「2017 平和のための埼玉の戦争展」に行って来ました

7月29日（土）から31日（月）にかけて浦和駅西口前コルソで行われている「2017 平和のための埼玉の戦争展」に行って来ました。

29日に始まったばかりで、行ったときは丁度、東京新聞記者の望月衣塑子さんが「加速する軍産複合体『軍学共同』とどう向き合うか」の講演が始まったところでした。

会場のイベントルームは、観客が会場から溢れ、立ち見も出るほどの盛況ぶりで、200人はいたのではないでしょうか。
1時間10分に渡り、日本での「軍事産業」に関わる三菱重工業やNECなどの企業が、兵器の見本市などに参加した模様が紹介されていました。

会場では展示パネルに見入る人も多く、解説係に「道徳」の教科書検定の問題などについて説明を受けていました。また、新学習指導要領で保健体育の科目に加えられた「銃剣道」を告発したパネルもありました。

また、パネルの中には日本の原発の位置を記した「逆さ日本地図」が掲示されたコーナーもあり、北朝鮮からミサイルが届いたら、日本海側に乱立する原発銀座はひとたまりもない様子が手に取るように分かりました。

丁度、前日の28日には北朝鮮が今年に入って12回目のミサイル発射をしており、今回もICBM（大陸間弾道ミサイル）でした。日本海の我が国の排他的経済水域（ＥＥＺ）内に落下したばかりでしたので恐ろしいと思いました。しかし、これを口実に政府や財界は日本の軍事強化を狙っていますが、武力に武力では何も解決はしないことは明らかなので、国際社会が協力して平和的外交的努力で解決することが大事だと思いました。

この他、展示パネルには、旧日本軍による慰安婦問題を紹介したもの、沖縄・辺野古新基地問題や米軍基地、埼玉の自衛隊基地、共謀罪法を告発したコーナーなど、多彩な問題をわかりやすく解説したパネルが目を引きました。

帰りに、書籍コーナーで「第五福竜丸展示館」を紹介した本を買って帰りました。

※日本政府に核兵器禁止条約への参加を求め、
　核兵器のない世界の実現に向けて、
　あなたも「ヒバクシャ国際署名運動」を。
ネット署名はこちら＝＞ http://hibakusha-appeal.net
(「ヒバクシャ国際署名」推進連絡会)

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本日（７・３０）第５回「憲法について考える集い in 戸田」―オール戸田の会

安倍晋三首相が５月３日の憲法記念日に改憲の期日をはじめて明言しました。そして６月１５日には参院本会議で「共謀罪」法案を強行採択しました。着々と安倍首相の計画通りにことが運んでいるかのように思いますが、７月都議選で自民党は大敗退。民意を無視したこうした強硬姿勢と、森友学園・加計学園問題の国政の私物化、閣僚のあいつぐ失言・失態が原因と言われています。
「安倍首相の改憲戦略の変遷～今、なぜ９条改憲なのか～」と題し、オール戸田の会が第５回「憲法について考える集い in 戸田」を本日開催します。

＜第５回「憲法について考える集い in 戸田」＞

日時：２０１７年７月３０日（日）１３：３０～１６：００
会場：東部福祉センター大会議室
　　（戸田市下前　電話０４８－４４３－１０２１）

演題：安倍首相改憲戦略の変遷
　　　～今、なぜ９条改憲なのか～

講師：米倉洋子弁護士（当会代表）

主催：オール戸田の会
http://all-toda.net/

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戸田平和委員会が「被爆体験を聴く会」実施

戸田平和員会は、戦後７２年のこの夏、広島市で被爆した蕨市在住の服部道子さんから被爆体験を聴く会を開催すると発表しました。
会場の関係で定員に限りがありますので、参加は要予約です。

＜ヒバクシャ服部道子さんから７２年前の被爆体験を聴く会＞

日時：２０１７年８月４日（金）１３：００～
会場：東部福祉センター２F　中会議室

資料代：２００円（お茶付き）

定員：３０名（要予約）

主催：戸田平和委員会　（代表　花井正幸　４４１－４４３１）

 

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「平和のための埼玉『戦争展』」７月２９日から開催

既に当ブログでも紹介しましたが、今年も明日７月２９日（土）から、「平和のための埼玉の戦争展」が行われます。
今年は戦後７２年、日本国憲法施行７０年ということで、テーマも「過去と向きあい　平和・友好の未来をさぐる」と題し実施されます。
以下、ご案内します。（サイト管理者）

＜第34回　2017・平和のための埼玉「戦争展」＞

日時：２０１７年７月２９日（土）～３１日（月）
　　　１０：３０～１８：００（最終日は１５：３０まで）
会場：浦和駅西口前コルソ７階ホール

ピーストーク：
■７月２９日（土）１０：５０～
国のために死ぬのはすばらしい？
ダニー・ネフセタイさん（木工家具職人・イスラエル人）

■７月２９日（土）１５：００～
加速する軍産複合体「軍学共同」とどう向き合うか…？
望月衣塑子さん（「東京新聞」記者）

■７月３０日（日）１０：５０～
アジアから見た日本…
符　祝慧さん（シンガポール「聯合早報」東京特派員）

■７月３０日（日）１７：００～
PKO情報開示請求を通じて見えてきたこと
布施祐仁さん（「平和新聞」編集長）

■７月３０日（日）１７：００～
PKO情報開示請求を通じて見えてきたこと
布施　祐二さん（「平和新聞」編集長）

■７月３１日（月）１３：３０～
いまこそ憲法を生かすとき
金子　勝さん（立正大学名誉教授）

主な見どころ：
●１０００歳からの平和メッセージ
●平和な未来への展望もしっかり展示
●あの日の「広島」をジオラマで「再現」
●子どもたちのための「体験コーナー」

会費：入場無料

主催：「2017平和のための戦争展」実行委員会
http://www.kikanshi-nw.or.jp/peace/

後援：さいたま市、さいたま市教育委員会、朝霞市、入間市、鴻巣市、坂戸市、草加市、秩父市、鶴ヶ島市、羽生市、飯能市、深谷市、和光市、蕨市、三芳町、横瀬町、嵐山町、公益社団法人日本ユネスコ協会連盟、NPO法人持続可能な開発のための教育推進会議、テレ玉、埼玉新聞社

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世界９０ヵ国の法律家団体「共謀罪」に抗議声明発表

６月１５日の参院本会議で強行採決され、７月１１日に施行された「テロ等準備罪（共謀罪）」について、世界９０ヵ国の法律家団体でつくる「国際民主法律家協会（ＩＡＤＬ）」が、「冤罪」を懸念し、抗議声明を出したことが判明しました。その記事を2017年7月22日付け「東京新聞」 朝刊から転載させていただき、紹介します。（サイト管理者）

※以下、転載はじめ↓

＜世界９０カ国の法律家団体「冤罪懸念」――「共謀罪」法に抗議声明＞
 
「共謀罪」の趣旨を含む改正組織犯罪処罰法について、世界約九十カ国の法律家団体でつくる「国際民主法律家協会（ＩＡＤＬ、本部・ブリュッセル、ジーン・マイラー会長）」が抗議声明を出したことが分かった。ＩＡＤＬに加盟する日本国際法律家協会（ＪＡＬＩＳＡ、大熊政一会長、会員約三百人）のメンバーが二十一日、都内で記者会見を開いて明らかにした。

声明は、法が成立した六月十五日付。ＩＡＤＬのジュネーブ代表が同十六日に国連人権理事会で読み上げた。声明は、プライバシー権に関する国連特別報告者ジョセフ・ケナタッチ氏から懸念が示されていることに触れ「『組織的犯罪集団』の定義の曖昧さは安全保障のセンシティブな（機微に触れる）領域における非政府組織（ＮＧＯ）の活動に対する監視を合法化する機会を与える」として、共謀罪廃止を求めている。

ＩＡＤＬは一九四六年、ナチスに抵抗した法律家たちがパリで設立。世界各国の弁護士や学者らが平和の実現や人権擁護を目的に活動している。スイス・ジュネーブで毎年三回開かれる国連人権理事会で声明を出し、各国の人権状況についてホームページなどで意見を表明している。

会見では、英国の共謀罪と対テロ法に詳しい清末愛砂・室蘭工業大大学院准教授が「共謀罪の発祥地・英国では近年、共謀罪が対テロ法とセットで使われ、大量の職務質問や逮捕、差別的な運用が行われており、それが冤罪（えんざい）につながっている」と指摘。日本でも、共謀罪の運用がテロ対策を名目とした人権侵害につながる懸念を訴えた。

ＩＡＤＬの理事を務める笹本潤弁護士は、ケナタッチ氏への政府の抗議について「北朝鮮が人権状況に関する国連特別報告者に協力しないことを、日本政府は非難している。政府の姿勢はダブルスタンダード（二重基準）ではないか」と批判した。

【出典】2017年7月22日「東京新聞」 朝刊

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