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米軍の海外基地のなかで在日米軍基地の資産評価額が上位、異常な「米軍基地国家」

2022年02月10日 | 国際・政治
このほど、米軍の海外基地の中で地価を含まない資産評価額が最も高価な基地の上位3位までを在日米軍基地が占めていることが米国防総省の公表した「基地構造報告」で判明しました。総額で2番目になる在独米軍基地の2.77倍、3番目の在韓米軍基地の4.17倍になります。2008年度まではドイツが日本を上回ていましたが、ドイツの基地が大幅に縮小したことから日本がドイツを抜きました。中でも在沖縄基地は韓国と比べても総面積で1.5倍大きく、国土の0.6%に米軍専用施設の約74%が集中している極東最大の米軍出撃基地となっています。米国からは日本が“思いやり予算”など「基地の不動産費用や機能、建設費を支払ってくれるという気前よさ」「(日本に基地を置く方が)安くつく」と見くびられています。そして、日本が世界でも異常な「米軍基地国家」にされている実態を示しています。
2022年2月6日付け「しんぶん赤旗」から記事を転載させていただき、紹介することにします。(サイト管理者)


※以下、転載はじめ↓


<高価な米軍基地 日本が1~3位――総額15.5兆円>


▲米海外基地・資産評価額上位

米軍の海外基地のうち最も高価な基地の上位3位までを在日米軍基地が占め、資産評価額の総額は約1350億4755万ドル(約15兆5265億円=1ドル115円で計算)に達することが、米国防総省がこのほど公表した2020会計年度「基地構造報告」(暫定版)で分かりました。総額で2番目となるドイツの2・77倍、3番目となる韓国の4・17倍に達します。

基地別にみると、嘉手納(沖縄県)が米軍の海外基地で最も資産評価額が高く、約149億9900万ドル(約1兆7249億円)。横須賀(神奈川県)、岩国(山口県)が続き、資産評価額も突出しています。(表)

資産評価額は、別の場所に同じ基地を建設する場合にかかるコストを、基地内の建物の件数や面積などで計算。地価は含まれていません。

08年度までは在独米軍基地の評価額が日本を上回っていましたが、評価の対象となる基地そのものが大幅に減少。これに対して日本は毎年、世界に例のない米軍「思いやり予算」などで施設を新設・改修しており、必然的に評価額が上がります。加えて、沖縄県名護市辺野古などで、最新鋭の基地が日本側負担で建設されるなど、逆に基地の大増強が続いています。

米国内では、「基地の不動産費用や機能、建設費を支払ってくれるという気前よさ」から、「(日本に基地を置く方が)安くつく」(ブルッキングス研究所)との見方は少なくありません。在日米軍基地の資産評価額の高騰は、日本が世界でも異常な「米軍基地国家」にされている実態を示しています。



▲米海外基地 国別資産評価額


■在沖基地面積 韓国の1.5倍――米国防総省公表

在沖縄米軍基地の総面積は、世界でドイツ、日本に次いで多くの基地を抱える韓国の約1・5倍に達することが、米国防総省がこのほど公表した2020年度版「基地構造報告」(暫定版)で判明しました。沖縄の県土面積は韓国の約44分の1でしかなく、世界で最も基地が集中する沖縄県の異常な実態があらためて浮き彫りになりました。

同報告によると、在韓基地の総面積は約3万191エーカー(約122・2平方キロメートル)なのに対し、在沖縄基地の総面積は約4万5065エーカー(約182・4平方キロメートル)に達します。沖縄本島は面積の約15%を米軍基地が占めています。あらゆる地上戦闘訓練が可能とされ、ベトナム戦争やイラク戦争などの出撃拠点となったキャンプ・ハンセンやキャンプ・シュワブ、3700メートルの滑走路を2本有し「極東最大の航空基地」とされる嘉手納基地や、市街地のど真ん中に位置し「世界一危険」といわれる普天間基地など、国土の0・6%しかない県土に大規模基地が集中。50年前の本土復帰で県民が願った「基地のない平和な沖縄」と真逆の現実が広がっています。


【出典】2022年2月6日付け「しんぶん赤旗」


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