鈴木すみよしブログ

身近な県政にするために。

交流のあるベトナムでの感染状況

2021年09月08日 | 議会活動
令和3年9月8日(水)

 新型コロナウイルス感染状況は一時期に比べ減少してきたようにも感じられますが、昨日の知事発言では、「本県に発出されている緊急事態宣言の期限が12日までとなっているが解除の状況にない。」と発言していました。国が感染状況を判断するために示す感染ステージ項目はいずれもⅣを示していることが理由で、重症者数や感染病床占有率などは、予断を許さない状況が続いています。

 日本が感染症と闘っていると同じように、海外でもその状況は変わりません。何かしらの縁があって交流している外国の感染状況を気にしながら、その交流先から伝わってくる厳しい状況を耳にして何かできる支援がないか私の仲間達が動き始めました。

 私もお世話になっている富士吉原ライオンズクラブは、20年以上前からベトナムの大学生との交流が続いており、そのきっかけとなったのは現地での日本語スピーチコンテストの支援でした。その後、日本の高校生を現地に派遣するなど、高校生や大学生を中心とした両国若者の交流の一端を支援してきました。私も日本の高校生の引率者として現地に出向いた経験もあります。

 20年も経過すると多くが社会人となり、ベトナムの人たちは、それぞれが進んだ社会で大きな力となっています。また彼らは、社会に出ても私たちとの交流が続いています。

 昨年、日本国内で感染症が蔓延し始めた頃、ベトナム国内は比較的感染のない状況が続いており、ベトナム交流で関わってきた現地の若者が、日本国内で不足気味になっていたマスクを大量に送ってくれました。これは私の地元市内の医療機関や高齢者福祉施設などに配布し大変喜ばれ、ありがたい支援でした。

 ところが、先日届いたメールには、ベトナム国内の感染における大変厳しい状況が記され、日本からの支援をお願いしたいという内容でした。

 その内容には、南部ホーチミン市周辺では感染症の蔓延により、医療崩壊が起きて多くの死者が発生している。ロックダウンが長く続いていることで、食料が手に入りにくい。これまでに日本と交流のあった現地の仲間達が、中南部のボランティアと協力して5.65トンの米や食料を送っている。しかし、現在はロックダウンの影響は物流にも影響し、現地にものが届けなくなっている。そこで、国内で募金活動を行い、また日本からの寄付金などを送り、現地への支援を続けている。
 感染は治まる状況になく、更なる支援が必要であり、今後も現地で活用が期待される募金活動を続けていく計画であり、日本からもその協力をお願いしたいというものでした。

 送られてきたメールの内容からは、現地の緊急事態の様子が十分伝わってきます。しかし、ワクチン接種などについては触れられておらず、まずは今すぐ命を助けることだけへの危機感が感じられます。日本より状況は厳しいというのが実感です。

 これを受けて富士吉原ライオンズクラブでは、来週から募金活動を始める予定で、それを現地に贈り支援していくことになりました。
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