何気無く大切な一日が、かけがえ無く今日も過ぎてゆく 高橋忠史・多系統萎縮症と生きる・唄い屋。

難病の多系統萎縮症に侵されても音楽を諦めない男のライヴ報告や日々の思い・命のメッセージ

いざ…東大寺へ5月17日再出発

2013年04月27日 17時11分55秒 | Weblog
4月27日

母の死を悲しいとは思わなかった。心の底からお疲れさまでしたと手を合わせた。

1年間もの間、話す事も出来ず、身体を動かす事も出来ず、鼻から通した管から送り込まれる栄養だけで寝たきりのまま生き続けた。
耳は最後まで聞こえていた、苦しかっただろう、悔しかっただろう、でもその思いを訴える事は出来なかった。
そんな母を妹に任せたきり、僕は昨年から母をほったらかしにしたまま亡くなったという連絡が来るまで大阪に帰る事は無かった。

最低な人間だ。

時は流れてゆく~〓人は生きている~〓…母の棺に向かって唄い続けた。

いざ…東大寺へ5月17日再出発

2013年04月27日 15時38分31秒 | Weblog
4月26日

2ヶ月以上ブログとはご無沙汰していました。

胃の状態がどんどん悪くなって、おまけに歯が欠け、歯槽膿漏の歯は痛みを増し続け最悪の体調が続くなか…4月2日に母があの世に旅立ちました。

家族葬で身内だけの葬儀にしたので、誰にも伝えていなかったのですが、連絡を頂いた方々ありがとうございました。返事をしないまま過ぎてしまいましたがお許し下さい。

急いで大阪に帰ったのですが、胃の痛みは半端でなく、二時間おきに薬を飲み続けて葬儀が終わるまで3日間耐えて耐えて頑張り続けました。

父が亡くなった時は、葬儀に追われて泣いている余裕も無くあっという間の出来事で終わってしまいましたが、今回は家族葬で、幼なじみの同世代のいとこ達が集まっただけのシンブルなものだったので、胃の痛みは辛かったけど、心の底からあの世に見送る事が出来た。
おやじの葬儀の時、母に唄って欲しいと言われて断ってしまった事が悔いとして残っていたので、葬儀の最後に唄う事にした。

「時は流れ人は生きている」、