何気無く大切な一日が、かけがえ無く今日も過ぎてゆく 高橋忠史・多系統萎縮症と生きる・唄い屋。

難病の多系統萎縮症に侵されても音楽を諦めない男のライヴ報告や日々の思い・命のメッセージ

595日目 文化会館リハーサル室

2005年11月11日 11時50分32秒 | Weblog
11月10日

 今日は少しだけ、体調が戻ったような気がする。だが完璧と言うわけではない。昼ごはんと夜ご飯を買いに近くの大型スーパーに出掛けた以外は外には出ていない。
 夕方清広君から電話があって、今日も大ちゃんが段取りしてくれていて、7時半に太平温泉のロビーに迎えに来てくれるということだ。

 本を読んだり、DVDで古い映画を見たりして、身体を休めて一日を過ごした。

 7時半にロビーに出掛けた。大ちゃんが、僕の部屋に電話している所だった。大ちゃんの車にライブセットを乗せて、文化会館のリハーサル室へ。太鼓の練習の時間を僕のライブのために空けてくれたようだ。

 太鼓の練習に来た人達と大ちゃんが声をかけてくれた人達で、6人のお客さん。広い部屋だったが音響は使わず、照明セットを持っていったので、椅子などを利用して、雰囲気を作った。
 声の調子がおかしくなってきている。ちょっとかすれ気味で、痰が絡む。最初の2~3曲目ぐらいまで、痰が絡んで、唄いづらかった。そのうちに元に戻っては来たが、声に伸びは無かった。やはり、風邪をひいているのかもしれない。1時間半のつもりで唄っていたら、1時間ほどしたとき大ちゃんが立ち上がったので、そうではなかったことに気づき、1時間を過ぎたところで演奏を終了した。終わったあと、お客さんの一人、知子さんが身体を気遣って話しかけて来てくれた。そしてCDを買ってくれて、こんなにいい歌を唄う人だとは思わなかったと言ってくれていた。

 体調不良だが、とにかく今日のライブも、いい感じで終われてよかった。明日のスケジュールはまだわかってないが、清広君が何とかしてくれるだろうからじっと待つだけだ。

 大ちゃんに食事を誘われたが、今夜はゆっくりする為に、ライブ終了後、太平温泉につれて帰ってもらった。ロビーカウンターにはあつこさんが居た。風呂の時間を聞いたらまだ大丈夫だと言うので、部屋に戻って、すぐに温泉に出掛けた。微熱があるのでゆっくり湯船に入らないようにして、足だけ暖めて身体を洗って出た。頼むぞ、温泉パワーでこの身体何とかしてくれー。