鈴木すみよしブログ

身近な県政にするために。

県立美術館企画展に足を運んで

2024年04月14日 | 議会活動
令和6年4月14日(日) 

 静岡県立美術館において昨日から一般公開となった「テオ・ヤンセンとストランドビースト」展に足を運びました。
 副議長になってから多忙な日々が続き、特に最近は知事辞職に伴い県議会の慌ただしさが増している中、心静かに一時を過ごすことができました。

 今回の企画は、予め県立美術館側からお知らせをいただいていたもので、このような機会はこれまでも何回もありました。その都度、時間があるときは足を運んでいましたが、今回は特に作品内容に特別な関心を寄せていたので、開催期間中のどこかで必ず見てみたいと強く感じていたからです。

 作者であるテオ・ヤンセンは、1948年にオランダで生まれ、デルフト工科大学で物理学を専攻し、1975年に画家に転向した方です。その後、1990年より風で動く「ストランドビースト」の制作を開始し、アートと科学が融合したその作品から、「現代のレオナルド・ダヴィンチ」とも言われています。
 「ストランドビースト」とは、解説によると黄色いプラスチックチューブの細胞を組み合わせて生み出す生命体と定義しています。風を食べ、砂浜を歩く、物理学を基礎に、綿密な計算から生まれたその動きは感動的です。進化の過程で、胃や筋肉、神経といった器官を獲得し、柔らかい砂や水といった転倒につながる危険を感知し回避する能力を身につけているストランドビーストは、今なお進化を続け、砂浜で生き残るための術を向上させているとしています。






(作品1 ストランドビーストが動く前 1)


(動いた後 1)



(作品2 ストランドビーストが動く前 2)


(動いた後 2)

 私が興味を強く持ったのは、物理学を学んだ芸術家であり、それをストランドビーストという生命体を模した作品として、今の時代に求められているロボット技術や環境に配慮した技術を芸術品として仕上げていることでした。
 エネルギー源は風であったり、圧縮空気で、物を検知するセンサーも電子的なものではありません。正直、どうしてこれが動くのかというのは理解するのに時間がかかりました。会場で一緒になった館長や副知事などとともに、感動を共有しながら見学させていただきました。

 これ以上の私の下手な説明は不要と考えますので止めますが、まずは美術館に足を運び、実際に動く姿雄姿をご覧ください。誰もが感動すると思います。
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