逝きし世の面影

政治、経済、社会、宗教などを脈絡無く語る

右傾化する日本 日中経済戦争勃発の可能性を探る

2012年10月16日 | 経済

『進む右傾化 欧米注目』  駐米大使は「真っすぐ進んでいる」

欧米メディアが日本の右傾化を注目している。これに対し、藤崎一郎駐米大使が米国の有カニュースサイト『ハフィントン・ポスト』へ『(右傾化ではなく)日本は真っすぐ進み続けている』という反論を寄稿した。
だが、肝心なのは現在の日本が海外にどう映っているかだ。反論は筋違いにも見えるのだがー。

米紙『戦後最も対決的な姿勢』

米国のワシントン・ポスト紙は先月二十一日付の一面で、尖閣諸島をめぐる日中の対立を説明したうえ、『日本は徐々に右傾化をしている。第二次大戦以降、最も対決的な姿勢を取っている』とする記事を掲載した。
『軍事力を増強すべきだと考えている日本人が増えている』と日本政府の統計を紹介。
政治家が集団的自衛権の行使を容認し始めていると指摘し、『憲法九条を見直しか』とまで踏み込んだ。
こうした日本の『右傾化』を取り上げる報道は相次いでいる。
AP通信は先月二十四日、自民党総裁選の結果を受け、『日本の次期政権ではナショナリズムが高まる』と題し、『中国との緊張が強まる』と分析した。
CNNテレビは今月1日、ネットサイトで『日本の政治は右傾化し、地域の安全に重大な影響を及ぼす可能性がある』とする安全保障問題の研究・者の意見を載せた。
自民党の安倍晋三総裁の『強い日本、豊かな日本をつくっていく』という発言を取り上げ、『富国強兵を連想させる』と警戒感を示した。
英国のエコノミスト(電子版)も六日、『迎合した報道機関にも助けられ、一握りの国家主義者らが海外に危険な影響を与える可能性がある』と論述。
石原慎太郎都知事の尖閣諸島購入計画を挙げ、『ポピュリスムが心配されている』と世論の動向に言及した。
こうした指摘に対し、藤崎大使は寄稿で『(報道は)非常に誇張されている』と反発した。
『政府による尖閣諸島の購入は民事上の取引で、管理を継続するためだった』『韓国のリーダーが紛争地の島(竹島)に上陸した』と日本の正当性を訴え、『最近の近隣諸国との問題は、日本が始めたわけではない。緊張を高めるつもりはなく、日本は右傾化もしていない』と強調した。
外務省国際報道官室の担当者は『ハフィントンポストは米国で有力なネットメディア。寄稿すれば基本的に載るので、選んだと聞いている』と説明。
寄稿は藤崎大使の個人的な意思だとしつつも、『内容については相談を受け、省として了承している』と話した。

『反論は逆効果「政策や行動で示せ」』

しかし、この寄稿はプラスなのか。政治評論家の森田実氏は『世界の国々は、日本がアジアの近隣諸国に背を向けているとみている』と語る。
『右傾化を否定するなら、政策や行動で示せばいい。大使の寄稿は、黒いカラスを白いサギだと言い張っているようにしか聞こえず、かえって外国の信用をなくす』。
元外務省国際情報局長の孫崎享氏は『自己の主張をより強くし、相手への配慮を減少させることを右傾化という。日本の右傾化は間違いない』と断言し、こう続けた。
『客観的事実に基づかずに、大使が「右傾化していない」と主張するのは知的水準を疑われる。米国の知識層は相当に問題に精通しており、中国の主張の方がしっかりしているという印象を与えて逆効果になる。寄稿するべきではなかった』。
(東京新聞2012年10月13日こちら特報部 )

『現実になった石原慎太郎の「吠え面かかしてやる」「戦争もやむなし」』

人間の恥部は股間に付いているが日本国の恥部は顔の前についていると大家壮一が指摘したが、『驚きの大ニュースがある』との触れ込みで、アメリカの軍産複合体やネオコンに近いシンクタンク『ヘリテージ財団』で『日本政府にほえずらかかしてやる』と石原慎太郎が言い出したのは東京都の税金で尖閣諸島の買収。
ヘリテージ財団はレーガンやブッシュの共和党政権の経済政策や戦争を先導して、結果的にアメリカの経済や覇権に深刻な打撃を与えて破壊した悪しき実績がある。
公金と自分の財布の区別がついていない石原慎太郎は、自分だけでなく一家を上げて国や都の税金に寄生しているパラサイト家族。 都民にとっては何一つ利益が無い新銀行東京と同じ税金の無駄遣いの『思いつき』。動機が『国に吠え面かかしてやる』との私怨をアメリカの中心で叫ぶお馬鹿極まるパフォーマンス。
『大震災は天罰』とか『反原発は人間がサルに戻る事』などの阿呆発言連発の石原慎太郎は、何とかして日本国に『恥をかかしたい』とでも思ったのだろう。
日本の右傾化の徒花、政治タレントの橋下徹が最も得意とする『愉快犯』的な不真面目な話である。
どこまでが本気か冗談か不明だが前原誠司特命大臣によると、8月に野田首相と会談した石原慎太郎は、『中国と戦争になってもやむを得ない』との強硬論を主張、事態を懸念した首相が『国有化を急いだ』という。
最後には日本を滅ぼした暴支膺懲の関東軍参謀でもあるまいし『中国との戦争もやむなし』とはゴロツキ右翼の面目躍如。

『尖閣で領土問題が起きていない』吉本新喜劇風のお笑い

12日外務省は中国との大騒動が起きている沖縄県の尖閣諸島について、『領土問題は存在しない』とする資料を全在外公館に送り、当該の現地語に訳して外国政府やマスコミ関係者に説明するよう指示した。
極度に右傾化する日本を憂慮する海外のマスコミに『右傾化していない』と客観的事実と正反対の真っ赤な嘘か、現状無視の病的な妄想を平気で投稿した駐米大使と同じで、これ以上に政治感覚が欠落した阿呆臭い話も珍しい。
尖閣問題をめぐっては外務省元分析官佐藤優や森保裕共同通信論説委員、共産党の志位委員長など多数が『日本は領土問題の存在を正式に認めて、正々堂々と争うべきだ』と主張しているが、外務省はこうした指摘に反論したつもりなのだろう。
城島財務相は13日日中関係について『領土問題は領土問題としながら大局的見地から協議していく必要はある』と述べたが、その後慌てて発言中の『領土問題』を『外交問題』に訂正。
黒いカラスを白いサギだと言い張っているが如く『口先』で誤魔化すようでは国の知性や良識が疑われる。
世界中の誰が見ても、尖閣諸島で深刻な領土問題が起きている。
欧米メディアが揃って『日本の右傾化』を心配している時に、駐米大使が『日本は真っすぐ進み続けている』(右傾化は無い)と反論した同じ種類の(誰も信じていない)大本営発表で情けなさに溜息しか出ない。日本の劣化と知的退廃を如実に示す愚行中の愚行で『逆効果』である。
客観的事実では、尖閣では『領土問題が起きている』し、『日本は(右傾化に)真っすぐ進み続けている』。

『日本の経済損失は現時点でも数千億円以上』

石原慎太郎が唐突に『日本政府に吠え面かかしてやる』目的の尖閣購入のため、数億円以下の資産価値しかないと思われる尖閣諸島の購入に日本国は数倍の20億円を支出、損害を出している。
日本国は20億円程度で収まっているが、面子を潰されたと思った中国側の反発は凄まじい。
反日デモは暴動化して放火や略奪までが発生、数百億円の直接的な損害が出ているし、尖閣騒動による中国人観光客の自粛の動きで航空機の予約や旅行のキャンセルが相次ぎ日本の観光業界に数百億円の間接的損害も出ているが、一番大きな影響が出ているのは自動車業界である。
尖閣騒動が起きなくても、サブプライムローンの破綻やリーマンショックによる世界経済の失速による販売不振が何年も続いている状態で、去年の3・11大震災後の70円台の歴史的な超円高になって、海外での日本車の販売は決定的に不利になっていた。
10月9日にトヨタ、ホンダ、日産など自動車各社が発表した中国市場の2012年9月の新車販売台数が劇的にダウン。
金融不安による世界的な不況と超円高の販売不振のダブルパンチに加え、今回は尖閣諸島の国有化に伴う中国での反日デモや日本製品の不買運動が広がったことが大きく影響。
トヨタは前年同月比48.9%減の約4万4100台。ホンダは40.5%減の3万3931台。日産は35.3%減の7万6100台、現地で生産する乗用車は44・2%減。
富士重工業は同64.5%減、三菱自動車工業は同62.9%減、マツダは34.6%減、スズキは同42.5%減。
ロイター紙によると、
『尖閣問題に何らかの進展がなければ、10、11、12月も販売は厳しいだろう』、『自動車を購入すると4年間は乗るので、これから4年間は戻ってこない』とドイツや韓国メーカーに顧客が流れ、日本勢のシェアが低下する可能性を指摘する。
9月の中国販売は独BMWが55%増、アウディが20%増、メルセデスベンツが10%増、韓国の現代自動車が15%増加した。
日本の自動車メーカーは世界最大規模の中国市場への依存を強めている。
世界販売台数に占める中国の割合は日産自が2012年1~6月に25.8%、ホンダが17.2%、マツダが15.9%、トヨタが10.2%、スズキが9.5%、三菱自が5.0%。外資系証券のアナリストは『営業利益段階では日産自、マツダへの影響が高く、警戒を強めるべき』と指摘。

『通産省の長年の念願成就か』

尖閣騒動がこれ以上長引けば、日本メーカーでは一番体力があるトヨタ一社はなんとか耐えられても経営基盤が弱い日産やマツダは倒産の危機さえ出てくる。
海外メディアが心配する中、不思議なことに日本のマスコミも自動車業界も誰も彼もが『当然の心配』を一切沈黙。
『一言』も口に出さない。
日本の通産省はアメリカに倣って国内自動車メーカーを1~2社程度まで淘汰する業界再編を狙っている。
競争力を回復する為政府主導で韓国は現代自動車1社、アメリカでもGMなどビッグスリー3社に再編されたが日本は8社が生き残っている。
日本もトヨタ一社のビッグワン体制か、それともトヨタにもう一社を加えたビッグツー(2社)に再編成したいと通産省は長年計画していた。
自動車業界が世界的な金融不況と円高に加えて、尖閣騒動での日本製品不買運動の三重苦に苦しむ今こそ絶好の好機である。
以前に起きた三菱自動車の隠れリコールに端を発したマスコミ総がかりの『火を噴くパジェロ』の不思議な不祥事キャンペーンを皆さんは覚えているだろうか。
トヨタや日産ホンダなど他メーカーの自動車の方が遥かに火災事故が起きていたのにマスコミによって三菱自動車だけが狙い撃ちされる。
取材する記者からは『他に燃えているのに上の指示で三菱パジェロだけを取材に行かされる』不満が続出していたのです。
今までアメリカの外圧を利用して国内産業の再編を行ってきたのが日本の官僚の常套手段。
今回も同じようにGDP世界第二位に上り詰めた中国の外圧を利用して、通産省は長年の悲願成就を画策している可能性が高い。
それなら今の様に、マスコミも業界も固唾を飲んで沈黙しているのも当然だった。

『日本の経済沈滞(劣化)が右傾化の原因と韓国外相』

韓国の金星煥外交通商相は9月29日竹島(韓国名・独島)の領有権問題に絡み、日本社会が長期間の経済不振のため『保守化と右傾化』を起こし、今年から攻勢をかけるようになったと語る。
対立の背景は『日本と中国の経済規模が逆転するなど日本の経済が20年間沈滞し、社会が保守化、右傾化した』。
日本の中で『過去の影響力を失ったのではないかとの憂慮』があり、領土問題で攻勢をかける一因になっていると金外相は指摘する。
初めて竹島に上陸した李明博大統領は『国際社会での日本の影響力も以前とは違う』(日本の国力が相対的に落ちた)と発言している。
金外交通商相の発言も『日本の劣化』が病的な極度の右傾化を引き起こして、日韓対立の原因になっていると強調する思惑がある。
1990年から現在まで、IMFのいう中国韓国などの『発展するアジア』の輸出は11・7倍になっている。(韓国の輸出は11.4倍、世界全体の輸出は3.6倍)
対して日本の輸出は2・5倍にしか増大していないので世界全体に占める相対的な『日本の影響力』は確実に落ちている。
輸出に一番影響したのは歴史的な超『円高』。
20年間でドルに対して日本円が1・9倍に増価しているのに韓国ウォンは4割減価。ウォン対円では3分の1に減価(日本円が3倍に増価)しているので日本製品が売れないのは当然であった。
何故円高ウォン安になったのか。日本の金融政策がバブル崩壊後一貫して引締め(デフレ誘導)であった。対して韓国はインフレだった。
ケインズ以後の資本主義経済は、超緊縮策をとらない限り基本的にインフレになるように出来ている。
インフレの韓国の状態が普通で、世界中で20年もデフレが続く日本経済だけが特殊で異常、日本も経済成長を続けていた時期は一貫してインフレだった。
為替レートでの一人当たりGDP値は歴史的な円高で韓国は日本の半分だが、実際の生活実感に近い購買力平価では日本の92%まで韓国が接近。
今後もインフレの韓国は向上が見込まれるが、逆にデフレの日本は下がる可能性があり『このままでは日韓の逆転は目の前』との焦燥感が日本を右傾化させている。

『外国から見た石原慎太郎評は右翼のゴロツキ』

10月6日英エコノミストは日本全体の病的な右傾化を憂い『Beware the populists』と報道。日本とネオナチの違いは国内のマスメディアの『質の差』(批判精神の有無)。
欧州のマスコミ(The Economist) から見れば、石原慎太郎はネオナチと同じ『右翼のゴロツキ』(rogue of the right)にしか見えない札付きの極右政治家。
『一握りの危険な国家主義者が、迎合するプレスによって助けられて、日本国内ばかりか海外にも影響を与える』程日本国は病的に右傾化して組織的に腐敗。
批判する役目のメディアが逆に『右翼のゴロツキ』の火遊びを面白おかしく煽っている。
今回尖閣問題で『戰爭もじさず』と騒いでいる石原慎太郎は以前からシナとか三国人、ババアなど差別用語を連発、南京虐殺を否定し旧日本軍を賛美し靖国神社参拝をして中国を挑発し続けていた。
20年前のように日中両国の間に圧倒的な力の差があれば石原慎太郎など右翼ゴロツキがどれほど挑発しようが中国には対抗手段が何もなかった。ところが現在ではGDPで日中が逆転しているのですよ。
石原慎太郎が火をつけた尖閣問題で、日中関係が最悪になって中国に進出している日本企業は大変な損害を被っている。これらの日本企業の損害は少なく見積もっても2000億以上。(最終的には数兆円だという説もある)
ところが日本のマスコミでは何処を見てもチャイナリスクなど中国側の責任だけを一方的に報道し、欧米紙のように愚劣な挑発を行った石原慎太郎の重大な責任を指摘するものは誰もいない。
もちろん国も20億円の余分な支出を石原慎太郎に請求しない。
トヨタ一社だけでも200億以上もの大損害を受けた日本企業も何処も石原慎太郎に被った損害の賠償を請求しない。
日本経済が大打撃を受けているのにも関わらず、経団連も一言も右翼のゴロツキ石原慎太郎を非難しない腰抜けぶり。
これほど日本社会が劣化している最大原因とは、矢張りエコノミスト紙の指摘のとおりで右翼のゴロツキに対する『日本国内のマスコミの迎合や煽り行為』であると判断せざるを得ない。

『尖閣騒動は「中国の変化」ではなく、「日本の右傾化」が原因』

2・26事件や血盟団など極度に日本が右傾化して『正常な論理的な主張』が命の危険があった76年前の敗戦以前では、現在の日本のように大手マスコミは不健全で、危険な国粋主義を批判するどころか率先して煽っていた。
過去の悪しき歴史が少しも懲りずに、現在繰り返されている。
何年も前から当『逝き世の面影』ブログは、10年前の小泉訪朝以来の日本社会の極度の病的な右傾化(特に赤旗を含む全マスコミの救いがたい劣化)の危険性を繰り返し繰り返し警告している。
隣国に対して『北朝鮮バッシング』のような激しいネガティブキャンペーンをマスコミ総動員で行えば、日本に限らず何処の国でも極度に『右傾化』するのは当然で、何の不思議もない。
ここに来て、とうとう欧米のマスメディアも見過ごしに出来無いレベルまで、我が日本国の『右傾化』は限界まで進行して仕舞ったのである。
経済成長で力をつけた中国が、軍備を増強して海外に膨張しているとするのが日本のマスコミの主張で、これを多くの日本人が完璧に信じている。
ところが海外から見た日中の騒動は、日本国内とはまったく違っていた。
変化(悪化)したのは中国ではない。
日本国が大きく『右』に変化した。
経済停滞で力を徐々に失いつつある日本は社会全体が極度に右傾化して仕舞い、ポピュリスムの石原慎太郎など極右のゴロツキ政治家と、読売や産経など腐敗した右翼マスコミが相互に煽りあって、どんどん状態が悪化していく『負のスパイラル』に陥っていると見ている。
いま危険な火遊び(挑発)をしているのは中国の方ではなくて、我が日本国の方なのですが、腐敗堕落したマスコミは逆に口を揃えて『中国が挑発している』と報道し、ほとんども日本人が信じて疑わない。
この記事の最初の、海外メディアが日本の右傾化を心配しているのに、藤崎駐米大使が『(右傾化ではなく)日本は真っすぐ進み続けている』と反論した話と全く一緒。
目の前にある『日本の右傾化』という厳しい現実とは無関係に、客観的事実の方を修正して、『正しい日本』『変わらない日本』という美しい妄想(神話)を抱いて自分勝手に自己満足しているのです。
ほとんど思春期の少年の自慰行為に近い。
レベルが違うだけで自分の主観に合わせて客観的歴史事実を勝手に書き換えた、安倍晋三や田母神や中山成彬など『つくる会』のお粗末極まる歴史修正主義と今の日本人全員が内容的に少しも違はない。
『事実』と自分の『主観』が一致しない場合に、『間違っていた』と考えを修正するのではなく、逆に『主観』に合わせて『事実』の方を修正する何とも困った話である。
知の劣化、倫理観の堕落であり情けない。
何故か、自分たちが『右傾化している』との正しい自己認識がまったく出来ないのです。

『71年前の対米戦争時と、現在の日中経済戦争の類似点』

19世紀にはアヘン戦争のようなインドや中国相手に欧米列強諸国が汚い植民地獲得戦争を繰り返し行ったのは事実であるが、20世紀には資本主義が高度に発展した結果、それまでのような資源獲得型の植民地獲得競争は、もはや時代遅れになっていた。
ところが遅れた資本主義のイタリアや日本は、19世紀型の古い植民地獲得戦争を行い大失敗し手痛い敗北を喫している。
当時の資本主義は殖産興業でようやく資本の蓄積に成功した程度であり、到底『自立している』と言える水準ではなくて、日本はアメリカに工作機械や綿糸、クズ鉄、石油など技術や原材料、エネルギーを全面的に頼っていた。
日本は技術面や輸出入で大幅にアメリカに依存していたのですから、そもそも対米戦争など無理筋で結果は最初から分かっていた。
敗戦後に資本や技術、生産を日本独自に行えるまでに発展して高度経済成長期の1968年に世界第二の経済大国に成長。1991年には対外純資産が世界一になって以後現在まで21年連続で世界最大の債権国である。
対外純資産世界一になった20年前、膨大な対日赤字に苦しむアメリカによる猛烈なジャパンバッシングが行われたが、現在の膨大な対中赤字を抱えるアメリカでチャイナバッシングが起きていない。
理由は簡単で、日本の技術と資本で国内で生産した『独立型』だったので激しいバッシングの対象となったが、アメリカの技術と資本で中国国内で生産した無国籍の新自由主義に由来する赤字なので誰かをバッシングしたくても叩きようがない。
20年前には『自立した資本主義』だった日本ですが、ヒトモノカネが自由に国境を超える新自由主義を無条件で推進した結果、産業空洞化は極限まで進んでいる。
日本のお家芸とも言えるカメラやテレビなどの家電、スーパーカブに代表される二輪車は国内生産が停止され全てが中国で生産している。
現在日本の国内メーカーの生産設備の大部分は中国に移転してしまっているのですから、日本経済が自立していなかった71年前の対米戦争以上に、現時点での日中経済戦争など『無謀』以前で、そもそも有り得ない。
無茶苦茶なとんでもない話である。
資本や技術は日本でも、肝心の生産拠点が中国なのですから、日中両国は体の一部が繋がっていて大事な臓器や骨格を共有するシャム双生児のような関係で、本人の意思とは無関係に喧嘩が出来る状態ではない。
自滅的な『中国との戦争もやむなし』と口走る石原慎太郎などのゴロツキ右翼の愚劣な自慰行為を日本のマスコミが今の様に許しているのは自殺行為というより自虐行為である。
政治タレント橋下徹などのネオナチまがいのパフォーマンスは恥ずかしい限り。テレビなどマスコミでの右翼の跳梁跋扈は日本国の恥部そのもので、世界の物笑いか心配事の種である。


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領土問題と反知性主義と個人的愚痴 (90式)
2012-10-15 21:06:10
ネットの政治関連界隈は畜生道とも呼べる動物化地帯なのか、ネットウヨ勢力が完全に征服してます。
そこでは「マスコミは外国を批判しない」「マスコミは隣国に甘い」という見解で一致してます。


明らかに、領土問題でマスコミは右翼・日本主義・愛国主義の観点で報道しているのに。
そして一般日本人は無知で、中共の横暴を知らず日教組に洗脳されている、自分たちが導かなくては!という、カルト思想に染まっている人が大半です。

嫌韓嫌中ネットウヨら大声マイノリティーらはマスコミをやたらと敵視しますが、マスコミと論調が全く同じです。

もう訳が分からない世界です。
日本は開発独裁国家だった? (りくにす)
2012-10-16 13:35:08
そういえば本田宗一郎を扱ったドラマで、ホンダが四輪車を作るのを通産省がなかなか許可しない場面がありましたが、通産省の体質は変わっておらず、今度は三菱がバッシング対象なんですね。経済官僚は何を考えているのでしょう。彼らの中では開発独裁が理想なのか、それとも国益などどうでもいいのでしょうか。
不思議な地動説 (宗純)
2012-10-17 08:57:25
90式さん、コメント有り難う御座います。

10年前の小泉訪朝から続くマスコミ総がかりの北朝鮮バッシングの当然の副作用で、『日本が極度に右傾化する』と危険性を言い続けていたのですが、
とうとう欧米マスコミも見過ごしに出来ないレベルまで日本国の右傾化が進行してしまった。
『右傾化』に気がついていないのは日本だけ。
日本以外は全員が気が付いている。
欧米マスコミや今回書いた東京新聞こちら特報部の記事では『日本の右傾化』は指摘しているが右傾化した原因までは指摘していない。
韓国外相は20年前からの日本経済の低迷による日本の劣化を指摘しているが、社会が悪化して生活が苦しくなれば現状維持ではなくて、右傾化か左傾化か、何れにしろ変革を求めるのは当然なのです。
日本のマスコミで奇形的なナショナリズムのグロテスクな変種である北朝鮮バッシングがこれ程吹き荒れれば左傾化する選択肢はゼロですよ。
必ず右傾化する。
現在の悲惨な日本国内の現状ですが、なんの不思議もありません。
不思議なのは、日本の病的な右傾化の事実を今回の東京新聞記事以外では、誰も気がついていないらしいことですね。
欧米ではほぼ全員が気がついているのに肝心の日本では極端に少ないのですよ。
大手マスコミはゼロですよ。
私だけではなく、普通の観察眼があれば日本の右傾化は誰でも気がついて普通だと思うのですが・・・
ひとつ前の記事、『坂の上のキノコ雲 「核が戦争を終わらせた」禍々しい原爆神話』
での、『日本の敗戦決断はソ連軍参戦である』との説もオリバー・ストーン以外では見当たらない。
ストーンの記事を掲載した赤旗の小見出しにも『ソ連軍参戦』の文字は何処にもない。
それで、読んだ読者では誰一人ストーンが『戦争終結はソ連軍参戦が原因である』と理解していない可能性が高いのです。
誰もが気がつかない。
誰も気がつかない不思議の原因ですが、過去の歴史的事実と比較して判断するのではなくて、現在の自分の周辺事実と比較して判断しているからですね。
自分の周りの社会全体が右傾化しているので、逆に多くに人々には『右傾化している』事実がまったく分からないのです。
この不思議な現象ですが、一種の地動説で自分を取り巻く全体が均等に動いていると、全く動いていないと感じるのですね。
対米従属の徒花(真似し) (宗純)
2012-10-17 09:13:33
りくにすさん、コメント有り難う御座います。

日本は富国強兵で官主導の殖産興業で資本主義を推進して先進国となったのですから、 韓国などアジアでの開発独裁国家というのは、日本の先例(成功例)の真似しですね。(欧米が主導したアフリカ諸国は失敗するが、対照的に日本と関係が深い国々は成功して驚異的は経済発展を遂げている)
日本が元祖『開発独裁国家』だったのです。
最初は官が税金で造船所などを建造して民間に安く払い下げ、三菱などが大儲けして財閥が出来上がるのですが、日本は基本的に職人の『モノづくり』の長い伝統があり、自動車などは本場のアメリカ製品を追い抜いてしまう。
倒産の危機に陥ったクライスラーやフォードなどをアメリア政府が大昔の日本のやり方を真似て官主導でビッグスリーに再編する。
韓国は1997年のアジア通貨危機で倒産状態に陥りIMF管理になって有無を言わさず現代自動車1社体制に再編される。
これをとんでもなく勘違いしたのが対米従属命の日本の通産省と売国的な自民党政府です。
『アメリカのやることは何でも正しい』と頭から信じているのでアメリカや韓国を真似して、日本でも業界再編を目指すのですが、根本が間違っていた。
そもそもアメリカが自動車業界を再編したのは、優秀な日本車が売れて、品質で劣るアメリカ車が売れなくなったからですよ。
原因と結果を、完璧に勘違いした笑い話ですね。
ところが役所というところは諫早湾干拓事業や八ッ場ダムのように一度決めると間違いが明らかでも絶対に修正が効かない。
政治家が止めないと駄目なのです。
政治が決めたことを忠実に守ることが使命の官僚ではどうしようもないのですね。
ところが日本にはまともの政治家が一人もいないので官僚が仕方なく実権を握っているのですが、そもそもが無茶苦茶なのですよ。
まともな政治家不在 (農婦)
2012-10-17 20:21:46
納得します。ホントニまちもなせいじかがいないからです。だから官僚がせんこうしているのだとおもいます。あーあーあー。まともな政治家、命を張らない迄も、もう少し、愛国心にあふれた、日本国民を愛してくれる政治家が居てくれれば、こんなに私達も不安に陥らないで住むものの。
農婦。
韓国憎悪の本当の理由? (りくにす)
2012-10-17 23:57:35
世界一優秀なはずの日本の官僚も劣化しているのではないでしょうか。
韓国の産業界では官主導で企業の女性役員を増やしているそうです。もちろん一般女性従業員が働きやすくなるような指導もしているそうです。
韓国では追放できた悪質な外国人観光ガイドも日本では追放できないでいるし、官僚は韓国の方がよくなったような気がします。裏で何やってるかは分かりませんが成果はあげていますから。
日本にはまともの政治家が一人もいないので (Saito)
2012-10-18 02:04:45
「日本にはまともの政治家が一人もいないので」ということですが、小沢一郎はどうでしょうか?

マスゴミは、ゾンビ自民とウソツキ民主、それに大阪xxxだけしか選択肢がないかのように、「国民の生活が第一」は完全無視していますけど、今、小沢さん率いる視察団が原発の10年後までに廃止を目指して、ドイツにいっています。これは評価してよいのではないでしょうか。このように具体的かつ明瞭に脱原発を唱えると、産業界その他から風当たりが強いはず。それを押してやるという本気を評価したいです。

消費税増税にはそもそも反対ですし、TPPも慎重論です。日中関係も小沢に変れば、好転する可能性がある。

小沢氏の過去の政治歴についてはよく知らないので、
どうしてこれほど嫌われるか分からないのですが、現時点では唯一の選択肢なのではないでしょうか。オリーブの木とかで、共産党や社民党とも連携できそうです。
日本に政治家が一人もいない不幸 (宗純)
2012-10-21 16:20:45
農婦さん、コメント有り難う御座います。

官僚とは、大昔のとんでもなく難しい科挙の試験を通った優秀な中国や朝鮮の官僚と同じで、いくら才能があっても今のような変革期には対処出来無い。
政治家とは求められている能力が、全く別種なのですね。
ところが日本ではまともな政治家が一人もいないので、仕方なく高級官僚が政治を代行で行っていたが、政治家とは違いイデオロギー(普遍的な価値観)が何もなく、あるのは売国的な対米従属命の国是だけ。
これでは間違いなく官僚組織トップは腐敗する。
日本以外の他の国ではトップが腐ると、下も真似るので全体が腐るのですが、ところが他の国とは大きく違い、未だに末端の下級公務員の腐敗は起きていないので、辛うじて日本国は正常に運営されているのでしょう。
産経とか橋下徹とかが、最後の日本の命綱である官僚組織の解体に進んでいますが、売国というか亡国というか、間違いなく日本の最後背骨をへし折る藁束でしょう。
日本は官僚社会か? 
2009年02月09日 | 社会・歴史
http://blog.goo.ne.jp/syokunin-2008/e/2074778d72e1985db1ab783d49d11906
官僚制度は日本の最大の問題点か?
2009年05月03日 | 政治
http://blog.goo.ne.jp/syokunin-2008/e/608367aba46d2682db96be5cba67455f
右傾化しているのに「真っすぐ進んでいる」 (宗純)
2012-10-21 16:32:13
りくにすさん、コメント有り難う御座います。

日本国が劣化し、右傾化の事態は深刻化、とうとう外国も日本の病的な右傾化に気がついた。
ところが、肝心の日本が気がついていない。
不思議すぎるのですよ。
到底まともとは思えない。
『つくる会』は何世代も前の昔で日本人の大部分が経験していない客観的事実(歴史)を、不都合であると『自虐史観』だと否定して、自分の思想に都合よく書き換えた恥ずかしい自慰行為ですが、
目の前の明らかな客観的事実である『日本の病的な右傾化』を真っ向から否定して、「真っすぐ進んでいる」と強弁する。
歴史の修正の『つくる会』よりも二万倍は悪質な自慰行為です。
しかも歴史修正は右翼だけの病状なのですが、今日本中で進行している『客観的事実の修正』(勝手な書き換え)は日本全体で行っている。
阿呆くさい右翼ばかりっではなくて、共産党の志位委員長や赤旗編集部など、左翼や護憲派まで加わっているのですから、より深刻で重大です。
右傾化している事実が、今の様に誰も気が付かないなど有り得ない話ですよ。
何かが根本的に間違っている。
実は、ずっと前えからみんなが気がついているのだが、自分が叩かれたくないから、見て見ぬふりをして沈黙しているのでしょうか。
それとも本当に彼らは、まったく気がついていないのでしょうか。
前者なら、倫理観や論理性が無さすぎる。根性が腐っているのです。
後者ならネットウヨとレベルが同じで、そもそもの知性がなさすぎる。脳ミソが腐っているのです。
何れにしても救いようがない悲惨極まる恐ろしい話です。
小沢一郎は間違いなく悪党 (宗純)
2012-10-21 16:57:52
Saitoさん、コメント有り難う御座います。

返事が大きく遅れた原因ですが、上に書いた内容とも関連するのですが、私としては余り書きたくない。困った内容だからなのですよ。
リンカーンでしたか誰でしたか、『男は40過ぎれば自分の顔に責任がある』のです。
若い時の顔は親にもらったものですが壮年を過ぎれば今までの歩んできた人生が顔に出る。小沢一郎ですが間違いなく悪党顔。
現在、日本の政治の劣化が激しい勢いで進行しているのは誰が見ても明らかです。
まともな政治家と呼べる人材が枯渇している。クズばかりなのですよ。
この原因ですが20年前に導入した小選挙区制と政党助成金の導入と、これに関連しての党議拘束と政党の公認権。
これらが日本の政治を根本的に劣化させたことは政治を少しでも知っている者にとっては全員一致で認めている事実なのですが、これを積極的に進めたのが誰あろうネット世界で皆さんが救世主として期待する小沢一郎。
政治は結果責任の世界です。
日本を決定的に悪くしたの最大の犯人は小沢一郎であり、今の日本の劣化の責任であは小沢一郎抜きでは話にならないのです。
人目見れば誰でも分かるように、小沢一郎は間違いなく悪党です。
当時はインターネットが無かったので、マスコミ総がかりで悪党の小沢一郎を時代の寵児、救世主のごとく扱っていたのですよ。
確かに現在の小沢一郎の主張は、保守政治家の中では一番まとも、正しいのですよ。
それだけ日本全体が病的に右傾化してしまったという、何よりも証拠ですね。
政治の行き詰まりから、現在にわかに自民民主の大連立が政界で話題にされているが、この話も小沢一郎が5年も前に当時の福田康夫首相と合意していた。
ただし、大連立が成立する条件とは政策とかイデオロギーの一致ではなくて、選挙制度の問題なのですよ。
ドイツでは保革で簡単に大連立するが、米英ではいくら政策や主義主張が似ていても、絶対に大連立出来無い原因とは、小選挙区制度だからなのです。
ところが5年前の小沢一郎ですが、選挙制度については一言も語らなかったのですね。もちろん今でも一言も語らないのです。
知っていて語らなかったなら悪党かペテン師です。知らなかったなら単なる阿呆です。二つのうちの何れかですが阿呆の可能性は低い。
小沢一郎については当ブログで今までに沢山記事を書いています。
小沢、無理筋の「強制起訴」と日本検察の闇
2011年01月11日 | 政治
http://blog.goo.ne.jp/syokunin-2008/e/16c8d24c068fb9e1de52dc76ac33edd4
菅直人対小沢一郎 究極の選択
2010年09月01日 | 政治
http://blog.goo.ne.jp/syokunin-2008/e/cca20ef5a5a200975ff5fc105a4c00bb
大山鳴動鼠一匹か『悪徳政治家小沢一郎VS検察+マスコミ』
2010年01月29日 | 政治
http://blog.goo.ne.jp/syokunin-2008/e/64b680981b8bf87022da7d673d88c23c
何れ血を見るまで終わりそうに無い
2010年01月24日 | 政治
http://blog.goo.ne.jp/syokunin-2008/e/587a8ce7ed79cbe5e5a9347cca86f034
小沢一郎と西松建設とマスコミの官報化
2009年03月17日 | 社会
http://blog.goo.ne.jp/syokunin-2008/e/832573b55d02cb54bcaf27d1a5f5a0f0
外から見ていて悲しい日本 (ブルーはーと   )
2012-10-29 17:02:21
お邪魔します。
TBさせていただきました。
現在私は中国で日本語教師をしています。学生たちは熱心に早朝から夜遅くまで、一生懸命日本語を勉強してきました。国家の方針で、中国全土に日本語を学ぶ専門学校、大学があり、多くが日系企業に就職しています。
それが、この9月以来、学生達は日本語学科の学生だと言うこともできなくなってしまいました。口汚く罵られるからです。
大学入学時、希望もしていないのに員数合わせのため、日本語学科に配属された学生も結構いるのですが、そんな学生達が、日本語を学ぶ中で確実に変化します。アニメ以外に日本に対して何一つ好印象を持たない彼らが、花見、茶道、落語など、日本文化に親しみを覚え、日本人の品格に感動し、自分の学んだ日本についての知識を、少しずつ日本嫌いの家族や友人に伝えていく。そんな草の根の活動を彼女ら、彼らは担ってきました。
それが、あの石原、野田で、全て、台無しです。0地点ではなく、もっともっとマイナス地点まで後退してしまいました。9月の教室の雰囲気は実に暗かったです。学生たちの無念を思うと、言葉に詰まります。
どうしたら、この歯止めのきかない濁流を食い止めることができるのか。毎日、考えています。日本の隣の国で・・・。
劣化する日本 (宗純)
2012-10-30 12:23:46
ブルーはーとさん、コメント有り難う御座います。

日本人は基本的に『今、ここ主義』で現在につながる昔に対して歴史的な考察を行わない事を、最も特徴とするのですが、これが世界基準である(日本人ではない)中国人には無責任と感じて苛立つのでしょうか。
尖閣の騒動ですが2008年、2010年と2年置きに起きていて、しかも日本国の右傾化とシンクロしてどんどん精鋭化、深刻化しています。
ところが日本では4年前の突然日本の海上保安庁巡視船が台湾遊漁船に衝突して沈没させた事件との関連性に気が付いている人はほとんどゼロですよ、情けない。
今の歴史的に考察する習慣が無いので気がつかないのですよ。
日本全体が丸ごと均等に右傾化しているので、逆に誰一人右傾化していると気がつなかい悲惨な状態です。
日本の保守や右翼が劣化しだだけではなくて、左翼も影響され右傾化しているのですから目も当てられない。
日本共産党ですが、1905年に竹島が島根県に編入されて日本領となった時期が、日露戦争の戦後処理で朝鮮が独立を失う時期とシンクロしているので、韓国などのナショナリズムを余計に刺激して問題を複雑化していると正しく認識していることは、韓国でも高く評価されている。
韓国民が竹島で不必要に過激に熱くなる原因とは純粋な領土問題だけではなくて、日本軍国主義の歴史や戦後処理と関連して、朝鮮植民地化の最初の犠牲が竹島だと思っているからです。
ところがです。
正しいか正しくないかは別として、竹島の島根県編入と同じで、尖閣諸島の沖縄編入時期が日清戦争の戦後処理と時期的に一致しているので、中国人のナショナリズムが余計に刺激されて冷静な対応が出来無い問題があることは誰が見ても明らかですよ。
中国としては、日清戦争から太平洋戦争までの日中50年戦争の最初の犠牲が尖閣だと思っているのです。
韓国の竹島と中国の尖閣が、類似している歴史的な問題点を抱えているのですが、これを認めたくない。
日本共産党の志位委員長の尖閣諸島に対する態度ですが毎日や朝日読売産経新聞の記述と寸分違わない。
ところが肝心の共産党がこの事実に何故か気がつかない。
野田佳彦と違うところは、『尖閣では領土問題が起きていない』と主張しない程度ですよ。
それ以外は金太郎飴のように同一です。
『お前たちは間違っている』(今までが間違っていた)とのオルタナティブ的な政治姿勢が期待されている共産党が、今の様に商業マスコミや与党と同じ主張をしても選挙では絶対に勝目はありません。

今のネット右翼は・・・ (壊れ甕)
2012-10-30 15:18:34
たまにいろいろな掲示板をネットサーフィンしているのですが、今のネット右翼は、現在の自分たちをとりまく状況への不満をどこかにぶつけてうさ晴らしをしたいという人間が大半で、あとは暴徒のごとく、今の状況に乗っかって暴れたいだけの愉快犯だらけでした。

例として挙げると、尖閣諸島の騒動の時、ブログサイトである「中国嫁日記」の掲示板にネット右翼たちが突入して、管理人である希有馬氏や彼の妻である月さんの悪口を書いて大暴れして希有馬氏や他の閲覧者に迷惑をかけたんです。

声高々と愛国者と語っておきながら、やってることは中国や韓国に肯定的な人たちへのタチの悪い誹謗中傷や嫌がらせ。
これでは以前ニュースで取り上げられていたイジメと何ら変わりません。
愛国心が聞いて呆れます。
本当は、左翼と右翼は同じ政治姿勢 (宗純)
2012-11-01 14:18:22
壊れ甕さん、コメント有り難う御座います。

現状に基本的に満足していて、漸進的な穏やかな改革は認めるが根本からの変革を嫌い今ある良き権威や伝統を守り保つ政治姿勢が『保守』。
今を認める穏健保守と根本が違っているのが、現状に不満を持っていて根本的な変化を求めているのが左翼や右翼。
左右で違っているのは時間軸だけで未来に自分の理想を夢見るのが左翼。
今が不満で不満で過去の理想の社会に戻そうとするのが右翼。
それなら、『お前たちは間違っている』(今までが間違っていた)とのオルタナティブ的な姿勢の、この『逝きし世の面影』ブログとそっくり同じ態度なのですよ。
ところがですね、外国とは大きく違っていて日本の右翼ですが不思議なことに何故か完璧に現状肯定派なのですね。これでは右翼とは言えませんね。
ですから彼らは全員が自分たちを『右翼である』とは言わず、現状維持の『保守』を名乗っているのですから大笑いです。
右翼としては情けなさすぎる。思想的な堕落・腐敗そのものですね。
『近代日本の右翼思想』 つまづきの石としての天皇
2008年04月14日 | 政治・外交と天皇制
http://blog.goo.ne.jp/syokunin-2008/e/4397101e1845b7ef04eb5e860c8ad326
そもそも日本の右翼思想が貧困で矮小化するのは天皇制に原因があるようです。
ただ元々右翼は知的レベルに問題があり、そのような宿命があり仕方がないのです。
問題は情念で動く右翼より、理論優先で歴史的に考察するのはずの左翼の堕落腐敗ですよ。
左翼が論理的でなくなったら、到底左翼とは呼べなくなる。

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