何気無く大切な一日が、かけがえ無く今日も過ぎてゆく 高橋忠史・多系統萎縮症と生きる・唄い屋。

難病の多系統萎縮症に侵されても音楽を諦めない男のライヴ報告や日々の思い・命のメッセージ

積み重ねる

2015年10月31日 21時22分59秒 | Weblog
失敗を繰り返しながらいろんな事を覚えてゆく。
二度と痛い思いをしないように、二度と辛い思いをしないように、二度と悲しい思いをしないように、二度と…二度と…。
色んな苦悩を回避する方法は覚えてゆくが、何のために生きているのか…その答えはこの地球上に人類が誕生してからこんにちまで誰も見つけられていない。
悩み悶え苦しむ為に生まれて来て、蓄えた経験が次の世代に継承される事も無く、その経験が活かされる前に死の恐怖に怯えながら衰弱していくのだろう。

この地球上で僕達人類は、万能の生き物で有るかのようにおごった考えでいるが、しょせんは地球という生命体にへばりついている微生物、果てし無い宇宙の中ではバクテリア以下の存在でしか無い。
いったい僕達は何のために生まれて来て、何のために死んでいくのだろう。
子どもの頃思った疑問を未だに解けず考え続けている。

そして解けない疑問をテーマにして、考え続け、もがき苦しむ事を歌にして、表現し続けている。
いただき続けて命をはぐくみ、一所懸命、一生懸命生きる事でそのお返しが出来ればと思う。

複雑な設定を積み上げて行く事で、シンプルな音空間を作りあげていく、ミキシングの世界と同じ。
最後まで答えは見つからないが、心地よい音像を作る事をあきらめない事、心地よい生き方をあきらめない事だ。
それが今の僕に出来る事。
積み上げて…積み上げて。

月に一度の外食の日

2015年10月30日 21時27分21秒 | Weblog
月に一度の外食の日、だが毎月はなかなか食べに行けない。
今月は美観部の仕事が続いたおかげで、わずかだがお小遣いが頂けた。
久しぶりに典子さんと二人で回転寿司を食べに出掛け た。
月に一度は、食べに行こうねと約束したのに、緊急入院したり猫の手術代に結構な出費があったりでずっと行けなかった。

障害者手帳と一緒に支給されたタクシーチケットを使って出掛ける事にした。
おやじ会議のメンバーの一人、秋山さんは、75歳の現役タクシー運転手。
どうせ乗るなら、知らない運転手を呼ぶより仲間がいい。
おやじ会議でお昼前に来てもらえるようにお願いして、今日も美観部の仕事だ。

作業を終えて、回転寿司に出掛け、ご馳走にありつく。
この細やかな幸せを手に出来るのは、アパートの仲間のおかげ。
何時も誰かに支えられて生きています。
これからもずっと。


ホラ吹き大将のグラミー賞狙い

2015年10月29日 20時07分54秒 | Weblog
ホームページに、ベストミックスのCDの販売情報をなかなか掲載出来ないのは、より高いレベルの音質になってしまって、全曲の調整に時間が掛っているからです。

大ボラ吹きの高橋忠史が又、大ボラを不来ます。
「信じられへんぐらいナチュラルな音や、弾き語り部門が有ったら絶対グラミー賞や。」

毎日美観部の仕事が続き、疲れ果ててしまっているので、なかなかはかどらないが、あともう少し。

岡山で買ってくれた人達も、メールいただければ無償で新しいものを送らせていただきますので、遠慮無しにメール下さい。

今週中に出来ますのでお楽しみに。
ホームページのセブン銀行口座にCD料金3000円振り込んで、メールで住所氏名を伝えていただければ来週に発送します。

大ボラ吹きの高橋忠史がいいます。

「やっと、満足出来る、これぞ高橋忠史というアルバムが出来ました。これは絶対グラミー賞ものてす。

命と向き会おうとして一年

2015年10月28日 17時55分14秒 | Weblog
毎日のように美観部の仕事が続く。
今は正式部員として作業を手伝って入るが、きっかけになったのが一年前。
まだ病気の事は分からないままに、しょっちゅう倒れるのでライブ活動もやめようとしていた。
それでも無意識に病気と闘おうとしていたのだろう。
散歩を始めた。
毎日続けようなんて思ってもいなかった。
でもいつの頃からか、散歩から帰って来ると親父たちが
たむろっているようになった。
毎朝、話しているうちに美観部を手伝うようになり、自治会の役員にも参加するようになった。

おやじ会議がなかったら散歩も続いていないだろうし脊髄小脳変性症が発覚した後ふさぎ込んでしまっていたかも知れない。
おやじ会議は今の僕の心の支えになっている。

病気が発覚して一年。
命としっかり向き会おうとするのだが、エモ言えない恐怖に打ちのめされ忙しさににげこんでしまう。
忙しさに紛れている時は病気の事も忘れていられるのだが、死に対する事も含め、身体が動かなくなる事えの恐怖が無意識の中で増幅し、それが夢になって奈落の底に
僕を何度も突き落とした。
落ちる恐怖に、何かにすがろうとして、壁に手をつき、突き指したり、顔を引っ掻いて血を流したり、そんな事を何度も繰り返した。

落ちる夢は見なくなったが恐怖が消えたわけでは無い、ただ怖がる事に慣れただけだ。
強がっているだけで、未だに死と向き合えていない。

もっと強くならなきゃ。

朝二時間の美観部の作業を終え、午後一で難病認定証の更新の申請に市役所ヘ。

僕に出来ないことはない、今まで通り出来ないだけで、なんだって出来る。
出来ないは、やろうとしない奴の言い訳だ。

僕に出来ないことはない、恐怖に立ち向かい、死と向きあう日はかならずやってくる。
その日まで、しっかり苦しもう。
今僕に出来る事は、精一杯苦しむ事だ。

今日も一日盛り沢山

2015年10月27日 08時10分47秒 | Weblog
爽やかな秋晴れ。
散歩から帰ってくると、朝日を浴びて、おやじ会議。

今日は一日盛り沢山。

資源回収をした後、美観部の仕事。
その後すぐ病院に行く。
そして、大切な音楽の作業。

やらなきゃならない事がある日は、落ち込む事も無い。

さぁー。
一日、頑張るかー!。

富士山が力をくれたえ

2015年10月26日 11時24分20秒 | Weblog
昨日は、何だかメチャクチャ落ち込んだ。
ウォーキングの疲れが今頃になってやって来た。
夜8時に布団にもぐりこんだら、そのままねむりこんでしまった。
朝、腰が痛くて目を覚ました。
時計をみると6時だった。
一回も起きる事なく10時間、深く熟睡した。

腰の痛みがけっこう辛くて散歩には出なかった。
おやじ会議には参加して、その後ゴミ出しに出た時に、もしやと思って4階までエレベーターで上ってみた。
僕が住んでいるのは2階、西に建物があって見えないので、気にもしていなかったが、今日も雲ひとつ無い秋晴れ4階に行けば見えるかも知れない。
4階に着いて、階段の踊り場から、西の方角を見た。

いたいた!。
いたと言うのは、表現方法が違っているかも知れないが、そこに富士山がいた。
晴れ渡っているようでも、少し空気がよどんでいるのか、クッキリハッキリではないが、雪をかぶった富士山だった。
写真には写り込まなかったけど、肉眼ではハッキリ確認できる。
なんか、わけも無く、感動してしまった。

生きているんだな〜って!。

休息の日

2015年10月25日 17時10分05秒 | Weblog
今日は、とりたてて珍しい事も面白い事もなかったらような、穏やかな一日でした。
日曜日という事もあるのでしょう。

何も考えず、何もしないで、ぼ〜っと過ごす事ってほとんど無い。
何かしていないと、何か考えていないと、後ろ向きになってしまいそうで恐かった。
それが日常になって、心と裏腹な前向きなブログを書き続けた。

この自己矛盾と葛藤しながら確実に衰えて行く運動神経を日々感じ必死で闘っている。
いつまで経っても強くなれない。

じわりじわり運動機能が衰えて行く、寝たきりになった自分を想像して怯えている。

怖い、恐い、コワイ。

温水洗浄便座

2015年10月24日 17時41分12秒 | Weblog
ついに、ウォシュレット、いや温水洗浄便座がやって来た。
日々、運動機能が落ちていくなかで、一番やっかいな事は大便の後処理だ。
ギターが弾けなくなる前から、手の動きが悪くなり大便の後の拭き取り作業に苦労している。

今のアパートは都営住宅だから、当然だけど温水洗浄便座はついていない。
高齢者向け住宅で、バリアフリー、至る所に手擦りが付いていて病気になってつくづくいい所に入居出来たと喜んでいる。
でも、手が不自由になって来て、トイレの後処理が大変で、温水洗浄便座があこがれのアイテムになった。

ネットで調べたら、14000円ほどで買える事がわかった。
東海道ウォークの後、どうしてローカル列車を乗り継いで帰ったかと言うと、温水洗浄便座を買うための資金を作る為に、特急料金をうかすためだった。
フラフラのヘロヘロになりながらも10時間も掛けて帰って来れたのは、温水洗浄便座を買うという目的があったからだ。

東海道ウォークから帰って、ネットで早速注文。
昨日届いた。
疲れが残っていたので女性でも簡単に設置出来ると書いてあったが昨日はそのままにしておいた。
今日も朝から美観部の作業(ドブさらい)があったが、身体も随分楽になったので、いよいよ温水洗浄便座の設置。
女性でもと書いてあったが、今の僕は手が不自由なので、小学生がやれるていどの事も上手くできない。

それでも、時間は掛かったが、頑張って1時間ほどで設置完了。
これでトイレの後処理がすぐに済む。
時間の節約とトイレットペーパーの節約、ローカル列車の長旅がむくわれた。

今、過去は過去、今の僕を見て欲しい

2015年10月23日 08時20分52秒 | Weblog
色付く秋、と言うよりも枯れ葉舞い散る秋。
今朝は肌寒く感じるなか、散歩に出た。
左足の膝に痛みを感じたので神社まで行かず引き返した。
京都から大津駅まで歩いた二度の下り坂で受けた膝の衝撃の後遺症が今頃出てきたのか。
気持は若く持っていても、60を過ぎた肉体は蓄積した疲労はなかなか回復してくれない。
道を歩くのが恐ろしく感じ、自転車道を回って帰ってきた。

この季節、美観部の仕事は続く。
おやじ会議で今日も作業を頼まれた。
左足が痛いだけじゃなく、身体全体も重い。
一瞬断ろうと思ったが、呑み込んだ。
作業開始まで一時間、断るのはその時でもいい。
部屋に戻っても気だるさは残ったまま。
気分も悪くなってきた。
直前まで布団で横になった。

断れば何の問題もないのに、なんで悩んでいるんだろう。
今の僕には、目の前の出来事が、大きくても小さくても重要な問題だ。
しんどい、
でも作業には出たい。
なら、やるしかない。
立ち上がると、気持ちが悪い、でも吐く程でも無い。
ほうきを持って遊歩道へ。
気を許すと倒れそうなぐらいバランスがとれない。
だが不思議に気持ち悪さが消え、作業する気力がわいてきた。
ヤッパリ、高橋忠史は本番に強い。
今出来る事を全力で精一杯頑張る。
高橋忠史は今をいきています。

過去を懐かしんだって何も起こせない。
過去あった事なんてどうでもいい、大切なのは、今何がしたいのか何が出来るのか、思ったら行動を起こす。

元気復活、難病の忠史でした。

写真は、おやじ会議のすぐそばで、春夏秋と咲き続けている、可憐な花です。
僕も咲き続けたい。

休息日のつもりが美観部の作業が

2015年10月22日 17時55分03秒 | Weblog
昨日はさすがに散歩はパス。
報告の為におやじ会議には参加した。
今日になって身体のあちらこちらが痛んできたので、もう一日休もうと思ったが、明日があると思えるのは健康な時だけ。

今やれる事を全力で精一杯、何時も言っているのに、怠けてしまうところだった。
気を取り戻して起き上がり朝の散歩に出た。
疲れが取れていないせいだろう、身体は重いしふらつきはひどくなっているが、何故か足が軽い。
京都から滋賀県の草津駅までの半端でないしんどい歩きを経験した足が記憶しているのからしたら、散歩は散歩、軽いものだ。
そう思った時、東海道ウォークを続けたい、散歩と歩き旅はまるでちがう。
チャンバラごっこと真剣勝負ほどの違いがある。
出来れば、明日からでも歩き旅に出たいが、残念ながら経済的余裕がない。
その事も今の高橋忠史、悔いているより、今出来る事を全力で。

散歩から帰ると、渋谷さんが今日も写真の遊歩道の刈込みをすると言っている。
僕の事を気づかって、ぼくを誘わなかったが、足手まといになるのを承知で美観部員として頑張る事にした。

9時から1時間。疲れきっているので、完璧にヨレヨレだ。
今日は渋谷さんと二人切りの作業。
木の枝葉を刈るのは、渋谷さん、落ちた枝葉を集めてビニール袋に詰めるのは僕の役目だ。
ここでも渋谷さんは僕に気を使って、何時もよりゆっくりと刈り込んでくれていた。
おかげでたどたどしくも作業終了。
全力で精一杯頑張れた。

岡山ライブでは、四国の香川県から海を渡って長尾さんが来てくれていたり、九州からも海を渡って有住さん田崎さんが来てくれたり、姫路でライブ企画してくれた西口さんが来てくれたり、応援してくれる人がいるから頑張れます。

ライブだけじゃなく、日々全力で精一杯頑張ります。