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12484、ユーグレナ,東大発ベンチャー、バイオ燃料、食料などバイオ資源の開発

2012年01月17日 10時12分56秒 | thinklive

 

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uglena 細胞中央のピンク色の球は細胞核、多数見られる緑色の顆粒は葉緑体、上部の赤い点は euglena という名前の由来でもある眼点(eu- 真の、美しい+glena 眼)。

第三者割当増資実施のご報告

*ユーグレナは現在,JX日鉱日石エネルギー、日立プラントテクノロジーとバイオ燃料事業の実用化をめざしている、全日空が採用を予定、電通はユーグレナのブランド戦略を構築中、東センリースは今後培養プラント整備などで協力

~清水建設、ANA、電通、東京センチュリーリースより総額1億9000万円の増資~

 東京大学発ベンチャーの株式会社ユーグレナ(本店:東京都文京区、代表取締役社長:出雲充)は、2011年9月30日付払込にて、清水建設株式会社、全日本空輸株式会社、株式会社電通と東京センチュリーリース株式会社を割当先とした総額1億9000万円の第三者割当増資を実施いたしました。増資後の資本金は4億6065万円となります

 増資は、≪栄養問題・環境問題・エネルギー問題≫などに対するミドリムシの活用を目指し、ミドリムシによる環境浄化技術の共同研究パートナーとして、バイオジェット燃料研究に関して、商品素材としてのミドリムシの可能性への出資や将来の設備投資に関するファイナンスの取り扱いと環境・エネルギー分野での協業に向けた戦略投資として、割り当て4社に各々賛同いただき実現いたしました。 

当社は各社からの増資を活かし、ミドリムシを使用したバイオジェット燃料、環境関連技術、食品などの研究開発をより加速し、割当先各社と戦略的資本関係の構築を目指します。 

ミドリムシ(学名:ユーグレナ)の可能性について

ミドリムシは植物と動物の両方の特徴を持つ希有な微生物(藻の一種)で、人類が抱える食料問題、環境問題、エネルギー問題解決の一助を担う可能性を持っています。 

・理論上ではヒトが生きていくのに必要な栄養素をまかなえるといわれるほど豊富な種類の栄養素(59種類)を持ち、基本的には水と光と二酸化炭素などで育つことより世界の食料問題に貢献できる可能性。 

・個体あたりの二酸化炭素の吸収率が高く、増殖速度も早いため、地球温暖化の防止など環境問題に貢献できる可能性。 

・水中の成分を取り込むミドリムシの性質を生かした環境浄化技術の開発により、 水質改善などの環境問題に貢献できる可能性。 

・ミドリムシから抽出した油からジェット燃料を生成できるため、バイオ燃料としての活用によりエネルギー問題に貢献できる可能性

 

株式会社ユーグレナについて

  • 弊社は、ユーグレナ(和名:ミドリムシ)を中心とした微細藻類に関する研究開発及び生産管理、品質管理、販売等を展開しています。
  • ユーグレナ(ミドリムシ)は、体内の葉緑体によって光合成を行う単細胞生物(微細藻類)であり、古くからその有効活用について活発な研究が行われてきました。人間が必要とする栄養素のほぼ全てを含むユーグレナ(ミドリムシ)は、特に機能性食品や化粧品としての有効利用に期待が注がれています。また、太陽光と水と二酸化炭素だけでも成育することから、大量の食料を搬出できない宇宙などの閉鎖系環境における食料源としての研究もされてきました。
  • また、その光合成の ― すなわち二酸化炭素を炭水化物等に固定し酸素を作り出す ― 効率が優れており、食品利用以外にも、製鉄所や火力発電所などから発生する二酸化炭素の排出削減への活用や、バイオ燃料化、飼料化に関しても研究を進めています。弊社はユーグレナ(ミドリムシ)の特性を生かし、食料問題、そして環境問題の解決法に新たな一石を投じる可能性に挑戦しながら、多角的な事業展開に取り組んでいます。
  • 21世紀を迎えた地球は、これまでにも増して多くの問題を抱えています。
  • 戦争や環境破壊、資源の枯渇など、私たちに託された課題は多く、そしてその殆どが、簡単には解決できそうもない難問ばかりです。なかでも食糧問題や環境問題は、近い将来私たちの生活に影響しかねない、喫緊の課題のひとつです。
  • 日本ではまだ食糧環境は安定していますが、地球上には必要最小限の食事もままならない国がたくさんあります。さらに今後は、二酸化炭素の過剰排出が主な原因とされる地球温暖化によって砂漠化や低地水没が引き起こされ、食糧環境が安定している地域でさえも食糧難が現実のものとなる可能性は決して少なくありません。
  • 私たちに何かできることはないか!
  • 私たちは、学生時代から食糧問題・環境問題・そしてユーグレナ(和名:ミドリムシ)の研究に関わってきました。その思いから、ユーグレナ(ミドリムシ)の食品化、そして大規模培養プラントの建設による二酸化炭素固定及びバイオ燃料等の製造を通して、少しでも問題解決の一助を担えればと、この会社を立ち上げました。ユーグレナ(ミドリムシ)は水と光と二酸化炭素があれば育つことができ、その生産効率は稲の80倍とも言われています。また、人間が必要とする栄養素を豊富に備えているため、食生活が乱れた現代人にも良いものです。いずれはこのユーグレナ(ミドリムシ)を栄養事情が悪い国で生産することで、食料問題、そして国家間の紛争などの問題解決に一歩近づくことができると私たちは考えているのです。
会社名 株式会社ユーグレナ
資本金 4億6,065万円
設立年月日 2005年8月9日
本店・研究所 〒113-0033 東京都文京区本郷7-3-1 東京大学本郷キャンパス内
東京大学アントレプレナープラザ 7階
本店・研究所地図
 
東京本社 〒150-0031 東京都渋谷区桜丘町14-1 ハッチェリー渋谷
電話 03-5428-3118  FAX 03-3770-2665
東京本社地図
 
役員 代表取締役 出雲 充
取締役 鈴木 健吾
取締役 福本 拓元
取締役 永田 暁彦
取締役 多喜 良夫
取締役 見満 周宜
取締役 室賀 文治
常勤監査役 玉置 雄三
監査役 小林 三郎
監査役 木村 忠昭 
特別顧問 芦田 邦弘
特別顧問 高梨 重男
特別顧問 成毛 眞
技術顧問 中野 長久
技術顧問 太田 晴久
技術顧問 丸 幸弘
顧問弁護士 志甫 治宣
事業内容 1.ユーグレナ(和名:ミドリムシ)の研究開発・生産管理・品質管理・販売
2.ユーグレナ(和名:ミドリムシ)の宇宙・環境ビジネスへの応用
3.バイオテクノロジー関連ビジネスの事業開発・投資等

 


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