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18828、モザンピーク沖大ガス田権益、タイ石油公社、英蘭シェルに競り勝つ,19億$提示

2012年07月22日 16時44分25秒 | thinklive

英蘭シェル、モザンビーク沖ガス田権益の取得断念 タイ国営石油優位。
*日経、2012/7/17 10:10

 石油大手の英蘭ロイヤル・ダッチ・シェルは16日、同業の英コーブ・エナジーへの買収提案を取り下げると発表した。モザンビーク沖の大型ガス田権益を狙ったが、買収合戦が過熱し断念した。

 コーブ社が8.5%を出資するガス田の鉱区は世界最大規模の埋蔵量が期待され、三井物産も20%の権益を持つ。将来は液化天然ガス(LNG)の重要な供給基地になる可能性がある。

 コーブ社買収にはタイの国営会社、タイ石油公社(PTT)がシェルより高い19億ドル(約1500億円)を提示し、シェルは競り負けた。(欧州総局)

 

2011/11/29
<三井物産>世界最大級ガス田…モザンビーク沖で確認
毎日新聞 11月29日(火)2時30分配信

 

三井物産は28日、アフリカ南東部・モザンビーク沖合で米石油ガス大手などと探鉱している鉱区で、世界最大級の30兆立方フィート超の埋蔵量の天然ガスを確認したことを明らかにした。三井物産は20%の権益を保有。液化天然ガス(LNG)化が検討されており、日本の年間使用量(約7000万トン)の1割弱に相当する量が日本向けとなる計画だ。プロジェクトの総事業費は1兆円規模になるとみられる。東京電力福島第1原発事故で見直しを迫られている日本の中長期のエネルギー需給にも寄与しそうだ。【久田宏】

 

 ◇権益20%、LNG化検討

 

 昨年から年間約800億円を投じて探鉱を始めたところ、最大30兆立方フィート超の埋蔵量を確認。日本勢も参加しているロシアの石油・ガス田「サハリン2」の17兆立方フィートを上回り、世界最大となる豪州北西部の海底ガス田「ゴーゴン」の35兆~40兆立方フィートに匹敵する。アフリカ南東部に位置しており、需要が大きい日本やインドなどアジアへの船舶によるLNG輸送が期待できる。
 モザンビーク政府やプロジェクト出資者で事業化を協議しており、13年末までに具体的な事業計画の結論を出す。LNG基地の候補地も選定しており、18年にも年産1000万トンでLNGの生産を始める予定で、この半分超が日本向けとなる。LNG基地は拡張が可能だという。
 プロジェクトには米石油ガス大手のアナダルコやモザンビーク国営石油会社なども出資。権益トップはアナダルコの36.5%で、三井物産(20%)はこれに次ぐもの。
 日本では福島第1原発事故の影響で、定期検査に入った他の原発も地元の反対などによって再稼働が遅れているため、代替エネルギーとしてLNGを燃やす火力発電の活用が広がっている。中長期的にも原発に依存したエネルギー政策の見直しは避けられず、ここ数年の技術革新で掘削が容易になった天然ガス「シェールガス」も含めて、産出可能量が増えている天然ガスへの期待が高まっている。

三井物産は、11月28日に、アフリカ南東部・モザンビーク沖合で米石油ガス大手などと探鉱している鉱区で、世界最大級の30兆立方フィート超の埋蔵量の天然ガスを確認したことは、老朽化していく原子力発電所の代替エネルギーとしてLNGを燃やす火力発電所の活用や建設が今後必要性を増すと思われますので、今年の明るいニュースでお手柄と言えるのではないでしょうか。三井物産の商社マンの営業力の力と思います。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』



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