鈴木すみよしブログ

身近な県政にするために。

県議会2月定例会 知事の政治姿勢について追及が続く

2024年03月04日 | 議会活動
令和6年3月4日(月) 

 静岡県議会2月例例会の本会議場における代表質問と一般質問は明日で6日間の論戦が終わります。代表質問に3人、一般質問に16人が登壇しました。

 今回の定例会は、毎日、知事の政治姿勢に関連する質問が続いています。特に、能登半島地震に関連するものが多く、知事が危機管理の責任者として問題がなかったかを問うものでした。

 先日の代表質問初日の様子を伝えた私のブログを引用すると、質問者は、1月4日に開催された能登半島地震に関する中部地区9県知事等のリモート会議に本県知事が欠席し、知事は県内マスコミ主催の新年賀詞交歓会に出席し、代理として危機管理担当者を出席させたことで、危機管理上の問題を質しています。

 知事の答弁では、事前に石川県知事と直接電話し、こちらの意向は伝えてある。連絡会議の趣旨は地震による被害状況の確認や各県の対応に関する情報共有で、代理出席も認められていた。新年のつどいへの出席は、県内のトップが集まる会合であり、その場で本県の対応状況を報告し、被災地支援等を呼びかけることも重要な役割と考えている。「一連の行動には問題ない。」と答弁しています。
 これに対し質問者は、災害現場は混乱しており、直接連絡を取るなどの行動は、相手方への負担になると指摘しました。

 その後も能登半島地震への対応について繰り返される質問には、どのような課題があるのでしょうか。質問者が問題にしているのは、①リモート連絡会議には、本県以外は知事ないし市長(名古屋市)が出席している。②会議では、本県の代理出席した危機管理担当者の発言機会がなかった。③被災地の知事と直接話すことは、相手に負担をかけることになり、連絡会議の代表等が取りまとめて話せば良い。④被災直後から派遣された本県の緊急応援部隊等の出動に際し、知事は隊員に対して訓示・激励等を行っていない。⑤知事の一連の行動は、能登半島と同様の被害が発生する可能性のある伊豆半島住民の立場を考えると、危機管理上の責任者としてふさわしい行動とは思えない。などの厳しい意見が出ていました。

 南海トラフ巨大地震の想定区域にある静岡県として、各議員の質問が同じような内容であっても、各地の県民から聞こえてくる様々な不安、「手続上の問題はなかったとしても、もしもの時に本当に県民に寄り添ってくれるのか。」を代弁して、知事の言う「問題がなかった。」に納得せず、繰り返しの質問となっていました。
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