こんにちは、閏年の一日、Olympic yearだと思い出す日です(笑)。
気温の激変にちょい果てぎみ、和食でホッとする弁当にしました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/32/48/50516f0334bd7b966e8ba015ca193500.jpg)
○舞茸の混ぜご飯、玄米で →作る★
●鮭の味醂漬け焼き
○青海苔のだし巻き玉子
○金平牛蒡
○葱、昆布、高野豆腐の味噌汁
○オーストラリア種無しぶどう・トンプソン
○焙じ茶
[作る]
1)舞茸1パックをほぐす。根元に近い部分は刻む。
2)小鍋に煮きり日本酒、味醂、醤油を温め、舞茸をさっと煮る。
3)焚きたてご飯に、さっくり混ぜる。
暖かくすぐに食すなら、糸花がつおを踊らせる。
手軽な味ごはんです。このご飯を海苔巻きにするのも、面白いものです。
私はちょい後向きで焼き鮭はパス(笑)。替わりに、たっぷりのトンプソンをもちました。
オーストラリアのトンプソンをみると、甦る、ほろ苦い思い出があります。
レッド・センター、エアズロックで雨を待つ旅を、何年かした時のことです。
周りは赤い乾いた大地ですが、リゾート内のマーケットには、常にあふれるばかりの果物がありました。
瑞瑞しいトンプソンは、旅の身には重宝で、毎日、量り売りで買い求めていました。
ある日、売り場にむかった私は立ちすくみました。小さな少女が手を伸ばして、トンプソンをちぎりとって食べている。ぎらぎらした目で私を睨みながら。アボリジニに繋がる装いをした子。
とっさに見なかったことにして、振り向き、去ろうとした私と入れ替わるように、マーケットのスタッフが、その子の手を払い、店の外にでていけ、と指図しました。
私をみて「何もされませんでしたか?あの子は可哀想なんです。生まれながらに盗人なんです。」と、優しげな目をしていうのでした。
胸に重りを飲み込むように感じました。
前日のフィールド・ワークで、「ブッシュ・タッカー」について学んだばかりでした。アボリジニの伝承してきた知恵、原野にある植物の根や昆虫まで含めて、生きるために役立たせる知恵でした。
マーケットの品物は商品だけど。あの子にしてみたら、テリトリーて見つけたブッシュ・タッカーと、何が違うというのだろう。知恵で得たものと商品との境は、どうやって教えたらいいのだろうかって。
野にあるもの、家にあるものと、それ以外の場所にあるものって教えるのだろうか?私だったら、どう対応するのだろうかっと。
長く、私を引き留めるのは、もう1つ、別な思いです。
日本にもある万引きのことは、忘れていられるのに、あの子がアボリジニだったから忘れられないのだとしたら、自分の心の中に垣根があるというのだろうか…。
トンプソンは瑞瑞しくて、甘い。
これを見かけて食すたびに、あの日の少女が、いまは笑顔で、ゆっくり食べているといいなぁと、ひとときだけ、おもうのです。すぐに我にかえって、走り出すのですけれど(微笑)。
二つの食の選手権に参加しています。一日一回、クリック応援していただくと、更新の励みになります。ありがとうございます。
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○舞茸の混ぜご飯、玄米で →作る★
●鮭の味醂漬け焼き
○青海苔のだし巻き玉子
○金平牛蒡
○葱、昆布、高野豆腐の味噌汁
○オーストラリア種無しぶどう・トンプソン
○焙じ茶
[作る]
1)舞茸1パックをほぐす。根元に近い部分は刻む。
2)小鍋に煮きり日本酒、味醂、醤油を温め、舞茸をさっと煮る。
3)焚きたてご飯に、さっくり混ぜる。
暖かくすぐに食すなら、糸花がつおを踊らせる。
手軽な味ごはんです。このご飯を海苔巻きにするのも、面白いものです。
私はちょい後向きで焼き鮭はパス(笑)。替わりに、たっぷりのトンプソンをもちました。
オーストラリアのトンプソンをみると、甦る、ほろ苦い思い出があります。
レッド・センター、エアズロックで雨を待つ旅を、何年かした時のことです。
周りは赤い乾いた大地ですが、リゾート内のマーケットには、常にあふれるばかりの果物がありました。
瑞瑞しいトンプソンは、旅の身には重宝で、毎日、量り売りで買い求めていました。
ある日、売り場にむかった私は立ちすくみました。小さな少女が手を伸ばして、トンプソンをちぎりとって食べている。ぎらぎらした目で私を睨みながら。アボリジニに繋がる装いをした子。
とっさに見なかったことにして、振り向き、去ろうとした私と入れ替わるように、マーケットのスタッフが、その子の手を払い、店の外にでていけ、と指図しました。
私をみて「何もされませんでしたか?あの子は可哀想なんです。生まれながらに盗人なんです。」と、優しげな目をしていうのでした。
胸に重りを飲み込むように感じました。
前日のフィールド・ワークで、「ブッシュ・タッカー」について学んだばかりでした。アボリジニの伝承してきた知恵、原野にある植物の根や昆虫まで含めて、生きるために役立たせる知恵でした。
マーケットの品物は商品だけど。あの子にしてみたら、テリトリーて見つけたブッシュ・タッカーと、何が違うというのだろう。知恵で得たものと商品との境は、どうやって教えたらいいのだろうかって。
野にあるもの、家にあるものと、それ以外の場所にあるものって教えるのだろうか?私だったら、どう対応するのだろうかっと。
長く、私を引き留めるのは、もう1つ、別な思いです。
日本にもある万引きのことは、忘れていられるのに、あの子がアボリジニだったから忘れられないのだとしたら、自分の心の中に垣根があるというのだろうか…。
トンプソンは瑞瑞しくて、甘い。
これを見かけて食すたびに、あの日の少女が、いまは笑顔で、ゆっくり食べているといいなぁと、ひとときだけ、おもうのです。すぐに我にかえって、走り出すのですけれど(微笑)。
二つの食の選手権に参加しています。一日一回、クリック応援していただくと、更新の励みになります。ありがとうございます。
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オーストラリアのトンプソンの話、グッときました
その時の少女が幸せになってるといいですね
舞茸の存在感いっぱいの混ぜご飯♪
しかも玄米で・・滋味深いね、とっても美味しそうです♪
形の良いふっくらとした青のりだし巻き卵焼きに、きんぴら♪
もう何もいらないよ・・最高の組み合わせ♪
でも、贅沢にも温かい汁物まで♪
たまらないわ(^^
極めつけは想い出深い葡萄、その名も洒落たトンプソン付き♪
そんな思い出がありましたか・・一生忘れえない思い出ですね。
その少女の熱い目。
その場にいたら私も、きっと予備群ちゃんと同じ行動してたと思うわ(^^
ほんとね、温和なお顔になってると良いね(^^
願うことしかできないけど・・・・・。
トンプソン。
これから私も思い出すわ、予備群ちゃんのこと。
そして少女のこと。
なにかの雑誌のエピソードを読んだ、そんな感じです。
世界を旅したわ(^^
いつも有難う♪
今日は真冬並の寒さ!
あったかくお過ごしくださいね・・有難う。
生まれた場所や育った場所で、考え方が違うことをわかっていても、いざその場にいたら、私もきっと目をそらしてしまうことでしょう。
少女もお店のスタッフも、それぞれの価値観からの言動や行動だと思うと、どちらにも善悪を語ることができなくなってしまう自分に、生々しい現実を突き付けられ、息が詰まる思いがしました。
日本の万引きや犯罪(っていうと大事に感じますが^^;)は、生きるためだけでなく、気晴らしやいじめなどでも行われるようになってしまったから、こーいうお話を聞くと余計に考えてしまいますが、
予備軍さんが思い出す事に、きっと出会いの意味があるのでしょうね。
私もその少女の幸せを祈ってしまいます^^
感慨深いお話、ありがとです☆
3月に入ったというのにジグザグ気温!どうぞ予備軍さんも温かくしてお過ごしくださいねヾ^^
お返事が遅くなって、失礼しました。
本当に! 健やかに暮らしていて欲しいと願います。
そして、美味しいねって、笑って食していて欲しいとも。
一緒に願ってくださって、ありがとうございました。
お返事が遅くなって、失礼しました。
嬉しいな。misyaさんにも気に入ってもらえて!
和のお弁当って、やはり収まりがいいなって、私も思います。過去に食してきたお弁当の組み立てを、どこかで追っているのでしょうか(ニッコリ)。
旅先では、色々な想いに、心を揺さぶられるように思います。
普段は気付かずに見過ごしてしまうようなことを通して、自分の中を覗き込んでみることも。
旅先から自分宛にもエアメールを送ると、後から、自分に再会することもあります(笑)。
misyaさん、一緒に願ってくださって、ありがとうございました。
お返事遅れて、失礼しました。
優しい気持ちのこもったコメントを、ありがとうございます。一緒に考えてくださって、ありがとう!
ほんとうに。私も、どちらが正しいか決めかねました。何もできなくても、覚えていて、考えてみたら、いつか解ることがあるかと、思っています。
人生には、時おり、決めたくない、決められない選択肢が待っていて。苦しく思うこともありますが、選んだ自分を信じて、一番の応援団として歩んでいけたらいいなっと、自分を励ましています。
あの子の今を、一緒に願ってくださって、杏さん、ありがとう。