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20786、東京理科大、粉末水素の燃料電池車、理論値、20kg/500km走行、試験走行!

2013年02月03日 19時19分40秒 | thinklive

東京理科大、水素化ホウ素ナトリウムを燃料とするFCVの試験走行に成功

*日本工業新聞、 2013年01月28日
 東京理科大学理工学部の星伸一准教授らの研究チームは、水素を豊富に含む「水素化ホウ素ナトリウム」を燃料として燃料電池車(FCV)を開発し、試験走行に成功した。粉末状の水素化ホウ素ナトリウムを加水分解して、水素を発生し燃料電池で発電するという方法。粉体の水素化ホウ素ナトリウムを使い走行したのは初めてという。
 千葉県野田市の同大野田キャンパス内で1キロメートル弱の試験走行を実施した。理論的には水素化ホウ素ナトリウム20キログラムで500キロメートル走行できる。
 水素化ホウ素ナトリウムは、常温で固体の物質で、気体の水素より扱いやすい。エネルギー密度は1リットルあたり25メガジュール(メガは100万)で70メガパスカルの圧縮水素の約5倍。加水分解時の発熱を活用できれば、ガソリンと同程度のエネルギー密度を持つ。

 

*水素発生源として *ウキペディア

 

水素ガスはクリーンな燃料として期待されているが、気体であるため貯蔵が難しいこと、また爆発などの危険がある。水素化ホウ素ナトリウムは酸性条件や、特定の触媒の存在下で分解し、水素ガスを放出し、また比較的安定な固体で、発火などの危険もないこと、廃棄物も害の少ないホウ酸であることなどから、携帯可能な水素源の候補物質の一つとなっている。すでに水素化ホウ素ナトリウムを水素源として用いた燃料電池が試作されている。

本学教員の「燃料電池電気自動車」に関する研究成果を日刊工業新聞などが紹介2013/01/28

  本学教員の「燃料電池電気自動車」に関する研究成果を日刊工業新聞などが紹介しました。

本学理工学部電気電子情報工学科星伸一准教授らの研究チームは、水素を豊富に含む「水素化ホウ素ナトリウム」を燃料として、燃料電池車(FCV)を開発し、試験走行に成功しました。

 試験走行に用いられたのは粉末状の水素化ホウ素ナトリウムを加水分解して、水素を発生し燃料電池で発電するという方法で、粉状の水素化ホウ素ナトリウムを使い走行したのは初めての事です。
千葉県野田市の同大野田キャンパス内で1キロメートル弱の試験走行を実施、理論的には水素化ホウ素ナトリウム20キログラムで500キロメートルの走行が可能です。
水素化ホウ素ナトリウムは常温で固体の物質で、気体の水素より扱いが容易で、加水分解時の発熱を利用できれば、ガソリンと同程度のエネルギー密度を持ちます。加水分解では水素以外に二酸化ホウ素ナトリウムが副生成物として発生し、触媒に付着して反応が進まなくなるという問題がありましたが、今回、遠心分離の機構を導入してこの問題を解決しました。
FCVをめぐっては、各自動車メーカーが開発を進めています。現在、燃料を貯蔵する部品として高圧水素タンクを自動車に搭載する方法が主流でしたが、軽自動車への適用は困難とされています。水素化ホウ素ナトリウムを燃料にすれば、軽自動車にも適用できます。しかし、実用化には副生成物の回収のほか、副生成物を水素化して燃料に戻すためのエネルギー効率の改善が課題となります。



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