逝きし世の面影

政治、経済、社会、宗教などを脈絡無く語る

『アバターAVATARは反米映画?』宗教右派のいら立ち

2010年02月02日 | 社会

アバター:興行収入18億5500万ドルで世界記録更新 キャメロン監督「タイタニック」抜く

ジェームズ・キャメロン監督の3D映画「アバター」が26日(日本時間)、世界の興行収入が18億5500万ドルを突破、同じキャメロン監督の「タイタニック」(97年)の18億4290万ドルを抜いて世界記録を更新したことが明らかになった。
 「アバター」はキャメロン監督が、構想14年、製作に4年を費やした完成させたSF大作。地球から約5光年離れた衛星パンドラで元海兵隊員のジェイク(サム・ワーシントンさん)が、パンドラで実行される「アバタープログラム」に参加し、パンドラの先住民と人間の遺伝子から作られた肉体に意識を送り込まれる。ジェイクはさまざまな発見と思いがけない愛を経験。やがてある文明を救うために戦いに身を投じる……というストーリー。
 米国で09年12月18日に、日本では12月23日に公開され、週末の観客動員数でも1位を独走。18日に発表された「第67回ゴールデングローブ賞」では、ドラマ部門の「作品賞」と「監督賞」という主要2部門の2冠に輝いた。
【細田尚子】2010年1月26日毎日新聞 

「アバターは反米・反軍映画」保守派いら立ち 

【ロサンゼルス=飯田達人】世界興行収入の記録を更新中の米映画「アバター」(ジェームズ・キャメロン監督)について、米国の保守層などから「反米、反軍の映画だ」といった批判が相次いでいる。
 3D(立体)技術を駆使した娯楽大作が思わぬ論争を巻き起こした底流には、アフガニスタンやイラクでの長引く戦争に対する米国民の 厭戦 ( えんせん ) 気分と、それに対する保守派のいら立ちがある。

 ◆教会からも

 映画の舞台は22世紀の星パンドラ。希少鉱物を狙う人間たちは、美しい自然と共生する先住民ナヴィと戦う。
元米海兵隊員ら軍服の人間は、圧倒的な軍事力で自然破壊をいとわない悪役として登場、「先制攻撃が必要だ」「衝撃と 畏怖 ( いふ ) を与える」などと、ブッシュ前政権の戦略そのままのセリフを口にする。
 保守派の論客ジョン・ポドホレッツ氏は自身のサイトで「観客は米兵の敗北に声援を送るようになる。強烈な反米的内容だ」と非難。
現役海兵隊員のブライアン・サラス大佐は隊員向け新聞に「軍の未熟さや凶暴さが異常に強調され、誤解を与える。ひどい仕打ちだ」と記した。
 保守派らの反発には、長期化する戦争から民意が離れている現状への焦りが読み取れる。
CBSテレビなどの昨年末の世論調査では、アフガニスタンでの戦況が「良くない」と感じる人は60%に達した。
 自然の中に神が宿るという、キリスト教などの一神教とは相いれない信仰をナヴィが持っている点にも批判が出ている。
 保守派コラムニスト、ロス・ドーサット氏はニューヨーク・タイムズ紙で、「映画は、神と世界が同一という汎神論的な考えに共鳴するキャメロン監督の長い弁明」と指摘。
カトリック教会の一部からも汎神論の思想が広まることへの懸念の声が出ている。

 ◆監督は反論

 近年のハリウッドの大ヒット作は、ヒーローが活躍する単純な作品が多かった。
これに対し、アバターが戦争、宗教、環境など米国の国論を二分するようなテーマを含んでいるのは事実だ。
 映画の脚本も担当したキャメロン監督は、ロサンゼルス・タイムズ紙のインタビューで、「この映画は我々が戦っている戦争を反映している。
兵士は不当に戦場に送られている。
この映画で目覚めてほしい」と語り、ふたつの戦争に反対するメッセージを込めたことは認めた。一方で、米軍批判との指摘には、「心外だ。私の弟は海兵隊員だが、彼らを心から尊敬している」とテレビ番組で反論した。
 同紙の映画評論家、ケネス・トゥーラン氏は、「かえって映画の宣伝になり、キャメロン監督の思うつぼではないか」と皮肉っている。
2010年1月31日(日)読売新聞



『猿の惑星や映画「靖国YASUKUNI」との類似性』

有名なタイタニックやエイリアンなど、ハリウッドで最も儲かる(人気がある)映画を作り続けるキャメロン監督の作品が、今回アメリカ宗教右派の怒りを買ったようだ。
半世紀以上前の1950年代に冷戦下での『赤狩り』で喜劇王チャップリンをハリウッドから追放することに成功した狂信的右派ではあるが、今の対テロ戦争下では成功しそうにない。
何故なら終わらない永久戦争『冷戦』は大成功したが、同じような終わらない永久戦争『対テロ戦争』はイラクでもアフガニスタンでも行き詰まり最早続ける事が不可能であるし、インチキ臭い開戦理由のでっち上げが暴かれ最初から失敗している。
内容的には東西冷戦時、1968年に公開されたアメリカ映画『猿の惑星』では、武器を持たない平和な人類を猿の軍隊が情け容赦なく殺し尽くし殺害した人々をバックに記念撮影するなどアメリカ軍のベトナム侵略戦争の犯罪性を告発している。
脚本家のマイケル・ウィルソンは赤狩りでの迫害経験があり『猿の惑星』の裁判場面で『聖書の記述』の有無が『科学的な事実』に優先する社会の理不尽を描いていた。

宗教的右派の映画妨害事件といえば、
08年の映画『靖国YASUKUNI」』は、全く無名の在日中国人李纓(リ・イン)監督が撮ったドキュメンタリー映画で、海外での評価こそ高いのだが、(第32回香港国際映画祭では最優秀ドキュメンタリー賞を受賞)
日本国内では映画「靖国」のような、こういった大手映画会社の配給ではない独立系の映画は、幾等優れた作品でも、何とか芸術劇場などと言うようなマイナーな観客席の少ない劇場や映画館で2週間程度上映された後は、お蔵入りして一般視聴者が関心を持つことは余り無い。
何の妨害も無かったなら、ひっそりと静かに上映され、そして何事も無く終わっていた。
ところが自民党議員とそれに踊らされた街宣右翼の妨害で上映中止が相次いで、一マイナー映画から、一躍超有名なメジャー映画に昇格した映画「靖国」。(映画広告の費用に換算すると何十億円ではきかない)

アメリカ宗教右派の映画アバター反対のキャンペーンは、07年、日本会議や「新しい歴史教科書を作る会」が、アメリカ下院での従軍慰安婦非難決議阻止の為の、靖国史観の新聞広告をやって、今まで対日非難決議反対で運動していた日本支持派の議員を、全て敵(対日避難決議)にまわして、なおかつ日本の恥を世界に広めた、大馬鹿靖国文化人達を連想する愚行である。
しかし、それにしてもアメリカ宗教右派や、日本の靖国右翼人脈の知性の程度は、救いがたいですね。
今回も、ワシントン・ポスト全面広告と同じで、全くのオンゴール(自殺点)ですよ。
ただ単に『叩けば良い』では、小学生低学年程度の判断力である。
三手先の読みが出来ていない。
『鶴の恩返し』ではないが、人間誰しも『決して見てはなりませぬ』といわれれば絶対に覗いて見たくなるのが人情です。



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13 コメント

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プロパガンダ (日向男)
2010-02-02 14:58:44
ハリウッドもプロパガンダに深く関わっていることは有名ですね。

映画『パール・ハーバー』は2001年5月公開され、4ヶ月後には911テロが起きるという、出来過ぎた事もありました。

『アバター』も単に監督一人の思いだけで作られたとは思えませんので、裏に大きな力が働いているのではないでしょうか?

素直に考えれば、反米・反軍・反キリスト教勢力ということになるのでしょうが、逆に保守勢力が結束を固めるために作ったという事だって考えられる訳で、結局、判断のしようが無いです。
我々は、彼らの手のひらの上で踊らされているだけだと感じています。
小浜市みたいな (おいちゃん)
2010-02-03 08:44:11
公開何カ月も前からなのかは知らないけれど、
公開した途端に興行収入№1になるなんて、
ちょっと作られ過ぎでは?

某大統領みたいに、
あれっ!?
そんな人居たの?

と、この映画の話を聞いて、
そちらに疑問が湧いた。
アカデミー賞 (逝きし世の面影)
2010-02-03 09:20:00
日向男さん、おいちゃんさんコメント有難う御座います。

何時も大成功している『最も客を呼べる』映画監督のジェームズ・キャメロンの『アバター』はアカデミー賞8部門にノミネートされているそうですが興行成績一位なので興行賞があれば断トツで優勝する。
この映画は私はまだ見ていませんが既に見た我が連れあいによれば『面白かった』とのこと。
別に『反戦』であるとか『反米』であるとかは感じなかったそうですが、映画の筋書きがレアメタルの資源を求めて侵攻した『軍隊』が負けて、抵抗した『現地人』が苦戦の末に最後に勝利して終わる結末の娯楽映画です。
ですからこれはハリウッド映画の約束事である善と悪との戦いや勧善懲悪とハッピーエンドなどなど、・・・それほど目新しいことはない。
ですから今回の宗教右派の批判は何とも的外れで滑稽で『反米・反軍・反キリスト教勢力』などは考えすぎではないでしょうか。?
其れより批判した宗教右派ですが、文明国(星)の近代軍隊が希少資源を求めて近代文明とは違う独自の文化を持っている弱小国家(星)を侵略する話を、今のアメリカ軍の行っているイラクやアフガン戦争であると考える思考方法は、確かに正しいが、
フーテンの寅さんではないが『其れを自分(アメリカ)が言ったら駄目。』でしょう。

映画『パール・ハーバー』は太平洋戦争開戦60周年の記念なので、あの手の米軍正義を描く映画は必ず作られる。
『2001年5月公開』なのは当然なのです。
日本人的には第二次世界大戦は『忘れたい(恥ずかしい)戦争』であり『忘れたい、あるいは忘れた記憶』なのですがアメリカ人にとっては其の正反対。
絶対に忘れたくない成功した栄光の戦争体験なのです。ですから1941年12月8日の半年前にアメリカ軍の戦意高揚映画を公開したのは当然すぎるほどの当然な事なのです。
アバターに期待はしてませんが (そっか)
2010-02-03 13:52:15
私は、2009年のハリウッド映画でダントツだったのは、イーストウッドの「グラン・トリノ」でした。でもこの作品ノミネートすらされていなかったと思います。
まぁイーストウッドにしても、過去に2度も貰っているので、もう沢山でしょうけど。

典型的な白人至上主義のアメリカ老人を演じるイーストウッドが、最後にアメリカの勝手な都合で(ベトナム戦争)難民となり、隣に越してきたモン族一家のために、自分の命と「グラン・トリノ」を差しだします。
「グラン・トリノ」は、強かった過去のアメリカを象徴しているのでしょう。

彼は最後に一度だけ、先に死んだ妻と神父の約束のために教会に懺悔しに行きますが、普段から、「俺は朝鮮で沢山の人間を撃ち殺した」と言っていたにもかかわらず、朝鮮戦争の話は一言も口にしないで帰り、そのままギャング達の家へ向かいます。
アメリカの犯した罪は、懺悔しても償われるものでないと言ってるわけです。

西部劇出身の共和党だった人がこんな映画を作ってしまうとは、アメリカって不思議なお国ですね。
CIAの汚い秘密戦争の後遺症 (逝きし世の面影)
2010-02-03 15:58:31
そっかさん、コメント有難う御座います。

日本人留学生が白人に襲われて殴打された事件は、実は同じモンゴル系人種のモン族(苗族)に間違われた為らしい。
アメリカには山岳民族で中国南部やインドシナの少数民族のモン族が16万人もおり、アメリカになじまない特異な独自の文化や麻薬等組織犯罪などで問題を起こしている。
これはケネディ大統領の秘密戦争でCIAがラオスのバンパオ将軍の率いるモン族(ミャオ族)特殊部隊を大々的に組織した事に由来している。
このモン族特殊部隊はベトナム軍やラオスの左派のパテト・ラオ軍と戦うのですがアメリカのベトナム戦争の敗北の結果、元々の居住地のラオスなど母国には住めなくなり難民となってアメリカ国内に流れ込むのですが破壊工作専門の特殊部隊の隊員たちが何万人も平時の国内(アメリカ国内)に入れば問題を起こして当然なのです。
この様にベトナム戦争の負の遺産はアメリカでは今でも問題を起こし続けているのですが、
対照的に、日本ではベトナム戦争など遥か昔に終わった忘れられた戦争です。
其の30年も前に終わった第二次世界大戦は、日本にとってはもっと『忘れ果てた戦争』なのでしょうね。
だから歴史や政治、経済、軍事が客観的な社会科学ではなく歴史などは観念論的な『解釈の問題である』と勘違いする『新しい歴史教科書を作る会』などが生まれてくるのでしょう。
タイタニックに比べ (マトリックス)
2010-04-16 16:08:59
『タイタニック』を上回る興行収入にしては、『アバター』は『タイタニック』の時のように、一世風靡はオーバーですがマスコミにあの時のように騒がれていない気がします。やはり反米、具体的にいうと反アメリカ軍、反アメリカ軍の海外展開(侵略)を意識させるからでしょうか? 都合の悪い事はシカトが沈静化には一番と。 昔『ブルワース』というアメリカ映画でアメリカの全財産の98パーセントを人口の2割の富裕層が所持・管理している事を暴露した映画を日本で公開した時はハリウッド製作版『ゴジラGodzilla』を日本での『ブルワース』の公開時期にぶつけ、『ゴジラGodzilla』の宣伝を大量に流し『ブルワース』の存在感を目立たなくして隠したようです。
マトリックスさん、コメント有難うございます (逝きし世の面影)
2010-04-17 16:02:27
映画『タイタニック』は何故あれほど成功したのでしょうか。?
私にとってはこちらのほうが一番の謎ですね。
以前にタイタニックのように興行的に大成功した例としては60年代の『ウエストサイド物語』があるが、この題名の由来はニューヨークの移民の街、アッパー・イースト・サイドなのですが、今までは映画やミュージカルなどでは取り上げなかった貧困などの格差とアメリカ社会の人種差別や移民問題があのミュージカルの隠れた主題でもあるのです。
60年代初頭とは公民権運動の高揚期とリンクしていたので単なる恋愛物語以上の大きな広がりを持って支持されたのでしょう。
タイタニックに描かれているのは資本主義社会が発展期の20世紀の初頭の移民差別なので「ウエストサイド物語」と同じようなのですが制作年はちょうど反対の20世紀の世紀末。資本主義の爛熟期を過ぎて廃頽期から崩壊に向かっているようにも見えた。
沈まないはずの巨船が多くの人々と共に沈むタイタニックの映像は世界の終わりの世紀末思想の雰囲気にピッタリだったのでしょうか。?
移民差別と言ってもアイルランド人が『白人待遇』ではなかった当時と違いが大きすぎるでしょう。人種差別は主題ではなかったところが興行的に良かったのでしょうか。?
アバターですが、
描かれているのは、貴重資源を求めて侵攻した『最新兵器で武装した軍隊』が負けて、抵抗した『現地人』が苦戦の末に最後に勝利して終わる結末の娯楽映画で、あまりにも内容が米軍のイラク侵攻に酷似していたので、
対テロ戦争の真っ最中の戦時国家であるアメリカの保守派を刺激したのでしょうが、それ以上の意味はないようです。
憲法9条のある日本と違い、欧米社会では開戦までいくら反対しても、いざ開戦となれば戦争反対の世論は吹き飛び戦争遂行一色に塗る潰されるのが特徴なのですが、01年のアフガン空爆から早9年目。
戦争好きの単純なアメリカ人も永久に終わらない対テロ戦争の偽装に苛立ち始めているのでしょう。
告発映画 (マトリックス)
2010-04-19 10:50:46
このブログにおける自分のニックネーム(名前)と同じで少し紛らわしいコメントになりそうですが、映画『マトリックス』はアメリカがジョージ・オーウェルの『1984年』の社会そのものといっていいほど完成している管理・統制された社会である事を告発した、SF娯楽映画のイメージで隠した危険喚起の一種の反米映画であったのではないでしょうか?操られていたのに気付きネオと名乗りモーフィアス達とともに闘いに加わる前の主人公アンダーソンは白人の警官に体制にとって危険人物として職場に来られあっさり捕まえられ(この事は一般市民が反政府に立ち上がってもあら探しをされ微罪を見つけられ犯罪者にされる、あるいは日本における植草教授のように冤罪に陥れられメディアコントロールの中、社会的に抹殺される恐怖。)、ネオ達を消しに来る工作員も白人(これはCIAが極悪非道な組織である事、大手マスコミの管理・統制された洗脳システムから離れ真実を知るきっかけとなるインターネットの中もNSAによって監視されている実態)、現実世界で有色人種を中心に機械兵器に抵抗するザイオンは無人戦闘機も持つアメリカに支援されたイスラエルに立ち向かうパレスチナをイメージしたのではないかと。
映画マトリックスは確かに面白いのだか (逝きし世の面影)
2010-04-19 13:39:29
世界一の広告宣伝力のある米国のアメリカ人向けには、
今まで常識として無条件で信じていたものが実は真っ赤なニセモノだったというオチのマトリックスは告発映画の意味があるでしょう。
ただあの映画の内容は機械が作り上げた脳内妄想に対して、その反撃方法が気に入らない。
バーチャルな妄想世界と対決するなら本当はリアルな現実世界の筈なんですが、人間の脳内の思考(妄想)で対抗する話なのですよ。
仮想空間対現実世界ではなく、仮想空間同士の争いなのです。
娯楽映画としてなら成り立つが、矢張りこれでは社会的な何かの教訓を求めるのは無理がある。

バーチャルな仮想空間から抜け出して矢張りバーチャルな脳内妄想に陥っていると言えば嫌韓流や小林よしのりの戦争論を読んで、『今まで反日教師に自分は騙されていた。自分たちだけが真実を知っているのだ』と勘違いした哀れなネットウヨ諸氏を連想させられるのですよ。
何故、目の前に有るリアルな現実世界から逃亡して、
何時までも何時までも対米従属のプロパガンダの範囲の中で、
妄想の仮想空間に安心感を感じるのかと何とも物悲しい思いを感じています。
元々情念優先の右翼は理論優先の左翼に『理論で勝てる』などと馬鹿なことは思ってもいないのですが、
ネットウヨは『自分だけが真実を知っている』と勘違いしているので左翼にも論争を吹っかけてくるのですが、所詮仮想空間であるネットでの勝ち負けなどには意味も無く、現実の判断の正当性(現実性)だけが意味があることに早く気が付いてほしいものですね。
上映禁止対策 (マトリックス)
2010-04-24 09:32:16
映画『マトリックス』は、エジプトでシオニズムに傾倒しすぎているとして、どれくらいの規模かわかりませんが上映中止の動きがあったようです(問題とされる一部のシーンがカットされるなどしたのかもしれません)。パレスチナを助けようとする熱気が生まれイスラエルに立ち向かう中東戦争の再開を警戒されたのでしょうか? 現実世界でなく仮想空間での争いがメインになっているのも、告発したい事が直接的に伝わりすぎて、政治的要素が強いなどの理由で上映を妨害されるのを前もって危惧した工夫ではないでしょうか? 『アバター』は『マトリックス』よりはるかに反米のメッセージが強いので、日本におけるアメリカ軍のイメージが『トップガン』の正義のヒーローの幻想でなくなれば真実に気付き世界標準の常識が国民全体に知れ渡りアンダーソンがネオとして覚醒したようになるでしょうか?
猿の惑星では (逝きし世の面影)
2010-04-24 16:29:59
原作者ピエール・ブール日本軍に虐待された経歴が有るし、
脚本は、赤狩りでハリウッドを追われたマイケル・ウィルソンで、
作られた時代はベトナム戦争が泥沼でニクソンがインチキ臭いアポロ計画(1969年)などを練っていた1968年で戦争のベトナム化の計画が進んでいたが、無敵のアメリカ軍が『勝ったので撤退する』とする無敗神話に縛られて雁字搦め。
絶望的な閉鎖感などのマイナスが、時としてはプラスに働き良い映画出来上がる。
創作活動というのは、思いがけない結果を招くものです。
『アバター』ですが、それほどの映画史に残る歴史的映画というよりも3Dのような技術面での革新において将来評価されるだろう興行的に成功した娯楽映画ではないでしょうか。?
アメリカの宗教右派が大騒ぎするほどの、それほど大騒ぎするほどの、政治的な意味合いは無いと思います。
時代的に敗北が確実なベトナム戦争と、敗北が確実な対テロ戦争という共通点はあるのですが、
ベトナム戦争は無負神話の正義のアメリカが、実は滅びつつある悪の帝国の最初の負け戦だったと言う衝撃的な話なのです。
何事も、どれ程衝撃的な事柄でも二回目はそれ程の驚きではありません。
軍産医学複合体 (マトリックス)
2010-04-25 11:10:36
アイゼンハワー大統領は退任演説で軍産複合体の危険を指摘し、アメリカの裏(構造)をタブーに触れるか触れないかというぐらいまで暴露したようですが、今やアメリカは軍産医学複合体(軍産は軍事と産業の密接な結びつき・依存・癒着、医はウイルスを造りだし治療薬を売り込む・あるいは危険なワクチンを接種させる悪魔的な医薬産業・研究機関、学は侵略戦争を正義の闘いとすり込む教育機関)として自国にも、そして同盟国や属国にもジョージ・オーウェルの『1984年』のような社会をほぼ完成させました。今までアメリカ軍に志願したアメリカの若年兵は、アメリカの自国民をも支配する構造を知らず、ワクチンの実験台にされ枯葉剤や劣化ウランの被害にも遭い、学校では真実を教えられず、仲間が戦場に散る・心や身体に深い傷を負って初めて、映画『マトリックス』で真実の薬を選択したように目覚めるという悲劇が繰り返されてきたと思われます。
直前までアメリカ軍のトップだった (逝きし世の面影)
2010-04-25 14:34:05
統合参謀本部議長(1989年 - 1993年)だったコリン・パウエル陸軍大将は、ベトナム戦争で傷ついたアメリカ軍の威信を回復させる為に、クエートに侵攻したイラク軍を叩いた湾岸戦争で多国籍軍を指揮してニューヨークで紙ふぶきの凱旋パレードでアメリカ軍の威信を回復させることに成功するのですが、この人物が選挙など国民の信任を受けることなく大統領の次のアメリカ政府NO2に横滑りするのです。
一応は選挙の洗礼を受けているがドワイト・D・アイゼンハワーは第二次世界大戦中のヨーロッパ戦線における450万人の連合軍全軍の最高司令官で陸軍元帥であったのです。
勿論紙ふぶきの凱旋パレードは今での語り継がれているくらいに巨大な規模の歓迎で、この軍の英雄を大歓迎した。
この伝統は今でも脈々と受け継がれていて2年前の大統領選挙の民主党の予備選挙でヒラリー・クリントン候補は選挙演説で『アメリカ軍最高司令官には経験のある私がふさわしい』と語っているのです。
アメリカ大統領選挙の意味は、実はアメリカ軍最高司令官選挙の意味の方が大きいのですよ。アメリカ合衆国の民主主義の意味は、日本人の考えている民主主義の意味とは似て非なるもので、『常識』とは大きな違いが存在しているのです。

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