世界雑感☆新しい世界は日本から始まる☆

世界の激動を感じつつ、日本経済への応援メッセージを徒然に綴るページです。
ご訪問ありがとうございます。

【年金基金がどうなってもいいのか!と開き直り?】株高が経済成長をマイナスさせる構図を改めよ⑤

2017-08-27 00:01:28 | 日本

前回からの続き)

 アベノミクス」、つまり「カブノミクス」(私的造語:取り柄は「株のみ」)の手仕舞い(インフレ年率2%目標→実質ゼロ金利、など)ではほぼ間違いなく円高株安になるだろうが、それまでの株高局面で日本株を掴んできたのはおもに外国人投資家だから、株価が暴落しても日本人投資家の損失は大きくはならない―――前回、(希望的観測含みで)このように綴りました・・・

 ・・・が、ここで巨額損を被りそうな投資家が日本にもいたりします。それが、公的年金基金であり、政府系金融機関・・・とりわけ日銀です。どこもアベノミクス「株高>実体経済」の先兵となって上記外国人たちと競うように高値で日本株を掴んできた様子は、何度も本ブログで記したとおりです。したがってアベノミクスの幕引き(日銀のテーパリング開始?)が明らかになったとたん、急落する株価とともにこれらの保有日本株の評価額もまた暴落し、虎の子である年金原資の急減とか日銀等の債務超過がもたらされかねません。だからといって、このままアベノミクスが続けば先述した逆相関のとおり、株高は保てたとしても、わが国のGDPドル換算:以下同じ)は沈んだままに・・・。ということでアベノミクスは、まさに「進むも地獄、戻るも地獄」の無間地獄状態にあるわけです・・・

 ・・・繰り返しになりますが、アベノミクスには「進む」以外の選択肢はありません(?)。つまりGDP↓には目をつぶってでも株バブルと心中する覚悟(?)ということです。だからこそ、これまで株高に胸を張りつつ、GDPの超マイナスといった経済のネガティブ面が表に出ないように振る舞ってきました。実際、アベノミクスでGDPや国民の金融資産額ばかりか防衛予算(!)までが激減した、なんてニュースはほとんど流れてはいないと思われます(って、中国の方がこのあたりの日本の実態をよく見ていたりして?)。

 そしておそらく・・・「ゼロ金利政策に転換せよ!」みたいに真っ向対立する主張の勢力が現れたら、アベノミクスは「コイツがどうなってもいいのか?」(資産価額が急減してもいいのか?)とスゴむに違いない(?)・・・って、「コイツ」とは上記年金基金であり、日銀・・・の自己資本とかです。こう開き直られてしまったら(?)、アベノミクスに反対する側は、これらを暴落させる責任を問われかねないので、黙るしかなくなる・・・って、すべてはアベノミクスが株だの外債だのを大量に高値掴みしたせいにもかかわらず・・・

続く

金融・投資(全般) ブログランキングへ


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 【実体経済↑で株価↑となる方... | トップ | 【CPI↑:円建て石油代の上... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

日本」カテゴリの最新記事