何気無く大切な一日が、かけがえ無く今日も過ぎてゆく 高橋忠史・多系統萎縮症と生きる・唄い屋。

難病の多系統萎縮症に侵されても音楽を諦めない男のライヴ報告や日々の思い・命のメッセージ

この空涙で濡らしましょう

2013年01月31日 14時43分13秒 | Weblog
1月31日その2

今、青函トンネルの中を列車は走っています。
人気の高いあの名曲「トンネルを抜けて」は、このトンネルの中で産まれました。

そして今日、又もトンネルに入ったすぐ後に、昨年江間さんが連れて行ってくれた東北の震災視察ツアーの帰りのバスで書いた詩「この空涙で濡らしましょう」が一年掛かって完成した。
曲はもう出来ていたが、何かが違うと詩を何度も見つめ直してきたが、違う言葉を見つけられないまま一年以上が過ぎ、今日も又、新青森駅から乗った特急スーパー白鳥の中で詩と向かいあっていた。
そしてトンネルに入ったすぐ後に、出てこなかった一言が浮かび、やっと完成した。
こんなに長い時間を掛けた曲は初めてだ。
今夜、長万部で歌おう。

「この空涙で濡らしましょう」

すきとおった青い空
ゆっくり流れる白い雲
この空涙で濡らしましょう
あなたの笑顔がにじんで消えて
見えなくなるまで濡らしましょう

私は風あなたは夢
叶わぬ思いとどかぬ風
この空涙で濡らしましょう
見送る小さな後ろ姿
見えなくなるまで濡らしましょう

あなたと見上げた遠い空
ぽっかり浮かんだ白い月
この空涙で濡らしましょう
忘れる事など出来ないけれど
見えなくなるまで濡らしましょう。


以上です。
東京から新青森まではひたすら眠っていました。

いざ、今日は「民宿しゃまんの里」でライヴだ。

いざ北海道、長万部へ

2013年01月31日 07時48分28秒 | Weblog
1月31日

ついにミックスダウンの極意を見つけた。

今、北海道に向かう列車の中だ。
せめて「七重の甍」だけでも完成させたいと頑張ったが音だけ出来上がってタイムオーバー。

一睡もしていない。

今日は列車の旅、のんびり寝て行こう。

ライヴは楽し

2013年01月27日 16時30分45秒 | Weblog
1月27日その2

日本橋にあるドトールコーヒーでのライヴは60歳の僕がガキンチョに思えるほどお客さんの年齢層は高かった。
ポピュラーなジャズありコーラスあり、高橋忠史ありハワイアンありののどかなライヴ、僕の選曲もごく自然に優しい曲になってしまった。

いろんな所でいろんな人がいろんな音楽をたのしんでいる。素敵な事ですね。

それぞれの年代にそれぞれの音楽がある。

僕がいまだにローリングストーンズを聞き続けているように。

暖かい

2013年01月27日 07時43分06秒 | Weblog
1月26日

葬儀の日、葬祭会場に入れない人が沢山来ていた。

小山さんは暖かい人だった、そして、小山さんの周りには暖かい人たちが集まっていた。
沢山の人たちが暖かい涙をあふれだしていた、本当に素敵な人だった。

小山さんはこの世から離れ、みんなの心に住み着いた。

ただ唄っていた

2013年01月25日 10時26分27秒 | Weblog
1月25日

車は相変わらずノッキングを起こしたが、昨夜は無事に小山さんのお通夜の会場に少し遅れながらもたどり着けた。

元「ふきのとう」の坪ちゃんも来ていた。ベーシストの河合くんも、花輪は誰もが知っている有名アーティストの名前が沢山の並んでいた。
参列者は次から次とお通夜の式が終わっても沢山のやって来ていた。

小山さんの死が悲しいなんて思ってなかったのだが、焼香の時、忠史おじちゃんと呼んでくれていた娘さんの景子さんの顔や小山さんと長年エンボスを支えて来た平野さん、押切さんの顔を見たとたん目頭が熱くなってしまった。

そのあと控え室で話す相手は沢山いたけれど誰とも話す気になれなくて、控え室に飾ってあった小山さんのギターを勝手に手にとって小山さんが好きだった「海」を小声で何度も何度も唄いつづけてた。

今日はこれから葬儀に向かいます。

とんぼ返り

2013年01月24日 14時24分20秒 | Weblog
1月24日

数日前から車の調子が悪い。一年前にミッションが起動しなくなり、走行中に完全に止まってしまったが幸い事故につながらず生きている。
その前兆に坂道になるとオートマチックのクラッチがノッキングを起こして走行中に車がガクンガクンと振動していた。
それと同じ症状が起こり始めている。東京に戻ったらホンダに車をもって行くつもりだったが小山さんの事もあり浜松に今日の夜の6時から始まるおつやに間に合うように戻らなければならない。
やっと東京に戻ったのだが命懸けのとんぼ返りだ。
今、浜松に向かって走っています。
小山さん、見守っていて下さい。

会う

2013年01月23日 19時34分23秒 | Weblog
1月23日

「海」

寄せては引いてく波に
愛はよくにてとまどいつつ
少し少しずつでも
愛は二人の胸に満ちる
飛べない鳥が飛び立つように
羽根をひろげて見せるように

私の海よ 広い海よ
あなたのところへ
いつか帰るけれど

小山さんは帰って行ったんだね。
小山さんの海へ。

僕は海に向かって転がり続けている。

もうすぐ新宿だ、門谷さんと30年振りの再開だ、縁結びは有吉かつこさん。

2013年01月23日 19時12分49秒 | Weblog
月22日

浜松から東京に向かう途中で連絡が入った。

浜松のコンサート企画会社、エンボスの社長、小山さんが亡くなった。

坪ちゃんのコンサートが終わった夜普段と何も変わらなかったそうだ。
名古屋のみーさんがコンサートの後小山さんと話したらしく、「忠史はちゃんと食べているんだろうか。」と心配していたと報告を受けた。

レコードデビュー当時からかわいがってもらい、春野町に移ってからは、本当に親しくさせてもらい、何度もエンボスの事務所で明け方近くまで飲んでそのまま事務所で二人で眠った。

いろんな事話したなー。お互いの人には話したくないような事も二人きりだから話せた。
二人でよく風呂にもいったなー。

小山さんはデビューアルバムに入っていた「海」が好きだった。
不思議だ、その「海」の詩を書いてくれた、門谷けんじさんに30年振りに会うために僕は東京に向かっている。

「海」

年の終わりに

2013年01月15日 19時18分50秒 | Weblog
12月31日~1月1日

島村楽器のライヴの後、宮崎さんに呼ばれ大島に船で出掛け、不思議な時間を(良い意味で)過ごさせてもらい、バッカスで今年最後のライヴを終えて後は年越しかと思っていたら、磐田市の江間さんから連絡があり、下村さんのお寺で年末年始のライヴのお誘いがあった。

年の締めくくりライヴと深夜の年明けライヴ、磐田市で終わり磐田市で始まった。

いやーしかし疲れた。途中休憩はあったが合計四時間のライヴ、まだまだパワーは健在です。

心地よい疲れのままいつもの駐車場へ。
高橋忠史に正月はありません。

パトリアライヴ

2013年01月07日 18時59分50秒 | Weblog
12月8日

昨日早めに眠ったというのは勘違いで、小平市のマンションに戻って食事した後、やっぱりミックスダウンの作業をしたくて、八王子市の石川パーキングエリアに出掛け、意識が無くなりそうになるまでコンピュータと闘っていた。

パーキングで朝7時半に起き出して8時に出発。土曜日で首都高も空いていて、江戸川区にあるショッピングモールのパトリアには予定より早く着くことが出来た。

スーパーマーケットの2階に島村楽器の音楽教室がある、その前のフロアーでの演奏になる。
機材は自分の者だが島村楽器のスタッフが車から運んでくれてセッティングまでしてくれたので大助かりだった。

演奏会場前では、スーパーマーケットの景品のガラガラくじの抽選会が行われていた。

2回の演奏会は、くじの抽選にやってきた人達も立ち寄ってくれたり、島村楽器の人達も参加、ひとみさんが友人を連れて来てくれたり高橋さんや竹中さんも参加してくれていていい感じで唄う事が出来た。
ガラガラのお姉さん達も手拍子をくれたりしてとっても楽しかった。

2回の演奏終了後島村楽器の楽器販売店によってしばし、最新の楽器をいじらせてもらい、車の中で作曲するためのミニギター(4800円)を買って帰った。
島村楽器でミニギターを買ったら、ガラガラの抽選券を二枚もらった、抽選会場で2回ガラガラを回した、なんと2回とも当たり、三百円の商品券が二枚。早速島村楽器に戻りギターの弦を買って帰った。
島村楽器と僕の愛称はすこぶるいいようだ。