村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

猫柳

2024-02-20 22:44:53 | 香合

 北原白秋
猫柳ものをおもへば猫の毛を
なづるここちによき風も吹く

写真は
『型物香合相撲番附』
西方第二段目、第四位
呉須 周茂叔シュウモシュク

四方入角形
呉須の合子
甲盛り
欄干に肘をついた人物が
水面を眺めている姿
側面は宝尽しの変形で
七宝と巻物の二種が描れてる

周茂叔
しゅうもしゅく
1017~1073
宋学の開祖。
池の蓮の花を愛し「愛蓮説」を著した

呉州周茂叔香合は、水面に点描のあるものと無いものがあるが
この点々を蓮の花に見立て、
水面の蓮を眺める人物
周茂叔と連想を働かせてこの名があるため、
水面に点描のあるものが好まれる。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

わがやどの梅のたち枝

2024-02-19 20:18:16 | 香合

 平兼盛
わがやどの 
梅のたち枝や 
見えつらん 
思ひの外に 
君がきませる
(拾遺和歌集)

大河ドラマを観ている

永井路子の「この世をば」上下
をノロノロと何年も読んでいるが
藤原ばかりで系図をみても理解できず
ごちゃごちゃ
それが
今年の大河ドラマでは
その小説に登場する人物が
次々と出てくるのだ
俳優たちが演じるのだから
理解不能だった藤原実資や
古筆で重要な藤原行成も
勿論実際とは異なるだろうが
おおよその人物を知りうる
その衣装や動く姿をみられる
嬉しいことだ

日曜のBSで見て
地デジでもう一度
そのあとはユーチューブの
ヤギシタドラマ解説
かしまし歴史チャンネル
などなどで楽しく
平安時代の勉強中

ドラマを見ると
人物が浮き上がって
理解しやすい

拾遺抄は→藤原公任撰
拾遺和歌集は→花山院の親撰
だってことも
ようやくわかり古筆も覚えやすくなった

気がするのだ

写真は姫ホトケノザ

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

唐物青銅香合

2021-01-14 20:33:32 | 香合

香合は
風炉用に木製
炉用には陶磁器
ほかに象牙、貝殻、金属は
季節を問わずいつでもつかえる

写真の箱に
第九百番
唐物時代青銅
丸ニ人物香合
と書いてある

三センチくらいの大きさ
蓋を開けると内は緑青になり
いい風情だ
金属の香合は他にも持っているが
案外使いにくい
唐物とあるのはこれのみ
さあ いつ使おうかな
いつ つかえるかでもある

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする