何気無く大切な一日が、かけがえ無く今日も過ぎてゆく 高橋忠史・多系統萎縮症と生きる・唄い屋。

難病の多系統萎縮症に侵されても音楽を諦めない男のライヴ報告や日々の思い・命のメッセージ

ギリギリセーフ?

2012年07月06日 06時16分02秒 | Weblog
7月5日 その2

孫達にすっかり好かれてしまってゆっくり休ませてもらえない。僕は子供が嫌いなんだけどどうしてなんだろう。はっきり言って嫌われたほうが楽なのに。

そんな事言いながらやっぱり孫はかわいいんですよね。

実はそんなのんきな話をしている時では無く、毎月のカードローンの支払いの一つが出来ていなくてなんとかしなくちゃいけない。
この状況はもう2年以上続き、何人かの仲間から借金もして返せないままでいる。
そんな仲間達のおかげで支払日を過ぎても何とかローン会社の借金は返し続けている。
有難い事に、僕にお金を貸してくれた仲間達は催促も無く待ち続けてくれている。でも僕に対する不信感が増している事だと思う。本当に申し訳ないと思っている。
僕は貸した金は返ってこなくてもしかたがないと思っているが、借りた金は絶対に返す、カードローン会社の借金は後一年ですべて返しきる事が出来る。その為にも身体を完全に治して、ライブ活動出来るようにしなくちゃいけない。
幸い、日に日に元気になって来ている。食べる事が出来なかったので、普段53キロあった体重は48キロまで落ちて、ズボンがずり落ちそうになるまで痩せてしまったが、今日の夜、ご飯を一膳食べきった。東京に戻ってからおかゆを作ってもらって、そのお粥を一膳食べるのが精一杯だったので、今の僕にとって茶碗一杯のご飯を食べれる事は大きな喜びだ。

そしてローンの支払いが滞ってしまう危機を救ってくれる電話が昨夜遅くにあった。ブログを読んで心配してくれ電話をくれたのは鳥取県に住む小松君。彼は近年、「こだわり野菜の会」というものを立ち上げ、生産者と販売ルートの仲を取り持つ仕事をしている。
僕の事を兄貴のようにしたってくれている彼だったのでつい調子に乗って、「歯の治療もしなくちゃならないし、CD十枚ぐらい買ってよ。」って軽く話したら「わかりました五万円ぐらい振り込めばいいんですよね。」助かった。この後支払いは続くがとりあえず近々の支払いと、とりあえずの歯の治療も出来そうだ。思いもしなかった小松君の助け船に感謝。
メールで感謝の気持ちを送ったのだが、どうしても丁寧な言い回しになってしまった事を彼に叱られた。
彼が僕のファンとして東京の音楽事務所にやって来たのは、彼が高校生17歳の時だった。それから30年、彼に困らされた事は何度かあったが常に僕を見続けてくれていた。だからこそ今回の助けは有り難かった。「僕に敬語なんか使わないでくださいよ。」としかられた事も嬉しかった。

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