Studio Flow's こころの声 blog

2018年末左手橈骨粉砕骨折後、入院・手術・リハビリを経験。その後の気づき・思うこと、老親、勉強のことを書いていきます。

リハビリ66日目

2019-04-30 20:24:10 | こころの声
朝からリハビリ! 曽我病院へ。
GWなので高速までの道は空いているが、高速は車が多い。
でも、高速料金が割引きなのはちょっと嬉しい。
9:15到着。
前にお一人いらっしゃったので30分程待ってリハビリを受ける。

尺骨茎状突起が特に回外で痛い。
骨折部分だからなー。
DR.T曰く「骨は治ってる」

祝 先生だから、あーだこーだとMCPやらなんやら…私が知らない手技も用いてくださり最小限まで痛みを抑えてくださるが、これをあのまま病院でリハビリを受け続けてていたらどうなるかと想像すると恐ろしい。
想像ですが…力づくでの回旋運動。
あまりの辛さで、途中でリハビリ止めてしまうかも。
でも、病院の実績では「完治」となるんだよね…
うーむ

リハビリ中の会話で、病院の経営面からいうとリハビリの保険点数は1年目新人がリハビリ担当しても、職歴20年で経験も実績もあるPTが担当しても点数は一緒。
だったら新人使った方がいいじゃない。と。

病院の経営面からみると、仕方ない。
でも、患者からみるとこんな恐ろしいことはない。

また、私は運動指導で健常の方をご指導しているが、治ることのない方へのリハビリを行うときのお気持ちもお聞きして、「医療に従事する仕事をする」という心の強さを想像しました。

「普通であるということは奇跡」

今だからこそ頷けるこの言葉。
病院という場所には全くというほど関係無く過ごしてきた私ですが、怪我をして患者となり、多くの患者さんと時を過ごし、機能病院で気づいたこと。
曽我病院の老人の患者さんから気づかせて頂くこと。
知らない世界と立場があること。
自分を取り巻く世界がどれだけ狭いか…。

知らないことが本当に沢山。

自分の身体もわからないこと、不思議なことが沢山。身体ってスゴイ。
ちなみに今日の握力 8.2Kg ここまできました!

さて、アメリカでご一緒した方からのおススメ品。
ナウサプリ 鉄36mgがAmazonから今日届く。
実はアメリカ製。アメリカで探したけど見つからず。結局、Amazonに頼る。



キッカケはこの方、大阪で妊産婦さんを主体とした治療院を経営の方。
骨盤底筋の話をする過程で、貧血の話となり日本人女性は鉄が足りていないと。← 私も貧血になっていたし…
で、おススメがコレ!
入院食で赤血球数は増えていたし、その後の食生活も気をつけておりますが、しばらくお試し。
飲むタイミングについても質問したら、直ぐに返信くるし。
解剖にアメリカまで行くような方は、自分の仕事にこだわりを持ち興味深い方が多い。

さて、明日からグループレッスン復帰。
残念ながら、完全復帰とは言えない状態のため、どこまでできるかと不安も正直あります。
・肋骨の位置を正し、呼吸と骨盤底筋が働ける下地作り
を、まずはテーマに会員皆様の土台(地力)を引き出すレッスンを目指します。
フェイスタオルは必ず持参ください。
頚椎の修正にも使用します。

リハビリ65日目

2019-04-29 20:55:32 | こころの声
今日は祝日。
朝から見ていなかったビデオを少し見て、届いたリハビリ用のシートを持ちスタジオへ。



移座えもんシート。
これは機能病院の病棟談話室にあった、鍵盤断裂の患者さんがリハビリに使われるシート。
本来は寝たきりの方の姿勢変換をやり易くするものですが、私はこのシートをレッスンに使用しようと思っております。
この滑りやすさ。
腕にも脚にも使えると思います。

今日はまず私の左手のリハビリ。
腕を伸ばして
ローターカフ棘上筋をターゲットに肩関節の外旋トレーニング。
斜めに腕を滑らせて後部三角筋のストレッチなどなど。

リハビリ → 5月の振替チケット作成・印刷 →リハビリ → 印刷物のカット → リハビリ → 鉢物の水やり → リハビリ

延々…。

明日は曽我病院にリハビリに行きます。
GW中は明日と5月2日木曜の2日間しか外来が開かないので。

リハビリについての独り言。
入院中の自分のブログを読み返しながら、今だから思うこと。
担当のOTさんは一生懸命に頑張ってリハビリをしてくれて、その一生懸命さに私は有難いと思っていたけれど…。

初回だったかなー?
祝 先生とのリハビリ中の会話の中で、1番厄介なセラピストは一生懸命で結果を出せないセラピスト。← あっ!彼女だ
患者は何が欲しいかというと「結果」← そう!早く動くようになりたい
5分で出せる結果を30分もかかってしまえば、他は何もできない。
いくら性格が悪くても、結果がだせるセラピストに患者はみてもらいたい。

ごもっとも!

一生懸命されると「悪いな」とこちらは思ってしまう。
例えば、回外を目的で手首の靭帯が拘縮して痛い。その時にホールドリラックス法を用いる。
ホールドリラックス法は指の曲げ伸ばしで1b抑制のために私が教えたのだけど…。
靭帯にはゴルジ腱は無いんだよなー
回外筋と方形回内筋には効くかもだけど…
と、思いつつも彼女には言いきらなかった。

何人もの患者さんと話していて、患者はセラピストに「やってもらっているから」と遠慮している方は結構多い。
しかも、結果が出せなくても期限がくれば患者は退院・転院で居なくなる。
結果が出せていないことにセラピスト側は気づけているのだろうか?

私の仕事…運動指導もだけど、セラピストも「結果」を出せないとダメだと思う。
それは仕事じゃない。

追記
セラピストに限ったことではありませんが、一生懸命にもなれないセラピストは論外!

リハビリ64日目

2019-04-28 21:19:54 | こころの声
今日は朝10時から。
スタジオフローでのセミナー「骨盤」でした。
まずは骨盤に影響を与える主たる筋肉から説明。
その後、腰椎骨盤だけを動かせるよう実践して頂く。

実際のクラスでは、ペルビックチルト(骨盤揺らし)だけで完了できるわけではなく、しかし確実に精度を高めて動かすとそれだけでも骨盤は理想のポジションになります。
その精度を高めるためと、理由を知って頂くためにセミナーを開催しました。

ご不明な点があれば、リクエストを頂けると嬉しいです。
私があと気になっているのは、膝の曲げ伸ばし「理想的なスクワット動作」と「歩行」かな。
膝は正しく曲げないと、膝を痛めるし、お尻も上がらない。
頑張ったことが、逆に作用するそれが痛める方向に向かってしまうことほど残念な事はないと私は思っています。

しかし…
いつもながら自分が一生懸命になっていると、写真は撮り損なう。
左手はどうだったんだろう?
仕事に入ると、結構左手の存在を忘れて動かしていたが、動いてくれていたんだろうか?
指間も硬くなっていて、特に小指が開かない。
しかし、親指も前は開いていなかったのに、いつのまにか右手と△ができるようになっていた。
これで骨盤のPSISが両手で触れる。嬉しい。

終了後、13時からダンス仲間のKさんとHちゃんの3人でランチ。
2人は私の退院祝いをしてくれました。



写真は退院祝いのデザートプレート。
怪我する前の私は、日曜日毎にセミナーに通っていて友人達との時間も作っていなかった。

毎回、セミナーに参加して本当に実(身)になっていたのだろうか?との疑問と、他に大切なものもあるのではないかと?
もちろん勉強は大切。
継続し続けるし、しなくなったら終わり!
左手がまだ動かないので、手技的なものはもうしばらくは参加できないということもあるが、今は解剖で筋肉をもっと良く正確に知ろうと思っている。
その上でMCPをより的確なものとする。

と、いうことで…
彼女たちと、美味しいものを頂いて、お互いの近況報告。
彼女たちも愚痴・噂話はしないタイプ。
一緒にいて心地よい。
出会って33年だ…驚き!
長いお付き合いをどうもありがとう。

リハビリ63日目

2019-04-27 22:52:34 | こころの声
朝から大牟田 曽我病院 リハビリへ。
昨日撮影したレントゲン撮影データをお渡しする。
骨癒合は大丈夫とのことをお伝えする。
ハードなストレッチとなるのか…と、祝 先生にお尋ねすると。
「地力を上げないと、大きく動かしても直ぐに元に戻る」

はい。その通りです。

やっぱり「土」なんだなーと改めて思う。
で、「やることは今までと変わらない。少しずつそれを進めていくだけ」と。

最近…というか、祝 先生のFacebookでの投稿を読んでから思うようになったのだけど。
理学療法士って何?
リハビリテーションって何?

私のリハビリは作業療法士さんが担当されたが、生活の中で身体の使い方を、「今ある機能の中で、どう使うと良いのか」を伝えます。
と、彼女は言った。
その時「今ある機能を向上させようとは思わないのか?」と疑問を持った。

だから、指の力をひきだせるような(促通)の考え方が無い。
指の力がでない状態のまま、生活をさせて徐々に回復を待つのか?
リハビリとはなんぞや?
いくらプロトコルがあるにしても、「その通り」にするからとその質を高める努力を惜しんでもらったら困る。
その通りでも、そのレベルは変わるに違いない。

と、独り言を書きました…

リハビリ終了後、母と玉名駅で待ち合わせ、山田日吉神社の藤棚を見に行く。



ちょっと時期が遅かったかな。
藤の花の匂いも良いです。
あと大津のツツジが見れたらいいな。
時間を作ろう。

明日は10時から「骨盤」のフローでのセミナーを開催します。
会員の皆様とは4ヶ月振りにお逢いします。
嬉しくもあり、申し訳なくもあり…
しかし、病院でみたたくさんの痛い思いをされた方々(患者)のことを思い出すと、私とご縁のある皆様が、身体のことを正しく知って気をつけることにより、痛い思いをせずに人生送って頂けたらと祈らずにはいられません。

リハビリ62日目

2019-04-26 22:19:44 | こころの声
今日は朝9時から機能病院での診察日。
久し振りにお会いしたDr.T。
いつもながらテキパキ。

まず1ヶ月振りのレントゲン撮影。
前回のレントゲンは骨癒合はまだ8割。指骨・手根骨が薄くなってきており良くない兆候だからと、とにかく動かせとのことだった。
この1ヶ月(正確には4/8~)祝先生のリハビリのお陰で指の力はずいぶんと強くなり、アメリカにも行った。
そうして今回。なんとか骨は癒合したようだとの診断を頂く。
なので今まで以上に、リハビリを頑張れと。特に骨間…
私の骨折は「粉砕」なので、橈骨が割れてしまった時、尺骨との隙間の骨間膜(破れているところも多いはず)も、その近くの筋もかなりのダメージ(方形回内筋は一度切ってあるし)を受けている。
また、尺骨の茎状突起(でっぱっている骨)も骨折していたので、手首を回旋(外旋)しようとするとなかなかのツッパリ感&痛みがあります。

これに今後、立ち向かっていかなければならない。
骨が繋がったことは、安心感を与えてくれた。
ということは、今後のリハビリ時は骨を気にせず実施できるということ。

正直「痛そうで怖い…」

祝先生はMCPも用いてくださるので、まだ良いとは判っている。わかっているけれど…
この関節の拘縮を解いていく訳だから…痛くない訳はない(涙)

ただ、リハビリで私一人でできないことを祝先生にお願いしている訳なので、私自身がリハビリだけに甘えることなく日常生活でもできるだけ使って、できれば無意識に使って動かしていけばもっと早く動くようになるはず。

と、頭ではわかっているが…

午後から、日曜日の骨盤資料を作成しながら外を見る。



もうこんなに柿の葉が大きくなりました。

夜19時からは三満田さんと大西さんが、私の身体のサポートに再度来てくれました。
左肩と手首の動きはまだまだ不十分ですが、リハビリも実施しつつとにかく動いて、関節の拘縮を解いていこう。
貴重な2人の時間を私のために使って下さり、どうもありがとうございました。
こころよりお礼を申し上げます。