邦画ブラボー

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「憲兵とバラバラ死美人」

2005年04月28日 | ★恐怖!な映画
「憲兵」「バラバラ」「死美人」というインパクトのある言葉
をくっつけた心憎い新東宝の企画。

題名ほどグロテスクな描写は無いので(?)
安心して見られます。

匂いをおかずにご飯を食べるような
想像力をそそられる映画である。

憲兵=恐い=拷問 などという単刀直入な連想、
死美人・井戸・バラバラ・白骨=気持ち悪い・・
という我々のストレートな期待もそこそこ裏切らず(?)楽しませてくれる。

犯人が捕まらず行き詰った中山昭二(小坂憲兵)が
机に置かれた髑髏に向かって「あなたは誰にやられたんですか?」と
しみじみと聞くシーンが可笑しい。
これみよがしの人体模型がおかれた部屋もなかなかです。

この頃「新東宝」の看板俳優でもあった天知茂がここでも登場。(拷問されてました)
晩年のニヒルな顔とはまた違う趣き。

1957年 並木鏡太郎監督作品 脚本 杉本彰 製作 大蔵貢

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4 コメント

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Unknown (ooahima)
2005-05-03 18:49:35
新東宝の映画は結構DVDになっていたりするンだけど、邦画DVDは高過ぎて買えません。正確には新東宝の映画じゃないけど、大蔵貢が70㎜で製作した戦争映画(タイトル失念)も、そのトンデモ具合が評判を呼んでいるので是非鑑賞したいのですが。
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そうなんですよね~ (spok23)
2005-05-03 19:01:45
もうちっと安くしてくれたら

ガッパガッバ買うのに~なんて思っています。



新東宝の戦争映画は何本かあるようですが、私も

見ていないんです。

アラカンの明治天皇とか・・見たいです!



今月は「憲兵と幽霊」「人形佐七捕物帳」など

見る予定です。



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憲兵とバラバラ死美人 (きわもの)
2005-06-10 11:35:34


まあ、現在の目からは何とでも言えましょう。

今の映画だって大半は30年後には笑われるんですから。

まず、役者たちが変に媚びず、素直に演じていて好ましい。

昨今の日本映画の大仰な演技、演出過多、説明口調、

これがないのが第一新鮮。



返信する
確かに (spok23)
2005-06-10 12:03:13
おっしゃるとおりです。



同じ新東宝の「憲兵と幽霊」は

天地茂の悪役ぶりと

中山昭二の熱演が光った傑作と存じます。



http://blog.goo.ne.jp/spok23/e/b2283038e95e85cb003281d64fcdd928
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