10ケ月前なら考えられない。「明日、白山へ行きませんか?」とのお誘いに、二つ返事をするまでになるとは。白山に登るために、周到な計画とトレーニング(近くの低山登り)をしてきて10ケ月かけてやっと登ったのに、一度登ったら調子づいた。
富士写ケ岳で知り合ったTさんからの思いがけないお誘いに、女ふたりで行くことになった。目的はお花見。砂防新道を登り、室堂あたりで戻りましょうとのこと。無理のない登山計画は女性ならではの気遣いのある楽しいものだった。
先週の木曜、この日だけ晴れた。6時に吉野の里で合流して別当出合へ向かう。Tさんは山に関しては先輩なので、登山計画書も出してくれて、いざ出発。
早朝の白峰は半袖では肌寒いが、素晴らしい天気だ。美しきふたりが無事安全登山が出来ますように。鳥居の前で柏手を打つ。
盆休みが終わったとはいえ夏休みなので親子連れが多い。別当出合の駐車場から離れた道路沿いの駐車スペースに車を置いてアスファルトの道を少し歩く。
7時登山開始。空は青く澄み渡り~♪~
二度目のせいか、中飯場まであっという間に着いた気がした。初めての時は果てしない石段を登っていたような気がしたが、今回はひたすら黙々と歩けば時間が経てば到達できるという余裕がでる。前回1時間かかったところ46分で到着。
別山が望める。甚之助小屋9時35分に着いておにぎりを食べる。Tさんから冷たいみかんをいただき10時5分出発。
4人の若者が缶ビールを飲んでいた。豪勢である。わたしたちは高山になるにつれて息があがるので、ゆっくりゆっくりと歩を進める。分岐から左に折れて、砂防新道を行く。花が出迎えてくれて、カメラ片手に何回も足を止めながら登る。
ビールの若者たちは、わたし達を追い越して行ったが、途中で息が上がって立ち止まり相当苦しそうだった。彼らはどこまで登れたのだろうか。
いよいよ十二曲りにさしかかる頃、山肌をガスが這ってくる。山の天気は変わりやすい。昼頃になると気温が上昇してガスが上がってくるのだと思う。
つらいところで「延命水」冷たくて美味しいが、ちょろちょろとしか出ないので、水待ち休憩がありがたい。3年長生き出来るということだが、出来れば長生きではなく若返りたい。そうすれば、少しは足が前へ出るかもしれない。
もう少しで黒ボコ岩というのに足が進まない。お先にどうぞと何回言ったことか。で、ついに到達して前回登れなかった黒ボコ岩に登る。今回、Tさんと交代で記念撮影。あぁ~、黒ボコ岩に小百合が・・・
さて、肝心のお花見は?
余程、(弓道で鍛えた)躰がしっかりされているか、あるいは10か月のトレーニングの成果なんでしょうか?
それとも、女は度胸なのでしょうか??
私は基本がテント泊なので、白山も日帰りはありません。
今の時季だと、室堂平や南竜でオヤマリンドウやハクサントリカブトが見られると思います。深くて濃い青色の秋の花です。
そして。あとひと月もして、9月末には紅葉が見頃です。今年は涸沢に行くか白山に行くか真剣に悩んでいます。
やはり女は美しく、逞しく、度胸があるのでしょうね。
でも、常にふたりともけがをしないように心がけています。
何かあったら、もう出られませんから。
家族が心配します。
白山と言っても、頂上は行っていませんので無理はしていませんよ。
秋の白山もそそりますね。
登ってみましょう。
人生観が変わります。
白山へ登らせてくれた友達に感謝しています。
そして、ゆっくりゆっくりと合わせてくれるということは、なかなか出来ることではありません。
自分の力の無さも分かって、初めて安全登山が出来るのだと思います。
>前回1時間かかったところ46分で到着。
よくわかります。
>白山へ登らせてくれた友達に感謝しています。
本当にありがたいですね。良い友人が沢山いて羨ましい。
ひとりでは出来ないことも、誰かがいるからできるということがあります。
ひとりで登っている人もいましたが、話をしながらペースを合わせて登るということは楽しいです。
ありがとう。ほんとにその場にいることが感動ですね。
わたしも、心拍数あがってぱくぱくです。
決して速くはないです。
山はゆっくり楽しむもの。せっかく登ったのに慌てて下りるのはもったいないですね。