8月29日
熟睡している車の窓ガラスの向こうから眩しいライトの光が刺すのを感じた。
予想はしていた。
ライトを手にしているのは警察官だった。
折角ぐっすり眠っていたのに、ここで起こされたら、又寝不足で胃が痛くなってしまいそうだ。
若狭の海岸線も暑い。連日30度を上回る気温が続いている。車で寝る時は安全の為、窓を閉め、ドアをロックする。暑い日はエンジンを掛けてクーラーをつけて寝るのだが、お金が無いので、この日は汗をかきながら寝ていた。
光に気付いて目が覚めた時は、ズボンまでびっしょり濡れていた。水分は充分にとって寝たが、こういう時に熱中症になるのかも知れない。
そういう意味では、警察官に感謝しなければならないのかも知れないが、時計を見たら午前2時だった。思わずムッとした。まだ2時間しか眠って無いじゃないか、折角胃の痛みも和らいでこのまま朝まで眠れれば楽になれるかも知れないのに、と心で思ったが口には出さず。ただ警察官の質問に丁寧に答えて職務質問は終わりパトロールカーは去って行った。
深夜にもかかわらず今日も暑い、熱中症で死んだらバカみたいなのでエンジンを掛けてクーラーをつけて眠った。5時半に目が覚めた、胃は鈍く痛いが昨日ほどでは無い。昨日から何も食べて無いので、近くのコンビニに走ってヨーグルトを買って食べた。乳酸菌パワーか、食べているうちに少しずつ胃が軽くなっていった。コンビニまで運転するのも大変だったが元の駐車スペースに戻る時にはすっかり楽になっていた。
民宿まつぼっくりに電話した。松井さんは麦刈りに出掛けていて6時には戻るという事だった。ガソリンも残り少しになってきたし、体調もいい感じだったので敦賀市内まで走りガソリンをいれて市内のスーパーマーケットの駐車場で、胃が痛い時も顔を歪めながらもやり続けていた2ミックスマスタリングを始めた。起きている限り音楽をやり続けたいのだ。後もう少しで理想の音に限りなく近くなるのだが、少しが微妙で、時間が掛かる。
夕方6時過ぎに民宿まつぼっくりに到着。ライヴのお願いをして、帰るつもりだったが、昨日来るつもりが胃が傷んで途中で動けなくなった事を話たら、今夜は泊まって体を休めていけばいいと言ってくれたので、泊めていただく事にした。胃の調子は完璧ではなかったが出していただいた夕食を一緒に食べる事が出来るほど楽になっていた。
着いた時、CD「東京」をブレゼントするつもりで持ってきたのだが、僕が困っているだろうからと1万円も頂いてしまった。
断れない自分が情けなかったが、ありがたかった。
松井さんは僕のほとんどのCDを持っているが、「普段着のままで」は人に貸して戻って来ていないらしく、それなら今夜CDに焼いて差し上げる事を約束して、少し気が楽になった。ついでに音が格段に良くなった「証明…あかし」と、松井さんが持っていなかった「ランナー」音の良くなった「素描Dessin」も受け取ってもらう事にした。
それともう一つ、折角やってきたので車からギターを出して、宮城県石巻市に行った時に作った詩に滋賀県守山市の藤木猛さん主催のライヴで曲をつけた「この空涙で濡らしましょう」と「春よ来い」を奥さんと二人に聞いてもらった。
明日も早起きで麦刈りの松井さんのお邪魔にならないように、早々と部屋に戻り、CDを焼き付けようとしたが、眠くて眠くて何もできずに布団の上に倒れこんだ。
今日は歌が唄えて幸せ。
熟睡している車の窓ガラスの向こうから眩しいライトの光が刺すのを感じた。
予想はしていた。
ライトを手にしているのは警察官だった。
折角ぐっすり眠っていたのに、ここで起こされたら、又寝不足で胃が痛くなってしまいそうだ。
若狭の海岸線も暑い。連日30度を上回る気温が続いている。車で寝る時は安全の為、窓を閉め、ドアをロックする。暑い日はエンジンを掛けてクーラーをつけて寝るのだが、お金が無いので、この日は汗をかきながら寝ていた。
光に気付いて目が覚めた時は、ズボンまでびっしょり濡れていた。水分は充分にとって寝たが、こういう時に熱中症になるのかも知れない。
そういう意味では、警察官に感謝しなければならないのかも知れないが、時計を見たら午前2時だった。思わずムッとした。まだ2時間しか眠って無いじゃないか、折角胃の痛みも和らいでこのまま朝まで眠れれば楽になれるかも知れないのに、と心で思ったが口には出さず。ただ警察官の質問に丁寧に答えて職務質問は終わりパトロールカーは去って行った。
深夜にもかかわらず今日も暑い、熱中症で死んだらバカみたいなのでエンジンを掛けてクーラーをつけて眠った。5時半に目が覚めた、胃は鈍く痛いが昨日ほどでは無い。昨日から何も食べて無いので、近くのコンビニに走ってヨーグルトを買って食べた。乳酸菌パワーか、食べているうちに少しずつ胃が軽くなっていった。コンビニまで運転するのも大変だったが元の駐車スペースに戻る時にはすっかり楽になっていた。
民宿まつぼっくりに電話した。松井さんは麦刈りに出掛けていて6時には戻るという事だった。ガソリンも残り少しになってきたし、体調もいい感じだったので敦賀市内まで走りガソリンをいれて市内のスーパーマーケットの駐車場で、胃が痛い時も顔を歪めながらもやり続けていた2ミックスマスタリングを始めた。起きている限り音楽をやり続けたいのだ。後もう少しで理想の音に限りなく近くなるのだが、少しが微妙で、時間が掛かる。
夕方6時過ぎに民宿まつぼっくりに到着。ライヴのお願いをして、帰るつもりだったが、昨日来るつもりが胃が傷んで途中で動けなくなった事を話たら、今夜は泊まって体を休めていけばいいと言ってくれたので、泊めていただく事にした。胃の調子は完璧ではなかったが出していただいた夕食を一緒に食べる事が出来るほど楽になっていた。
着いた時、CD「東京」をブレゼントするつもりで持ってきたのだが、僕が困っているだろうからと1万円も頂いてしまった。
断れない自分が情けなかったが、ありがたかった。
松井さんは僕のほとんどのCDを持っているが、「普段着のままで」は人に貸して戻って来ていないらしく、それなら今夜CDに焼いて差し上げる事を約束して、少し気が楽になった。ついでに音が格段に良くなった「証明…あかし」と、松井さんが持っていなかった「ランナー」音の良くなった「素描Dessin」も受け取ってもらう事にした。
それともう一つ、折角やってきたので車からギターを出して、宮城県石巻市に行った時に作った詩に滋賀県守山市の藤木猛さん主催のライヴで曲をつけた「この空涙で濡らしましょう」と「春よ来い」を奥さんと二人に聞いてもらった。
明日も早起きで麦刈りの松井さんのお邪魔にならないように、早々と部屋に戻り、CDを焼き付けようとしたが、眠くて眠くて何もできずに布団の上に倒れこんだ。
今日は歌が唄えて幸せ。