CO2が資源化すれば、産業コストの大幅な引下げが可能であり、原発の存続理由が削減される、
ノーベル化学賞を受賞した根岸英一・米パデュー大特別教授が、 地球温暖化の原因となる二酸化炭素(CO2)から医薬品など 有用な化合物をつくり出す“人工光合成”の実現を目指し、 研究計画を10日までに立ち上げた。金属触媒使って効率よく炭素結合を促進する、クロスカップリンギ反応、植物の光合成よりも4倍効率のよい化学反応を実現する、
光合成は、植物や藻類がCO2と水から炭水化物を合成し、酸素を出す反応。 温暖化防止にはCO2を吸収する森林の保全が重要とされているが、 今回の計画はCO2を原料として役立てようとの狙いだ。
根岸さんが特別招聘教授に就任した北海道大触媒化学研究センターを中心に、 東京工業大、東京大、京都大などの研究者100人以上が参加予定の大型プロジェクト
研究費の総額や研究機関、参加する大学企業について、文部科学省や科学技術振興機構が現在詰めている。
化学メーカーが地球温暖化の“元凶”とされ、利用法が限られてきた二酸化炭素(CO2)を化学品の原料に活用する取り組みを強化している。三菱化学は19日、リチウムイオン電池の部材の原料に使うエチレンカーボネートを増産する計画を明らかにした。三井化学と旭化成はCO2から樹脂原料を作る技術の外販に乗り出している。
三菱化学は鹿島事業所(茨城県神栖市)にあるエチレンカーボネートの生産設備を改良し、今年夏に生産能力を現在の1.5倍となる年3000トンに引き上げる。電気自動車などのエコカーが普及し、主な用途でリチウム電池に不可欠な電解液の需要が拡大すると予測されるためだ。
エチレンカーボネートはエチレンオキサイドと呼ぶ化合物とCO2を反応させて作る。同社は独自技術で化学品製造で生じたCO2を再利用している。今後は「エコカー普及に合わせ素材の側からも環境負荷低減に寄与する」として、工場建設などによる生産能力の大幅な増強も検討していく方針だ。
一方、特殊な触媒を使ってCO2と水素からメタノールを作る技術を開発しているのは三井化学だ。通常のメタノールは天然ガスから作り、樹脂以外に燃料電池や医薬品など幅広い用途に使われている。同社では「応用範囲が広く、価格上昇が続く化石資源の節約にもなる」と、開発の意義を強調する。
化学メーカーが地球温暖化の“元凶”とされ、利用法が限られてきた二酸化炭素(CO2)を化学品の原料に活用する取り組みを強化している。三菱化学は19日、リチウムイオン電池の部材の原料に使うエチレンカーボネートを増産する計画を明らかにした。三井化学と旭化成はCO2から樹脂原料を作る技術の外販に乗り出している。
三菱化学は鹿島事業所(茨城県神栖市)にあるエチレンカーボネートの生産設備を改良し、今年夏に生産能力を現在の1.5倍となる年3000トンに引き上げる。電気自動車などのエコカーが普及し、主な用途でリチウム電池に不可欠な電解液の需要が拡大すると予測されるためだ。
エチレンカーボネートはエチレンオキサイドと呼ぶ化合物とCO2を反応させて作る。同社は独自技術で化学品製造で生じたCO2を再利用している。今後は「エコカー普及に合わせ素材の側からも環境負荷低減に寄与する」として、工場建設などによる生産能力の大幅な増強も検討していく方針だ。
一方、特殊な触媒を使ってCO2と水素からメタノールを作る技術を開発しているのは三井化学だ。通常のメタノールは天然ガスから作り、樹脂以外に燃料電池や医薬品など幅広い用途に使われている。同社では「応用範囲が広く、価格上昇が続く化石資源の節約にもなる」と、開発の意義を強調する。
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