「浮雲」後遺症に罹っています。
二日酔いの
ずきずきするような頭のような
それでいてまだ酩酊が残っているような
ようするに平常ではない脳の状態である。
血液の中に
なにかが注入され、体をかけめぐっているようでもある。
なぜこんなにあの映画に捕らわれてしまったのか。
どうどう巡りを繰り返しながら
頼りなく
矛盾に満ちて
どこまでも流れていく二人の物語に。
男と逢うといつも
過ぎた日の思い出を語り、
なじり、
甘えるゆき子の声が
エキゾチックなメロディとともに
頭をめぐる。
富岡の背中を丸めた姿、
ずるさやごまかしがあらわに
出た表情や目線も
フラッシュバックのようによみがえる。
薄情な言葉もまた。
そしてラストシーンの後ろ姿は網膜に焼きついて
離れない!!
あの二人の名優
森雅之・高峰秀子によって
林芙美子が書いたこの物語は
はるかな高みにまで引き上げられたのだと思う。
恐るべき、
「麻薬」のような映画である。
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二日酔いの
ずきずきするような頭のような
それでいてまだ酩酊が残っているような
ようするに平常ではない脳の状態である。
血液の中に
なにかが注入され、体をかけめぐっているようでもある。
なぜこんなにあの映画に捕らわれてしまったのか。
どうどう巡りを繰り返しながら
頼りなく
矛盾に満ちて
どこまでも流れていく二人の物語に。
男と逢うといつも
過ぎた日の思い出を語り、
なじり、
甘えるゆき子の声が
エキゾチックなメロディとともに
頭をめぐる。
富岡の背中を丸めた姿、
ずるさやごまかしがあらわに
出た表情や目線も
フラッシュバックのようによみがえる。
薄情な言葉もまた。
そしてラストシーンの後ろ姿は網膜に焼きついて
離れない!!
あの二人の名優
森雅之・高峰秀子によって
林芙美子が書いたこの物語は
はるかな高みにまで引き上げられたのだと思う。
恐るべき、
「麻薬」のような映画である。
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この映画は
脳髄に沁みこむと申しましょうか、
一度見たら忘れられなくなる
悪魔のような映画ですね。(笑)
「堕落論」のこと、なるほど~と感じ入りました。
堕ちていく女に薄情な男…だけどそれだけじゃないところが魅力ですね。
私はこの映画を観て以来、屋久島のイメージがひたすら雨です。
眼帯してみたり。
ちょっとした目線や顔のそむけ方なども
見逃せませんね。
最後のシーンは・・・
衝撃でしたね。
屋久島の雨もあの音楽も頭を離れません。
ここの主様がどこのどんな人か存じませんが、もし良かったら、「天国と地獄」もご覧になってみてください。かつて私が、浮雲と同様に心の一部を差し出さざるを得なかった作品です。黒澤明監督作品。
「浮雲」嵌る人はとことんはまりますね。
私も心を持っていかれました~~
細かく見れば見るほどいいんですね。
初見でそうでもなかった人も
年月を置いて見ると
激しく嵌ってしまう可能性を持った作品だと
思います。
「天国と地獄」!!
見ました。これまた偉大な映画ですね。
ピンクの煙ですよね。
記事を書いていませんでした。
こんどアップしようと思います!
悲しいと言うより「哀しい」。人生と言うより「塵生」とでも表現したくなるような、うらぶれた空気が支配する124分は、これも愛情の形として再び私の中に深く刻みこまれました。
こういう映画に触れる度、若輩の私などは人生勉強の足りなさを痛感するのです。
またお邪魔いたします。よろしくお願いいたします。
この映画に罹患するとやっかいなようです。(笑)
わたしはやられてしまいました。
「屋久島」と聞くだけでもダメです。
「露天風呂」もダメです。
これからも遊びにいらしてくださいね。
脚本の水木洋子さんは有名な人らしいですね。
「氷点」は見ました。「ここに泉あり」というのも是非とも観たい!
かの「有島武郎」様です。
太宰に似ているとは
なるほど~です。
ちなみに私の祖父は太宰似です。
で、その息子である父は、
なぜか橋本龍太郎似なのです。(笑)
でも二人とも森雅之には似てません。(大笑)
水木洋子さんはものすごい脚本家だと
思います!
水木さんが書いているというだけで
見たくなります。