*中国での版権ビジネスが今後の成長を左右するのでは?
講談社は21日、16年11月期単体業績を発表した。売上高は前年同期比0.4%増の1172億円で、純利益は86.7%増の27億円。3年ぶりの増収増益となった。紙媒体の売り上げが落ち込む一方で、デジタル分野や版権収入が拡大し減少分を補った。中でもデジタル分野の売上高は44.5%増の175億円で、同社全体の約15%を占める事業の柱に育った。
*講談社の12年の売り上は,1178億円
デジタル分野は電子書店のコミック販売や、電子雑誌読み放題サービスの閲覧が好調だった。スマートフォンアプリ「マガジンポケット」で「週刊少年マガジン」の連載作品を無料で読める取り組みや、情報誌「クーリエ・ジャポン」のデジタル移行などの施策を打ち出した。一方で紙媒体は苦戦が続く。書籍の売上高は1.1%減の173億円となった。*日経
*「海外版権ビジネス」「前の期からの伸び率は16%」「14年に米国に電子書籍の配信子会社「講談社アドバンストメディア」を設立」「中国では、ファッション誌「ViVi」の版権を現地企業に供与」
*コミックに強い秋田書店と版権ビジネス提携、16年?