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サダラケミカル、ダウとサウジアラムコの世界最大級の石化合弁、出資は相互に50%

2017年09月20日 10時49分33秒 | thinklive

ダウ・ケミカルとサウジアラムコの合弁事業であるサダラ・ケミカル・カンパニーの生産設備、全26基が今週、全面的に立ち上がった。イソシアネート部門でクルードトルエンジイソシアネート(TDI)や特殊化学品の生産を開始した。

TDIは家具、マットレス、クッション、自動車用シートなどに使われるポリウレタンフォームの原料となるほか、コーティング、接着剤、シーラントなどにも使われる。
サダラ・ケミカルのTDI部門ではTDIのほか、ジニトロトルエン(DNT)、トルエンジアミン(TDA)なども生産しており、DNTおよびTDAは4月に稼働を開始。これに続いてクルードTDIのユニットも今週稼働入りした。

同プロジェクトは、サウジアラビアにおける海外投資としては最大規模。全26基のプラントで年間300万トン以上の化学品を生産する。
コンプレックスの中核であるクラッカーは2016年8月に稼働を開始。原料としてエタンガスやナフサを併用できる設計となっている。また4つのポリエチレン(PE)ユニットは2015年終わりごろから今年初めにかけて順次立ち上がってきた。

PEでは全世界70か国、600以上の顧客に供給しているという。


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