*Appleは自動運転市場に参入のため、戦略的なM&Aや研究投資を行ってきた、道路交通安全局当ての書簡が明らかにされた、
[ワシントン 3日 ロイター] - 米アップル(AAPL.O)が道路交通安全局(NHTS)宛て書簡で、自動運転車を巡る規制のあり方について見解を表明していたことが、このほど明らかになった。
この書簡はアップルの製品インテグリティ部門ディレクター、スティーブ・ケナー氏が11月22日付で記した。規制当局に対して自動運転車の試験にあまりに多くの制約を課すべきでないことや、既存メーカーと新規参入組を公平に扱うことなどを要望した。
またアップルは「当社は学習や自動化の機器に多額の投資をしており、多くの分野における自動化システムの潜在力に期待を膨らませている」と具体的な活動に言及。さらに「NHTSAの指針を適切に実行することで、自動運転車は毎年起きる多くの事故と犠牲者の発生を防ぎ、これらを生み出さずに移動力を提供できる」と述べた
米ウォールストリート・ジャーナルなどによると、アップルが今回買収したとされるトゥリは、かつて「Dato」や「GraphLab」の名称で知られていた企業。
CEOのカルロス・ゲストリン氏は、米アマゾン・ドットコムのジェフ・ベゾスCEOの寄付によって設けられた、ワシントン大学のマシンラーニング教授職に就いた人物。同氏はコンピュータ科学・エンジニアリングの准教授でもあるという。 そして同社は企業などがマシンラーニングのアプリケーションを開発できるようにするソフトウエアプラットフォームを提供している。
ウォールストリート・ジャーナルによると、これはコンピュータが明確なプログラム命令を必要とすることなく、大量のデータを基に推測し自ら学習するソフトウエアを作るための技術。
「Siri」「Apple Music」「App Store」に生かす?
アップルインサイダーによると、トゥリはこのほか、レコメンデーション(推奨)エンジン、感情分析、解約予測、クリックスルー予測などに使うソフトウエアを手がけている。 いずれもアップルにとって重要と考えられる技術で、同社はこれらを、音声アシスタントサービスの「Siri」や定額制の音楽配信サービス「Apple Music」、アプリ配信サービス「App Store」などに利用する可能性があるとアップルインサイダーは伝えている。*WSJcom、
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