逝きし世の面影

政治、経済、社会、宗教などを脈絡無く語る

絶対命題アプリオリによる演繹法、『疑いないことを疑う』

2010年01月31日 | 政治

内部告発をしようとした三井環・元大阪高検公安部長は1年8カ月の懲役刑になり収監され仮出所も一切認められなかったが、今年1月18日に1年3ヶ月ぶりに刑期満了で出獄。
 
年間6億円にもおよぶ検察幹部による調査活動費の不正流用について実名での告発を準備していた三井元部長は昼にテレビ録画する日の朝、14年4月に購入した住宅の居住の有無の記載(些細な形式犯)を口実にした大阪地検特捜部に突然、唐突に別件逮捕される。
其の後、元暴力団組員から22万円の接待を受けたとして収賄罪などに問われたが『口封じのための立件』『公訴権の乱用』『事実無根で無罪』と主張したが懲役1年8月の実刑が確定、2008年10月に収監されていた。

【私説・論説室から】
『小沢疑惑報道』の読み方

小沢一郎民主党幹事長の資金管理団体「陸山会」の土地購入をめぐる疑惑事件が元秘書らへの強制捜査に発展した。
私は取材現場の事情は知らない。ただ、読者として多くの記事を読む限り、正直言って「これはいったい、なんだ」という感じも抱いてきた。
なぜなら、当事者本人か捜査当局しか知り得ないような情報がしばしば盛り込まれているからだ。
ときには当事者が捜査当局に供述したとされる内容が報じられたりしている。
ということは、当事者が取材記者に話したか、あるいは当局が記者にリークしたのではないか。疑惑があるなら解明されねばならないのは当然である。現場で取材する記者の苦労は理解できるし、多としたい。だが、結果的に当局の情報操作に手を貸す結果になっているとしたら、それもまた見逃せないのだ。
検察が公判請求し裁判になってからも、判決が報道された内容どころか起訴状の記載事実とさえ異なる場合はある。
読み手としては、情報の出所にも注意を払わざるを得ない。
民主党と鳩山内閣は一連の報道でダメージを受けた。その結果、支持率も落ちるだろう。この疑惑は間違いなく、本日から始まる通常国会で焦点になる。
記事を書く側の一人として「本当に起きていることはなにか」という点に細心の注意を払って、今後の展開をウオッチしていきたい。
(東京新聞 )2010年1月18日長谷川幸洋

鳥越俊太郎 ニュースの匠
『疑いないことを疑う』

昨今のメデイアの報道ぶりを見るにつけ<アプリオリ>という言葉を思わない日はありません。言い換えると演繹的な報道がまかり通っている。
事実関係を調べて一つの命題を導き出す帰納法に対し、アプリオリな演繹法では出発点に誰も疑うことがない『絶対的に正しい命題』が横たわっているわけです。
最近の二つの話題を考えてみましょう。
まず1月19日に条約改定調印から50年を経た日米安保、もしくは日米同盟の話。
『緊密な日米関係』を選挙中にマニファストに掲げていた民主党でさえ、日米安保は疑うことのない日本の大前提であと、とおっしゃる。
しかし、東西冷戦時代ならいざ知らず、いま国際的にどんな意味があるのか考えたことはあるのでしょうか。
私には、冷戦が終わって使い道のなくなった日米安保というオモチャを、アメリカは『アフガニスタンーパキスタンーイランーイラク』といういわゆる『不安定な弧』への前線基地として使い始めたというのが正直なところだと思えます。
私たち日本人はアメリカ的思考とは別に日米同盟の意味をしっかり見極め、果たして冷戦時代同様にこれだけ多くの米軍基地を、なかんずく沖縄にここまで集中していいものか、じっくりと考える時が来たのだと思います。
次に、
目下新聞やテレビを大騒ぎさせている小沢一郎・民主党幹事長の『4億円問題』ですねえ。
これもメディアが東京地検特捜部がやる事は全て正しいというアプリオリな対応からスタートしています。
特捜部といえばこれまで、捜査中の事件内容が滅多に漏れない事で有名でした。
『○○家宅捜索へ』と書いた新聞記者がこれまで何人、東京地検への出入り禁止になったことでしょう。
でも、今回は何でもアリです。
これは権力中枢に手を突っ込んだ特捜部が、世論の支援を期待している事を意味するんでしょう。
先日東京新聞【私説・論説室から】 というコラムがメディアの『特捜部万歳』的アプリオリ報道に一矢報いていました。
『小沢疑惑報道』の読み方 (2010年1月18日)と題する長谷川幸洋氏のコラムは『当事者本人か捜査当局しか知りえないような情報がしばしば盛り込まれている』と疑惑報道の不思議さのポイントを突き、さらに『結果的に当局の情報操作に手を貸す結果になっているとしたら、それも見逃せないのだ』と指摘しています。
『特捜部=正しい』という情報の中でのコラムは光っていました。
(毎日新聞)2010年1月25日

『け も の 道』 (三井環元大阪高検公安部長、獄中からの手紙)
平成21年10月9日

検察の組織的裏金づくりの犯罪の分岐点は平成13年10月末にあったと私は思います。
原田検事総長の判断の誤りが後に大きな災いをもたらすのです。
当時は大阪地検加納駿亮検事正が裏金づくりの犯罪(虚偽公文書作成、同行使、私文書偽造、同行使、詐欺)で刑事告発され週刊文春、週刊朝日が大々的に私の取材により報道していまた。
 法務省は加納を福岡高検検事長に上申しましたが、当時の森山法務大臣は刑事告発されていることを理由に難色を示したのです。
小泉内閣としては人事を承認し刑事告発が「黒」であれば、その責任を内閣が負わなければならないからです。
法務省はなかなか内示ができなかったため報道が過熱し大手新聞も一気に報道しかねない状況下にあったのです。
 そこで原田検事総長が考え出したのが「けもの道」と言う選択だったのです。
検察の組織的な裏金づくりの犯罪は内部では「公知の事実」でしたので原田検事総長は自ら国民に謝罪し、ある程度の処分者を出して、使った金を国に返還するだろう、それ以外の選択肢はないだろうと私は考えていました。
そうすれば検察の信用は一時的には失墜するかもしれませんが、さすがは他の省庁とは違うと評価されたであろうと思います。
私はそれを期待していました。ところが「けもの道」と言う最悪の選択をしてしまったのです。
何故かような選択をしたのでしょうか。
たぶん検察の組織的な裏金づくりの犯罪が公表されますと、約70名の検察幹部の懲戒免職、国民からの刑事告発、使った金の国への返還、検察幹部OBへの波及等大問題が発覚し検察の信用は一気に失墜し、一時その機能が麻痺すると考えたのでしょう。
 10月末、検察の今世紀最大の汚点が実行されたのです。
原田検事総長とM法務事務次官、F刑事局長が後藤田正晴元法務大臣の事務所を訪ね、加納人事が承認されないと裏金問題で検察がつぶれると泣きを入れたと言われています。
これを後藤田氏は後に「けもの道」と名付けたと言われています。
 検察の原点は①真実のみを追求しそれを確定する政権に②貸し借りを作らないことの2点にあります。
政権に借りをつくると、贈収賄等の捜査が事実上不可能になります。
政権への捜査が進む中、検察最大の弱点である「裏金づくりを公表しようかね」と一言いわれれば捜査を中断せざるを得ないのです。
①については検察の裏金づくりの犯罪は公知の事実であるのに刑事告発に対し「嫌疑なし」と裁定し「真っ黒」を「真っ白」にしたのです。
「けもの道」により小泉内閣は加納人事を11月13日に承認したのです。
そして天皇を欺して犯罪者を認証させたのです。さらに原田検事総長、森山法務大臣は記者会見をして「検察の組織的な裏金づくりは事実無根である」とまで言って国民に大嘘をついたのです。
それが出発点となってオンブズマンによる裏金づくりの裁判では虚偽の準備書面を提出し、法務委員会における野党議員による追及でも虚偽答弁をするにいたったのです。
オンブズマン裁判でも私の裁判の控訴審でも、検察の裏金づくりの犯罪は認定されましたが、それでも裁判を無視して鈴木宗男議員による法務委員会での追及でも裏金づくりはないと答弁するのであります。
 また政権による検察最大の弱点である裏金づくりの犯罪を利用して安倍内閣は、自らの北朝鮮政策に反して朝鮮総連に協力したとして元公安調査庁長官緒方重威を詐欺で逮捕・起訴させ、更には麻生内閣は本年3月3日、小沢代表の公設秘書を政治資金規正法違反で逮捕・起訴させたのであります。
後者は選挙に影響を及ぼす時期には強制捜査をしないという検察の鉄則を破ってまで実行されたのであります。
 検察の裏金づくりの犯罪は完全に隠蔽されましたが、国会議員や大手マスコミが検察を恐れ、追求を避けたことにも大きな原因があるのです。
検察最大の弱点を政権に利用されないためには、検察自ら裏金づくりを公表し、国民に謝罪し、使った金を国民に返還(年間6億、10年間なら60億)するしかありません。
3 私は上記のように検察の原点である①,②が踏みにじられたため検察の組織的な裏金づくりの犯罪を現職(当時大阪高検公安部長)のまま実名で公表する決断をしたのです。
それは義憤以外の何ものでもありません(ただ加納に対する告発は私憤でしたが)。
そのためには国会議員とマスコミに協力を求めねばなりません。
ほとんどの大手新聞、週刊誌、月刊誌、テレビ局等と接触し、また国会議員とも接触を重ね、平成14年4月19日の時点で告発スケジュールが出来上がったのです。
それは「朝日新聞東京本社が5月連休明けに一面トップで報じ、社会面で私が現職のまま実名で一問一答形式で答え、その記事をもとに民主党の菅直人氏が法務委員会で追及し、その過程で私を証人喚問し、裏金づくりの犯罪を証言し、国会内で記者会見しバッヂを外す」と言うものだったのです。
 ところが4月17日、ザ・スクープの鳥越俊太郎氏と約束し、4月22日昼から大阪で取材、収録予定でしたが、その早朝私は逮捕されたのです。
検察はどこからか情報を入手し、収録されれば直ちに放送されると思ったのでしょう。
だが実は5月の連休明けに朝日新聞東京本社が報道した後に放映するという約束だったのです。他の大手新聞、NHKテレビ等も朝日新聞を後追いするという約束だったのです。
 検察は組織的な裏金づくりの犯罪を隠蔽し、その発覚を免れるために私を口封じ逮捕したのです。また平成13年10月に「けもの道」の選択をしないで国民に謝罪しておれば、私の逮捕もなかったのです。
 1年間に6億円もの調査活動費が1円も本来の用途に使われずに自動的にすべて裏金となって、検察幹部の遊興飲食費、ゴルフ代、麻雀代等に血税が使われたのです。
私も次席検事通算6年間、その共犯者として裏金帳簿の決済をして飲食接待にも参加したのです。
 検察の調査活動費の予算は毎年減少し8000万円くらいになっていると聞いていますが、法務省の予算は以前と変わっていないのであります。
公安調査庁に振り分けられた分が裏でバックされているとか、A地検の調査活動費をB地検が裏金として使い、B地検の調査活動費をA地検が裏金に使っているとの情報があります。一度甘い汁を吸った人はその味が忘れられないのでしょう。
 民主党を中心とする連立政権は無駄使いを一掃するということですが、まず犯罪を一掃してもらいたいと思うのです。
警察の捜査費、地方公共団体の食糧費も全く同じです。
まだ発覚されていない他省庁の裏金にもメスを入れるべきでしょう。そのためにはプロジェクトチームを編成すべきです。そうすれば政権がマニフェストに掲げる「子育て支援」「高速道路無料化」「高校の授業料無料化」の財源が確保されるのです。
 原口一博総務大臣は「無駄使い一掃には聖域はない」とまで言われているのです。
また検察を恐れて従前のような対応をするのでしょうか。検察の裏金づくりがあれだけ騒がれ、私も民主党議員と面談し、追及を約束したのに民主党はそれをしなかったのです。
千葉法務大臣、副大臣、政務次官は毅然たる態度でこれに取り組むべきでしょう。
特に千葉法務大臣は検察の暴走をチェックすると発言されているのですから、裏金問題の追及が最大の試金石と言うべきです。
 平成14年4月22日に逮捕されてから7年半を経ますが、検察という組織が巨額の裏金づくりの犯罪を犯しながら、自らの保身のため、あらゆる手段を使って隠し通したがゆえに最大の弱点を政権に利用される。
かようなことが許されるのでしょうか。検察が国民に謝罪するまで戦うつもりです。
5 なお上記は静岡刑務所において受刑中の元大阪高検公安部長三井環が一水会最高顧問鈴木邦男氏宛てに10月1日発信した手紙の要旨を両人の同意を得て引用したものであります。

『アプリオリ』

アプリオリの語源はラテン語の a prioriで『先天的な』『より先のものから』の意味。
アリストテレスやプラトンなどギリシャ哲学では論証の土台となるすでに正しいと決定されている絶対的命題。
カントの認識論でも、認識・概念など議論する全てのものの土台となる『論理的に先立つもの』とされる、すでに正しい事が証明されている『絶対的な命題』とされている。
『我思う、ゆえに我あり』のデカルトなどとも共通しているし、『始めに言葉ありき』の旧約聖書の考え方とも共通するが、残念ながら普遍的な真理を客観的に求める科学(唯物論)とは相反する宗教的な観念論であろう。
議論も検証も無しの最初から決まっている絶対命題は科学には存在しない。
『疑いないことを疑う』懐疑精神から科学が生まれ、議論する事さえ恐れ多い絶対命題『アプリオリ』を認める態度から宗教が生まれてきたのです。

『小沢VS検察+大手メディア、今週刊誌が面白い』

一昔前のムネオ疑惑報道の時と今回は大きく様子が違う。
当時は鈴木ムネオを庇う報道機関は3流週刊誌といえども一誌も存在していない。ムネオ非難一色で全てが塗りつぶされていたのです。
ところが今回はネットではどちらかと言うと小沢一郎批判よりも、検察やメディア批判の方が多いくらいだし、週刊誌も新潮や文春など産経に近い記事もあるが新聞社系の週刊誌や週間ポストなどが新聞とは大きく違う報道姿勢を見せている。
連日小沢疑惑の報道を続けている新聞にも東京新聞のコラム『私説・論説室から』2010年1月18日 の『小沢疑惑報道』の読み方 では明確に警察リークを批判しているし、毎日新聞のコラム鳥越俊太郎 ニュースの匠2010年1月25日 の『疑いないことを疑う』 などは紙面の論評や社説と正反対の検察批判と報道の偏りを指摘して、新聞批判を行っている。
少し前のビンラディン偽モンタージュ写真では最初はスポーツ紙や地方紙が報道しその後毎日新聞も追従して報道している。
同じアメリカの行ったオマヌケ事件の報道でも、去年のアポロ11号の『木の化石だった』偽月の石報道ではオランダ国内だけで報道され日本国内ではとうとう最後まで一紙も報道しなかった事を思えば隔世の感があります。
新聞報道が何時の間にか自民党大敗の政変による影響で今までの鉄の規律を誇った記者クラブの暗黙の自己規制が緩和され改善されているのだろうか。?
そうであれば、これ以上に喜ばしい事は無いのだが、これから如何事態が進展するか。?新聞などのニュース報道から目が離せません。


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法整備 (Runner)
2010-01-30 19:15:06
中立公正で清潔な検察を確立するためには、政治的に偏った捜査や立件をした場合や、検察が違法行為を行った場合は厳しく罰するように法制化するしかないと思います。
私は国会をウォッチしていないのですが、民主党議員に限らず、誰かそういう質問をした議員はいるのでしょうか?
警察には監察制度があるが (逝きし世の面影)
2010-01-31 10:46:51
Runnerさん、コメント有難うございます。

警察には一応はあるが、検察の違法行為を取り締まる組織は何処にもないのです。
検察審査会はあるが、あれは検察が明石歩道橋事件で11人が死亡した大事件で警備の最高責任者である明石署の副署長を身内を庇う検察が如何しても起訴しないのを検察審査会が4回の起訴相当を決議して弁護士を検事役にして起訴したが、
検察自体を監査する制度は存在していない。
警察の方には一応存在するが、基本的に同じ警察官なので組織的に警察から独立していない。
結果本来の役割は殆ど果たせないでいる。
しかし、法整備の必要は全く無いと思います。
今回の問題では、法律や制度が悪いのではなく運用の問題、特に恣意的に制度を悪用した検察上層部の問題でしょう。この連中がとんでもなく腐敗しているし、今までは政権(自民党)と癒着していた。
国会で論議するよりも三井環元高検公安部長を検察庁のトップの検事総長に抜擢すれば全ては解決します。
日本と他の外国の大きな違いは、外国では国家のトップ(組織のトップ)が腐れば個々の組織の個人個人も見習って腐敗する。税関や警官などが腐敗して個人的に賄賂を要求する例は外国では当たり前ですが、日本では其の様な例はない。
トップがどれ程腐っていても日本では末端の組織の個人個人は腐敗しないのです。
ですから全ての事に当てはまる原則ですが、末端の個々の検事に裁量権を大幅に与えて活躍してもらえば日本は清潔な素晴らしい国になる。
教育でもやる気を起こすよう個々の教師に裁量権を当てえてこそ学校が良くなる。今までの自民党や文部省のやってきた事の正反対ですが、すでにフィンランドなんかでは成功している。
あります (愚樵)
2010-01-31 12:12:52
>警察には一応はあるが、検察の違法行為を取り締まる組織は何処にもないのです。

正確には検察の違法行為を取り締まる組織ではありませんが。

こちらをどうぞ。

『凍りついた「検察官適格性審査会」秘話』
http://blog.goo.ne.jp/hosakanobuto/e/4e17bd1577633247abbcdad0bf34b1f2
錆刀どころか竹光だが、 (逝きし世の面影)
2010-01-31 16:37:54
愚樵さん、コメント有難うございます。

紹介の保坂展人のブログ記事が面白い。
>「検察官適格審査会」という噴飯ものの審査機関(日弁連会長や法曹界の有識者、4人の衆議院議員、2人の参議院議員ら11人で構成される)
全くの竹光なのですが保坂展人によると、
>『かつての自民党では「検察官適格審査会委員」は人気ポストだったという。』<
>『ここでザル委員をつとめて法務・検察に好印象をアピールすることで、何を期待していたのか書くまでもないことだ』<
と書いているのですよ。
国家議員は何もしないことで検察に恩を売り見返りを期待する。物凄く納得いく話ですね。
今までは自民党が半世紀も政治を私物化していたお蔭で『政』(自民党、政府)と『官』(検察などの官僚組織)と『業』(新聞やテレビなど業界、団体)などの、今までの既得権益を持つ『政』『官』『業』の鉄のトライアングルが安定的に作用していた。
ところが此処にきて自民大敗の結果、政(民主)と官+業の揉め事が勃発しているのでしょう。
タイミング (Runner)
2010-02-01 21:24:46
人事をいじるのなら政権奪取時にやっておくべきだったのです。
このタイミングでいじると、また、マスコミにどう持っていかれるやらわからないので、民主党政権としてはいじりにくい。
実際、政治的中立性という点では立場が逆になるだけではないかとのそしりには理がある。
こうなると、とにかく、国会で問題を取り上げることによって、検察の中立性について国民に問題意識を持たせることが重要です。
落選した保坂さんが問題意識を持っているのなら、他の当選した社民党議員たちは何をやっているのでしょう?
今回は当事者の民主党がやるよりは、社民党が持ち出した方が民主党としては助かるはずです。
社民党としては民主党に借りを作ることができ、米軍基地問題や参院選後の連立協議にも反映できるんですがね。
居抜きが一番らくで手間要らず (逝きし世の面影)
2010-02-02 13:47:14
Runnerさん、コメント有難う御座います。

今の鳩山民主党ですが普天間問題とも共通するが、『本当に改革する気があるのか』が、一番の本質的な問題でしょう。
目先の小さな改革はするが本質は触りたくない。私は17年前の細川8党連立内閣と中身は同じで、本質を変えるつもりは毛頭『ない』と思いますよ。
何故なら1993年の細川護熙以上に今の鳩山由紀夫首相や小沢一郎幹事長は自民党の大物で保守本道を歩んでいた自民党以上に自民党的な人物です。
自民党を潰したいのではなく小泉純一郎的な売国に『変質した(有権者に見放された)自民党』を潰したいだけで本当の(昔の)自民党は残したい。
『土方殺すにゃ刃物はいらぬ。雨の三日も降ればよい』などの『言葉』があるが、政治改革ぐらい簡単なものはありません。
『自民党を殺すには刃物はいらぬ。企業献金を禁止すればよい』のです。
政治改革名目の政党助成金は企業献金禁止が前提条件だったはずで、小沢一郎が公約どうりに実行していれば今頃は『自民党』など影も形も何処にもありません。
そして、現在の鳩山民主党とは、何十年か前の護憲派から極右国粋主義まで『何でもありの自民党』とそっくりな政党ですよ。
そして以前の自民党とは、批判されれば党の顔である党首を幾らでも取り替えることで有名で御馬鹿の安倍晋三が批判されれば福田康夫に取り替える。
『あなたとは違うんです』の福田が嫌われたら漫画好きの麻生に首を挿げ替える。アホすぎる麻生太郎が見放されたら谷垣に変える。
とうとう最後にはい自民党の党名さえ和魂党や保守新党に変える案が出ていたが、実は自民党はすこし前から、密かに誰にも知られずに昆虫が完全変体するように鳩山『民主党』として再生していた可能性が高いのです。
それなら人事やら何やらをいじるより、居ぬきで自民党そのままの設備を利用した方が手間要らずです。
政敵を潰すために使い勝手の良い政治(秘密)警察としての東京地検特捜部は政権にとってはこれ以上に便利な道具はありません。
政府にとっては魅力がありすぎて、そう簡単には潰さないでしょう
妬ましいのは分かりますが (cb)
2010-02-03 17:41:06
企業献金を禁止すれば真っ先に滅びるのは不正な献金日本一の共産党の方でしょうね。

議員というのは領地を持たない大名にたとえる事が出来ます。
政治活動にはお金がかかりますがやらないわけには行かず、
そのくせ献金はさっぱり集まらない。
議員なんて実態は借金の山です。

誰でも自由に献金できる社会にしなければ議員不要の独裁国家になるだけです。
「汚職は国を滅ぼさないが、正義は国を滅ぼす」
??? (逝きし世の面影)
2010-02-04 10:10:01
cbさん、お粗末な意味不明の妄想か悪質な印象操作です。
次回も同じ発言なら落書きのゴミコメントとして即刻削除します。注意してください。

『企業献金の禁止』で一番困るのは収入の殆どを依存している自民党です。
ですから禁止すれば党が消滅する。
次に困るのは自民党の数十分の一の企業献金を受けている民主党ですが、此方の方は政党助成金が収入の大部分なので打撃は小さく自民党のように消滅する事はないでしょう。
ただし小沢一郎の様な自民党的な汚い政治家は大打撃を受け『力』の源泉を失う。
対して共産党は『企業献金』は最初から受け取っていないので痛くも痒くもない。

>『議員というのは領地を持たない大名』などの説は民主主義社会の代議員政治の根本を知らない妄言の類で話にならない。
近代民主主義制度に付いて少し勉強して下さい。
議員は大名(支配者)ではなく単なる有権者一人ひとりの代議員なのですよ。
単なる代理(代表)ですね。
判りやすい例えならみんなが担ぐお神輿が議員だと思ってください。
みんなが担ぐ(支持する)からお神輿が動けるのです。
日本の政治のように、お神輿(議員)が勝手に(自分の責任で)金や運動員を用意して担ぎ手(有権者)に投票(担ぐ事)を要求するのは本末転倒の馬鹿馬鹿しいことで民主主義の正反対ですよ。
本来、民主主義政治(選挙)とは支持者が沢山いるから、其の中の代表を決めて議員(代理)として議会に送り出すものです。
これなら議員は金を用意する必要がまったくない。
日本の様に『金が要る』こと自体が、日本の民主主義の未熟を証明しているのです。
企業献金とは、
ゼネコンに限らず営利団体である企業(株式会社)が自社の利益にならない支出をすれば幾ら社長のお気に入りでも業務上特別背任罪になる。
反対に自社の利益になれば買収などの賄賂で贈収賄罪が成立する。
日本の企業団体献金とは検察、警察がプロレスのレフェリーのように『お目こぼし』しているから成り立っているだけで、日本の社会にとってはあらゆる意味で限りなく『犯罪行為』なのです。

嫌んなった (こしぬけ)
2010-02-04 12:40:46
不起訴のようですね
「秘書が罪を犯せば議員は辞職するべきだ」と言いながら
自分の秘書が罪を犯せば『知らなかったので無関係』と居直り
小沢の秘書達が逮捕されても『戦って下さい』と議員辞職を即さないどころかエールを送る
こんな奴等って本当に嫌
証拠さえ無ければ悪い事もやり放題
バレタラ秘書に押し付け逃げ延びる
税金払う気が無くなり国民のモラルも低下しますね
自民党員以上に自民党的な小沢一郎 (逝きし世の面影)
2010-02-05 10:31:44
こしぬけさん、コメント有難うございます。

今は民主党の幹事長ですが、自民党幹事長として敏腕をふるい自民党が日本に半世紀も君臨した力の源泉が何であるかを知り抜いている小沢一郎は色々な意味で自民党以上に自民党なのですが、
半年後に迫った参議院選挙の勝利の行方は『民主党の勝利』以上に大問題になるのは『自民党の行方(自民党の消滅)』です。
現在自民党の参議院議員の離党が相次いでいますが、二大政党制では自分が勝つ必要はなく、相手が負けてくれさえすれば最も安全にしかも自動的に勝てるのです。
次の参議院選挙のように相手が消滅すれば不戦敗で完全勝利出来るのです。自民党の財布に手を突っ込めるのは自民党幹事長だった小沢一郎以外にはなく民主党としては是非とも小沢一郎の力を必要としている。
そして今度の事で小沢の目論見は成功しそうですが、
そうなった暁には残念ながら民主党政権とは、今までの半世紀続いていた自由民主党政権から『自由』が抜けただけの自民党政権である可能性が濃厚でしょう。
Unknown (もえおじ)
2010-02-06 17:48:50
> 日本の政治のように、お神輿(議員)が勝手に(自分の責任で)金や運動員を用意して担ぎ手(有権者)に投票(担ぐ事)を要求するのは本末転倒の馬鹿馬鹿しいことで民主主義の正反対ですよ。 本来、民主主義政治(選挙)とは支持者が沢山いるから、其の中の代表を決めて議員(代理)として議会に送り出すものです。 これなら議員は金を用意する必要がまったくない。 日本の様に『金が要る』こと自体が、日本の民主主義の未熟を証明しているのです。

全くそう通りです。 選挙にお金がかかること自体が、癒着や金権政治の温床になっている訳です。
もえおじさん、コメント有難う御座います (逝きし世の面影)
2010-02-07 16:22:12
本来選挙の時の宣伝カーのウグイス嬢に賃金を払っても買収にあたり、選挙違反で逮捕されていたのですが、公職選挙法が改正されるたびにどんどん悪化して、一般市民の選挙運動は基本的に何も出来ないようになったいますが、金のかかる方は一定限度許されている。
日本の選挙制度ぐらい不思議なものはありません。
一部軍事独裁政権国家以外でこれほど一般市民の政治活動を何重にも禁止する国はどこにもありませんが、これでは今のように政治家の質が落ちるはずでまともな政党が日本に根付かないのも当たり前。結果、小沢一郎のような違法ぎりぎりの政治家が権力を握る事になる
Unknown (もえおじ)
2010-02-08 21:16:57
実は、この1月31日付けのスレはとても良いと思ったので、他の人にも紹介しました。 ブログ主さんの『疑いないことを疑う』という表現には、単に「日本の政治的構造や民主主義のあり方を問い直す」以上の深い意味があります。 それは具体的には「日本の意識・無意識的権力構造の解剖」なのですが、一般的には物事の見方・考え方自体を問い直す行為であり、進歩や改革を促す弁証法的発展につながるものです。

疑いないことを疑うことは、世間で「改革」といわれている政治的動きの多くが「実際には古い政治の焼き直しにすぎない」ということを見破る手助けになります。 さらに、権力に対する国民の見方が改善されれば、「政治(選挙)にお金が要らなくすることで、癒着や金権政治をなくす」という真の意味での政治改革も進むと考えます。
政治改革 (逝きし世の面影)
2010-02-09 11:40:41
もえおじさん、コメント有難うございます。

『近代科学』は西欧一神教的世界観から出発しているのですが『宗教』というアプリオリ(議論以前の既に正しい絶対命題)を疑う姿勢から科学が分離し行く。
この事は何やら600万年前の人類の直立二足歩行をはじめて類人猿との分離が起こったような話です。
二足歩行が類人猿と人類の分岐点であったように、『疑いないことを疑う』とは科学と宗教の分岐点で、『全ての物は疑いうる』というような科学的な懐疑心のないものは何時でも先祖の『宗教』モドキに変質していきます。
600万年前に分離したチンパンジーやボノボと人類のDNAの相違点は数パーセントの少なさなのですが、近代科学と宗教が完全に分離したのは僅か150年前なので、やっぱり共通のDNAを持っており油断すると何時でも宗教的なアプリオリが復活する危険があるでしょう。
政治の話に戻すと、民主党とは自民党と類人猿と人類以上の共通のDNAを持っている。
今の政治改革が本物か偽者かの違いですが『企業献金の禁止』が出来るか出来ないかに全てがかかっているでしょう。
小沢一郎の今回の問題でも、小沢一郎個人の問題にせずに大元の企業献金の是非に話が進めば政治改革は成功する。
ところが今のところ困った事にその方向には進んでいません。これでは政治改革は形だけに終わる危険性が高いでしょう。

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