とだ九条の会blog

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ルース駐日米大使、長崎原爆資料館を訪問し「深く心打たれた」

2010年09月30日 | 国際・政治

今年8月6日の広島・平和記念式典に米国の代表として初めて参列したルース駐日大使は8月9日の長崎・平和祈念式典にはスケジュールの都合で参列していませんでしたが、このほど9月26日、就任後初めて被爆地・長崎市を訪問しました。
ルース大使は、7月に田上市長に電話し、長崎を訪問したいという意向を伝えていたといいます。

駐日米大使の長崎訪問は4人目で、1994年のモンデール大使以来16年ぶり。ルース大使は田上富久長崎市長らと長崎原爆資料館を見学した後、同市松山町の爆心地公園にある原爆落下中心地碑に献花し、黙とう。田上市長が被爆者で長崎原爆遺族会顧問の下平作江さんを紹介すると、ルース大使は「お会いできてうれしいです」と握手を交わしました。

ルース大使は原爆資料館で「深く心を打たれた。核兵器なき世界を求めるオバマ大統領の決意の重要性を強く認識した。長崎の不屈の精神を見せていただき感謝している」と記帳し、内容を読み上げました。 

下平さんは「(ルース大使は)多くの人が死んだ爆心地の上に立ち、原爆の悲惨さを感じ取ってくれたと思う。被爆者の痛みを世界に発信してほしい」と話し、大使を案内した田上市長は「資料館では一つ一つの展示品を熱心に見学していた。オバマ大統領の長崎訪問へ向けた第一歩としたい」と述べ、オバマ大統領の長崎訪問をルース大使に要請したといいます。

【参考】2010年9月26日配信「時事通信」、「朝日新聞」など

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国民大運動実行委が11月18日に中央行動

2010年09月29日 | 国際・政治

9月15日、「軍事費を削って、くらしと福祉・教育の充実を」国民大運動実行委員会は、東京都内で全国代表者会議を開催し、秋から来年にかけての運動について討論し、11月18日に「国民要求実現中央行動」を東京・日比谷を中心に実施すると発表しました。

主催者を代表して挨拶に立った全労連議長の大黒作治代表世話人は、現在、円高が加速しているもとで、雇用を拡大し、内需主導の日本経済に転換する必要があると強調。軍事費の削減を掲げて、要求実現を求める国民大運動の役割は大きいと語りました。

続いて提案説明に立った黒田健司事務局長は、欧州やアメリカなど世界では軍事費を削減する方向にあると指摘し、沖縄の米軍普天間基地の即時・無条件撤去にむけて、11月28日投開票の沖縄県知事選への運動の強化を呼びかけました。

そして、重点課題として、消費税増税反対と大企業優遇税制の是正をはじめ、国民生活・福祉・教育関連予算の大幅な増額を求め、あわせて国・地方政治の民主的転換を求める運動を進めていくと報告しました。

また、秋の節目の行動として、11月18日に「国民要求実現中央行動」を東京・日比谷を中心に実施することを提案しました。

討論では、各団体・地域の代表が発言。自治労連の代表は「地域主権改革」について、全教の代表は35人学級に向けた動きについて、全日本民医連の代表は沖縄県知事選に向けたとりくみについて、農民連の代表は米価下落の対策について、それぞれ報告、決意を語りました。

【参考】2010年9月16日付け「しんぶん赤旗」

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深沢晟雄・旧沢内村長の憲法解説原稿見つかる

2010年09月28日 | 国際・政治

沢内村と言えば、映画「日本の青空」第2弾として製作・上映運動が展開されている「いのちの山河~日本の青空Ⅱ~」の舞台。老人医療費無料発祥の地です。
医療関連の問題をはじめ、格差社会、ワーキングプア、戦争、貧困、孤立、自殺、少子化・・・そして派遣村のとりくみ、現代のさまざまな“いのち”の問題を考えるとき、いま一度、憲法25条の精神を問い直し活かしていく必要があるのではないかとこの映画は作られました。

主人公・深澤晟雄は、村民のいのちのため、全国に先駆けて何としてでも実現させようと「少なくとも憲法違反にはならない。国がやらないから、村がやるんです!」と憲法25条を盾に、老人・乳児医療無料化を推し進めていきます。やがて、全国でも最悪の乳児死亡率だった村が、全国初の乳児死亡“ゼロ”という記録を生みだすまでに‥‥。

このほど、この全国に先駆けて老人医療費の無料化に踏み切った旧沢内村(現西和賀町)の故・深沢晟雄(まさお)村長が公布直後の憲法を解説した原稿が見つかりました。
村の青年を対象にした講座の草稿で、戦争放棄や生存権をうたった憲法9条や25条の理念を説いています。生命尊重の行政を進める上で憲法を強く意識していたことを示す資料として西和賀町沢内の深沢晟雄資料館に保存されるといいます。そこで、9月16日配信の報道よりその内容をご紹介します。(サイト管理者)

問題の原稿は、2008年1月に亡くなった深沢さんの妻・ミキさんの遺品の中から発見され、NPO法人「深沢晟雄の会」に寄贈されました。出納帳の罫紙(けい・し)を縦に使って鉛筆で記され、十数ページがひもでとじられていたといいます。会では深沢さんの生涯を描いた「村長ありき」の著者で一関市に住む及川和男さんに翻刻を依頼し、及川さんは2009年夏に1ヵ月かけて読み解いたそうです。

原稿には表題がなく、1946年11月公布、1947年5月施行の新憲法を解説した内容で、1947年2月ごろに書かれたことがわかりました。東北帝大を卒業し、中国で敗戦を迎えた深沢氏は1946年に帰国、郷里で農業に従事する傍ら、青年会の学習講座で講師役を務めていたといいます。

深沢氏は原稿で新憲法の性格を「民主政治の原則と平和思想の原則を基本とする」と指摘し、戦争放棄や生存権を中心に解説しています。

その後、深沢氏が村長に就任し、老人医療費の無料化を実施したのは1960年12月。この時に県が国保法に違反するとして無料化を思いとどまるよう指導したのに対し、深沢氏は「裁判されるなら受けて立つ。憲法25条に照らして私は絶対に負けない。国は必ずあとからついてくる」と反論したといいます。

無料化に踏み切る十数年前に憲法を解説した内容や、実施を渋る県を説得したエピソードからは、無料化が単なる思いつきではなく、憲法を深く読み込み、理解したうえで挑んだ様子がうかがえると指摘しています。

「深沢晟雄の会」副理事長の佐々木孝道さんは「深沢さんは、豪雪、貧困、多病多死に直面する沢内の窮状を憲法で切り開こうと考えたのだろう」と語り、及川さんは「深沢村政の原点に憲法があることを裏付ける貴重な資料だ」と話しています。

■新憲法を解説した原稿の中から以下、一部を抜粋します。

・「日本国の最高意志を決定するものは、国民自身であります。人民の意志が一番高く尊いことを意味します」
・「主権在民の思想が表なら、人民の基本的な生まれつきの権利や自由の主張が裏になって参ります」
・「人間がこの世に生まれたからには、誰でも同じやうに生き行く権利を持ってる」
・「個人が尊重され、凡てが幸福になることが民主政治の目標であり」
・「日本は自衛の為にさへ一切戦争をしないし、従って武力さへも永久に放棄することを宣言して居ります。斯かる徹底した戦争放棄は世界史始まって以来ないことであります」
・「一度戦争放棄を宣言した以上は、国際平和の先頭に立って、理想に邁進せねばならぬ」

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非核政府の会が日本政府に申し入れ

2010年09月27日 | 国際・政治

<核兵器廃絶の交渉開始へイニシアチブ発揮を
第65回国連総会に向けて、非核政府の会が日本政府に申し入れ>

5月の核不拡散条約(NPT)再検討会議に続き、「核兵器のない世界を」の流れを促進することが期待される第65回国連総会を前に、非核の政府を求める会は9月13日、外務省を訪れ、日本政府が核兵器廃絶に向けて積極的な役割を果たすよう要請しました。
この日の要請には、高橋和枝(新日本婦人の会副会長)、野口邦和(日本大学専任講師)、増田善信(気象学者)の各常任世話人と斎藤俊一事務室長が参加。日本共産党の笠井亮衆院議員(同会常任世話人)が同席しました。
外務省からは徳永久志外務大臣政務官らが応対しました。

要請の内容は、
(1)第65回国連総会において、核兵器全面禁止条約の締結交渉を速やかに開始する合意を実現するために積極的役割を果たす
(2)非同盟諸国提案の核兵器廃絶決議に「時期尚早」とすることなく賛成し、非同盟諸国、新アジェンダ連合とともに核兵器廃絶の先頭に立つ
(3)核兵器の存在と使用を是認する「核抑止」政策=「核の傘」からの脱却を国際社会に宣言する
(4)「非核3原則」の厳守、法制化を明言し、日米「核密約」を破棄する、の4項目。

徳永政務官は申し入れに対し、「核兵器廃絶への世界的な気運の高まりを下げてならないという思いは同じ。(国連総会に向け)新たな核兵器廃絶決議案、日豪共同の地域横断的な外相会議開催などイニシアチブをとりたい」と発言しました。しかし、核兵器条約の交渉開始については「着実な階段を上っていきたい」と述べるにとどまりました。

会の代表は、「国民の間に自民党政治と変わらないとの思いがある。核兵器廃絶条約交渉で積極的な役割を果たすべき」「国連事務総長の核兵器廃絶提案や抑止力批判の背景に世界の声がある。被爆国政府としてこの変化に正面から応えてもらいたい」と重ねて強調しました。

                        
【参考】2010年9月13日配信「非核の政府を求める会」HP、9月14日付け「しんぶん赤旗」

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米帰還兵が語る「冬の兵士」証言集会

2010年09月26日 | 国際・政治

世界で唯一の在外米軍海兵隊基地である沖縄・普天間基地は、世界でもっとも危険な軍事基地といわれています。
戦争の殴り込み部隊である海兵隊は、沖縄からイラクやアフガニスタンに送られていきました。戦場へ派遣された兵士たちは、イラク、アフガニスタンで何をしようとし、何をしてきたのか――
このほど、10月12日(火)18時より埼玉会館小ホールにて、<アメリカのイラクへの武力侵攻から7年、米帰還兵が語る戦場の真実「冬の兵士」証言集会>が開かれます。
戦争を終わらせたいと立ち上がった兵士たちの、生の声を聞いてみましょう。(サイト管理者)

アメリカのイラクへの武力侵攻から7年、米帰還兵が語る戦場の真実
<「冬の兵士」証言集会>

●日時:2010年10月12日(火)18:00開会
●会場:埼玉会館(小ホール)

参加協力券:1000円

【証言者】
■ホゼ・バスケスさん
陸軍予備兵として14年間服務。IVAW事務局長としてアメリカにおける証言集会を組織化。

■ジェフリー・ミラードさん
陸軍3等軍曹。イラク戦争に13ヵ月、9年間米軍に服務。

※「冬の兵士」とは
ベトナム戦争の当時、帰還兵たちが催した反戦集会のタイトルとして「冬の兵士」が使われました。
遡れば、アメリカの独立戦争のとき、冬の寒さの中、飢えとも戦いながら頑張りぬいた兵士たちのことを「冬の兵士」と称えた歴史があり、アメリカ人にとっては、「困難に立ち向かう者、真の愛国者」という意味として理解されています。
今、イラクからの帰還兵たちが、ベトナム帰還兵の先輩たちの支援を受けながら、自分たちも「冬の兵士」として立ち上がっているものです。

連絡先:「冬の兵士」証言集会を成功させるさいたま実行委員会 電話048-833-1887

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