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月面探査チーム「HAKUTO」

2015-02-25 23:22:39 | 宇宙
民間の力で月面探査を目指す賞金レース「Google Lunar XPRIZE」
に日本から唯一挑戦しているチーム「HAKUTO:ハクト」は23日、開発した
月面探査車を来年後半、米チームの開発した月着陸船で打ち上げると発表した。

2月24日朝日新聞
米チームの探査車も相乗りし、どちらかが一番乗りに成功した場合、賞金2000万
ドル(約23億8000万円)を両者で分け合うという。
月への輸送手段を持たないハクトは、着陸船と探査車を開発しているアストロボティック・
テクノロジー社と協力。米フロリダ州から米企業スペースXのファルコン9ロケットで
打ち上げる。
着陸予定地点である「死の湖」には、地下の溶岩トンネルにつながる縦孔が存在すると
考えられており、将来の月面有人探査などで利用するシェルターの初発見にも期待がかかる。

ハクトの探査車は四輪の「ムーンレーカー」と二輪の「テトリス」をロープでつないだ構成。
小惑星探査機「はやぶさ2」計画にも参加する吉田和哉・東北大教授が中心となって開発した。

このレースでは、国や宇宙機関の手を借りずに月面に探査車を送り、500メートル走行して
指定された動画を撮影したチームに賞金が贈られる。

世界各国から18チームが参加、ハクトは探査車の開発で課題達成が有力視されるとして
「中間賞」を受賞した。

1月28日朝日新聞
ハクトの袴田武史代表は「探査車ではトップにいると自負している。着実に計画を進めたい」
と話した。

吉田和哉教授からは、昨年7月5日の「星カフェみやぎ座」で「宇宙に放たれる不思議な
カミナリを捉えろ!スプライト観測衛星「雷神2」」のお話を伺った。