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芸能人の薬物事件をぶつけたとしても、安倍晋三主催の「桜を見る会」の私物化疑惑と前日に行われた安倍晋三後援会の「前夜祭」問題は、安倍首相や官邸が弁明すればするほど墓穴を掘り、今度ばかりはメディアも盛んに取り上げ、もはや安倍政権の「命取り」の様相を示しています。しかし、この期に及んでも安倍首相は前夜祭の会場となったホテルニューオータニや各メディアとこれまで以上に頻繁に連日連夜、会食を繰り返し、「火消し」に躍起です。
これまでもこうした会食で、懐柔させられ、あるいは圧力をかけられ丸め込まれてきたメディアですが、今回はどう出るでしょうか。2019年11月21日、23日配信「日刊ゲンダイ」 から関係記事を転載させていただき、紹介することにします。(サイト管理者)
※以下、転載はじめ↓
<取締役と2度会食 安倍事務所がニューオータニを“口封じ”か>
疑惑が深まるばかりの「桜を見る会」を巡る問題の最大の焦点は、安倍首相自身が(11月)20日の参院本会議で「あべ晋三後援会の主催」だと明言した「前夜祭」の夕食会の会費5000円である。
会場となったホテルニューオータニの宴会の基本料金は最低でも1人あたり1万1000円はかかる。5000円では「安すぎる」という疑念は依然、晴れず、公職選挙法が禁じる「買収」の恐れは消えていない。
安倍首相は15日の釈明で、価格について「ホテル側が設定した」と主張したが、見積書も明細書もないという。「会費とホテル名義の領収書をその場で手交した」とも言ったが、果たして天皇の即位の礼晩餐会を開くような国際的な超一流ホテルが、参加人数が確定する前に大量の領収書を発行するようなズサンなことをするのか。驚きを禁じ得ないが、安倍サイドがニューオータニに“口封じ”を働きかけたのではないか、という疑いが浮上している。
共産党議員の国会質問で疑惑がクローズアップされた3日後の11日、安倍首相はニューオータニ取締役を務める今井敬経団連名誉会長と会食、さらに19日にも再び今井氏と会食しているのだ。忙しい首相が短期間に2度も同一人物と食事をするのは異例だ。
さらには、21日発売の週刊文春によれば、安倍事務所が15日、ニューオータニの広報部長ら2人を議員会館の部屋に呼び出して話し合いの場を持ち、「会費5000円」が厳重に確認されたというのである。
■ホテルは「違法な企業献金」を問われる可能性
だがニューオータニは、安倍事務所と歩調を合わせていると、自らの首を絞めることになりかねない。会費5000円を「ホテル側が設定した」以上、ホテルも罪に問われる可能性があるのだ。ホテルが安倍サイドにだけ特別サービスをしていたら、基本料金との差額分は安倍事務所や安倍後援会に対する違法な「企業献金」となる。「政治資金規正法」では、企業献金は政党や政党支部に対してしか許されていないからだ。
実際、過去に違法な企業献金が問題になった事例がある。2009年、神戸製鋼所が兵庫県と山口県にある3事業所で地元の県議選や市議選の候補者5人の後援会に、人件費やポスター製作費など合計2700万円を不適切に支出したことが政治資金規正法に反する寄付行為(違法な企業献金)だとされ、当時の会長と社長が引責辞任した。違法行為は、国税局の税務調査で発覚したという。
桜を見る会に関しては、既に安倍首相本人が刑事告発されたが、今後、ニューオータニが違法な企業献金の疑いで告発されてもおかしくない。
元検事の落合洋司弁護士はこう言う。
「ニューオータニほどのホテルで1人5000円という低価格で宴会をやれるはずはない。安倍首相側との日頃の付き合いを背景にホテルが出血大サービスをした、つまり赤字をかぶった可能性が高いのではないか。安倍事務所とホテルが結託・共謀した上での選挙民に対する違法な寄付行為が理屈としては成り立ち得る。いずれにしても、安倍事務所とホテルが不明朗な関係であることは間違いない。ホテルが告発され、受理されれば、お金の流れがどうなっているのか、調べられることになります」
5000円という価格は本当にホテル側が設定したのか。安倍サイドが裏で差額を補填したのではないのか。一流ホテルの名を汚さないためにも、ニューオータニは事実を明らかにした方がいい。
【出典】2019年11月21日配信「日刊ゲンダイ」
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<安倍首相がメディアと連続会食「桜を見る会」大炎上に焦り>
メディア懐柔なのか、圧力なのか。疑惑だらけの「桜を見る会」をめぐり、火ダルマになっている安倍首相がマスコミ関係者とハイペースで会食を重ねている。その数、この1週間で5回。焦りが伝わってくる。
首相動静によると、安倍首相は(11月)15日、パレスホテル東京の「和田倉」でフジサンケイグループの日枝久代表と会食。18日は創作和食の「春秋ツギハギ 日比谷」で読売新聞東京本社の柴田岳常務取締役論説委員長、田中隆之取締役編集局長と会合。20日には中国料理店「上海大飯店」で内閣記者会加盟報道各社のキャップと懇談し、21日は高級フレンチ「オテル・ドゥ・ミクニ」でオトモダチの桜井よしこ氏、百田尚樹氏、金美齢氏らと美食を堪能していた。
22日は焼き鳥の「鳥福」で森元首相、荒井広幸内閣官房参与、日本経済社の秋山光人特別顧問と会食。ちなみに、安倍首相が荒井氏と会う時は決まって心身が弱った時だという。
安倍首相は15日に2回、18日に1回ぶら下がり取材に対応。23分間に及んだ15日の2回目は「私も出ないといけませんので」と記者を何度も振り切ろうとしていたが、その理由が日枝氏との会食だったのだからア然だ。
2016~18年の11月の動向を振り返ると、安倍首相がメディア関係者と会食したのは渡辺恒雄読売新聞グループ本社代表取締役主筆(17年11月23日)のみだ。
「内閣記者会のキャップ懇でも桜を見る会が話題に上ったといいます。安倍首相は野党の追及を〈転がっているサッカーボールに子供が飛びついているようなもの〉と揶揄していたとか。〈野党も(桜を見る会を)やっていたから問題ない〉〈週刊誌はウソばかりだ〉と気炎も上げていたようです」(官邸関係者)
野党の追及に余裕シャクシャクだとアピールしたかったようだが、かえってその焦りが透けて見えるようである。政治ジャーナリストの角谷浩一氏がこう言う。
「事態の沈静化に慌てていることは確かでしょう。もっとも、桜を見る会が大炎上しているさなか、国民の目の届かない場所で首相の“言い分”を聞くというのは、報道機関のやるべきことではありません。〈会食する時間があるなら、国会の場できちんと説明するべきだ〉と言えなかったのでしょうか」
臨時国会の会期末まで残り2週間。野党が安倍首相を国会に引っ張り出し、ガンガン攻めるしかない。
【出典】2019年11月23日配信「日刊ゲンダイ」
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