない

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裕子内親王家紀伊ユウシナイシンノウケノキイ

2022-01-24 23:08:03 | 和歌と歌人

 裕子内親王家紀伊ユウシナイシンノウケノキイ
 和歌・歌人126
音に聞くたかしの浜のあだ波は
かけじや袖の濡れもこそすれ

祐子内親王家紀伊 ユウシナイシンノウケノキイ
生没年不明。
平安時代中期-後期、平安時代院政期の日本の女流歌人。
後朱雀天皇の皇女祐子内親王の女房。
女房三十六歌仙の一人。
一宮紀伊、紀伊君とも呼ばれる。
従五位上民部大輔春宮亮平経方の娘とも、
藤原師長の娘である堀河院御乳母典侍紀伊三位師子
と同一人物ともいわれており
父親は定かではない。
母は「岩垣沼の中将」の作者
祐子内親王家小弁コベン。
紀伊守藤原重経(素意法師)は
兄とも夫とも言われている。
「堀河百首」の歌人のひとり。
「後拾遺和歌集」以下の勅撰集に31首がのせられている。


写真はうちの庭
貝母がもう芽吹いている

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永縁 ヨウエン

2022-01-23 23:47:03 | 和歌と歌人

 永縁 ヨウエン
 和歌・歌人125
きくたびにめづらしければ時鳥
いつもはつねの心ちこそすれ
「金葉和歌集」

永縁 ようえん
1048-1125 
平安時代後期の僧。
永承3年生まれ。
母は大江公資キンヨリの娘。
法相宗。
興福寺の頼信に師事。
維摩会,宮中の最勝会の講師をつとめ,
以後元興寺,大安寺,法隆寺などの別当をへて,
保安2年興福寺別当,
天治元年権僧正。
和歌にたくみで「金葉和歌集」などに詠歌がある。
天治2年4月5日死去。78歳。
俗姓は藤原。
通称は初音僧正。
「えいえん」ともよむ。
(デジタル版 日本人名大辞典)

歌人の永縁ヨウエン、エイエン
のこと
知らなかった

今日は日曜日
何の用もない日

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藤原 通俊フジワラノミチトシ

2022-01-22 23:36:34 | 和歌と歌人

 藤原 通俊フジワラノミチトシ
 和歌・歌人124
あなじ吹く瀬戸の潮合に舟出して
はやくぞすぐる佐屋形山を

あなじとは=あなし,あなぜとも。
主として西日本で冬の北西季節風のことをいう。

藤原通俊 ふじわらの-みちとし
1047-1099 
平安時代後期の公卿,歌人。
永承2年生まれ。
大宰大弐藤原経平の次男。
母は高階成順ナリノブの娘。
白河天皇の近臣として活躍。
応徳元年(1084)参議兼右大弁。
のち権中納言,従二位。
礼部納言とよばれる。
小野宮流の有職家。
歌人としての才もあり,
「後拾遺和歌集」を撰進した。
承徳3年8月16日死去。53歳。
(デジタル版 日本人名大辞典)

今日は
何もない日
オミクロンも爆発感染とかだから
外出しないにことに限る
体重計の電池がなくて
最近は計っていなかったが
暇なので電池を入れ換えてみた
想像より2キロ増えていた
最近はお茶の日以外は
好きなだけ寝て
好きなものを
好きなだけ食べてるのだから
仕方ないかも

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六古窯

2022-01-21 22:48:43 | 覚えよう

六古窯を調べてみると
日本六古窯は、
古来の陶磁器窯のうち、
中世から現在まで
生産が続く
代表的な6つの窯
(越前・瀬戸・常滑・信楽・丹波・備前)の総称です。
昭和23年頃、
古陶磁研究家・小山冨士夫氏により命名され、
平成29年「日本遺産」に認定されました。

六古窯は日本遺産のひとつ
知らなかった

日本遺産(にほんいさん)とは何
文化庁が認定した、
地域の歴史的魅力や特色を通じて
日本の文化・伝統を語るストーリーである。
各地域の魅力溢れる有形・無形の文化財群を、
地域が主体となって整備活用し、
国内外へ発信することで地域活性化を図ることを目的とした、
日本の文化遺産保護制度の一つである。
(ウィキペディアより)
なるほどね

六古窯の覚え方(案サカチカ)
瀬戸は、
どこ、
しがえ、
たびする、
六古窯。

瀬戸は→瀬戸
どこ→常滑
しが え→信楽、越前
た びする→丹波、備前、
六古窯

 

水にレモンの薄切りとお酢をちょっといれてる

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水仙の

2022-01-21 00:50:05 | 村雨庵 稽古 

 与謝野晶子
水仙の
次々開き新しき
けぢめつくるが
あぢきなきかな

今日のお菓子はきんとん銘は水仙

今日の掛けものは
大江廣海の懐紙

詠社頭初春倭歌
 歌は今思い出せない忘れた

大江広海 オオエノヒロミは
1769-1834
江戸時代後期の国学者。
明和6年生まれ。
江戸で村田春海の門にまなび,
京都でおしえた。
天保5年6月23日死去。66歳。
越後(新潟県)出身。
字(あざな)は景迹。
通称は復蔵,靱負。
号は檉園,健斎。

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寒月や

2022-01-19 23:47:56 | 村雨庵 稽古 

寒月や門なき寺の天高し 蕪村

今日は水曜稽古
夜の最後のお弟子様を送ったあと
わが家の木戸の向こうに満月が光ってる

昨日は満月
今日は十六夜イザヨイ

十六夜 は 満月の翌日の月
“いざよい”とは,
くずくずとためらっている感じ
満月の翌日は,
満月より月の出が遅れるから
月が出るのを
ためらっているように見えるから

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大江匡房オオエノマサフサ

2022-01-18 23:44:21 | 和歌と歌人

 大江匡房オオエノマサフサ
 和歌・歌人123
高砂の 尾の上の桜 咲きにけり
とやまの霞 立たずもあらなむ
百人一首73番
『後拾遺和歌集』

大江 匡房オオエノマサフサ
平安時代後期の公卿、儒学者、歌人。
正二位・権中納言・大蔵卿
大学頭・大江成衡の子。
江帥ゴウノソツと号す。
藤原伊房・藤原為房とともに
白河朝の「三房」と称された。

今日は一日のんびりして
短歌を詠んで
謡本を眺めて
朝寝と昼寝
眠たくて寝ていた
わするなよ のブログを書いたが
昨日は書くのを忘れて
いつの間にか寝てしまった

写真は
かつて紫兎先生に頂戴したもの
愛嬌がある

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わするなよ

2022-01-16 20:25:47 | 文の会

 橘忠幹タチバナノタダモト
わするなよ 
ほどは雲ゐになりぬとも
そらゆく月の
めぐりあふまで
(拾遺集)
伊勢物語
第十一段 
空ゆく月
に出てくる和歌だ

今日は文の会
伊勢物語を音読するのだが
いつもより読んだ気分
第十段 たのむの雁
第十一段 空ゆく月
第十二段 盗人
第十三段 武蔵鐙
第十四段 くたかけ
第十五段 しのぶ山
第十六段 紀の有常

読むときには
お腹にしっかり力をいれないと
声が出ない
それは
お謡と同じ
そういえば最近は
お謡のお稽古を全くしてない
お謡は毎日少しずつするのが
こつらしいが
全くしてない
前々から発表会を五月にする予定だったが
延期になった
ほっとして
かつ怠けはじめた

わするなよ
お謡は毎日少しずつする事
写真な今日のお昼
いつものイタリアンで
お昼ワイン付
結構なこと

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