こんにちは。
今は実家にいるのですが、PCがないので携帯から更新します。
今回ご紹介するのは、「シルエット」(著:島本理生)です。
-----内容-----
女性の体に嫌悪感を覚える元恋人の冠くん。冠くんと別れ、半ばやけで付き合った遊び人の藤野。今の恋人、大学生のせっちゃん…人を強く求めることのよろこびと苦しさを、女子高生の内面から鮮やかに描く群像新人賞優秀作の表題作と15歳のデビュー作他1篇を収録する、せつなくていとおしい、等身大の恋愛小説。
-----感想-----
たまには恋愛小説も読んでみようと思い、「シルエット」を手に取りました。
主人公の女子高生「わたし」の揺れる心の内が描かれています。
「わたし」は小説の中で「冠くん」、「藤野」、「せっちゃん」の3人と付き合います。
せっちゃんとの付き合いが話の中心で、回想で登場するのが藤野。
私にはこの藤野との付き合いが理解できないのですが…
「冠くんと別れて、つらくて今いる場所からとにかく逃げ出したかった」というようなことが書かれています。
でも、それで他の男と付き合うのはどうなんだろう、と思います。
それは気持ちを紛らわせているだけで何の解決にもなっていないのでは?
誰かにすがりたい、という心境だからそうなるのでしょうか。
藤野と別れた後、せっちゃんと付き合う「わたし」。
せっちゃんとの付き合いは順調だったが、「わたし」の心に変化が…。
元恋人の冠くんをまだ好きな自分がいる、と気付いてしまったのだ。
これはどうなんだろ、と思いました。
結局それが原因で一時せっちゃんとも距離を置くことに。
最終的に、冠くんへの気持ちには整理をつけて、せっちゃんと付き合っていくことにした「わたし」。
でも最後に意外な展開が…
冠くんも「わたし」への気持ちがあることを、友達の「はじめ」から聞いてしまう…。
「わたし」が「こんなのってない」と言いながら泣いていることから、まだ冠くんのことを想う気持ちがあるのだと思います。
でも「わたし」はせっちゃんと歩んでいくことを決めてしまった後だし、すでに手遅れ。
それにしても、二人の人を同時に好きになってしまうのは…
これって、現実の中でもないとは言いきれないですね。
そういうとき、自分の気持ちにどう整理をつけるのか、こればかりはわからないです。
そんな状況になるより、一人の女の子を愛したいと思いました。
※図書レビュー館を見る方はこちらをどうぞ。
今は実家にいるのですが、PCがないので携帯から更新します。
今回ご紹介するのは、「シルエット」(著:島本理生)です。
-----内容-----
女性の体に嫌悪感を覚える元恋人の冠くん。冠くんと別れ、半ばやけで付き合った遊び人の藤野。今の恋人、大学生のせっちゃん…人を強く求めることのよろこびと苦しさを、女子高生の内面から鮮やかに描く群像新人賞優秀作の表題作と15歳のデビュー作他1篇を収録する、せつなくていとおしい、等身大の恋愛小説。
-----感想-----
たまには恋愛小説も読んでみようと思い、「シルエット」を手に取りました。
主人公の女子高生「わたし」の揺れる心の内が描かれています。
「わたし」は小説の中で「冠くん」、「藤野」、「せっちゃん」の3人と付き合います。
せっちゃんとの付き合いが話の中心で、回想で登場するのが藤野。
私にはこの藤野との付き合いが理解できないのですが…
「冠くんと別れて、つらくて今いる場所からとにかく逃げ出したかった」というようなことが書かれています。
でも、それで他の男と付き合うのはどうなんだろう、と思います。
それは気持ちを紛らわせているだけで何の解決にもなっていないのでは?
誰かにすがりたい、という心境だからそうなるのでしょうか。
藤野と別れた後、せっちゃんと付き合う「わたし」。
せっちゃんとの付き合いは順調だったが、「わたし」の心に変化が…。
元恋人の冠くんをまだ好きな自分がいる、と気付いてしまったのだ。
これはどうなんだろ、と思いました。
結局それが原因で一時せっちゃんとも距離を置くことに。
最終的に、冠くんへの気持ちには整理をつけて、せっちゃんと付き合っていくことにした「わたし」。
でも最後に意外な展開が…
冠くんも「わたし」への気持ちがあることを、友達の「はじめ」から聞いてしまう…。
「わたし」が「こんなのってない」と言いながら泣いていることから、まだ冠くんのことを想う気持ちがあるのだと思います。
でも「わたし」はせっちゃんと歩んでいくことを決めてしまった後だし、すでに手遅れ。
それにしても、二人の人を同時に好きになってしまうのは…
これって、現実の中でもないとは言いきれないですね。
そういうとき、自分の気持ちにどう整理をつけるのか、こればかりはわからないです。
そんな状況になるより、一人の女の子を愛したいと思いました。
※図書レビュー館を見る方はこちらをどうぞ。
でも、リアルだな~っていつも思います。
「シルエット」に収録されてる短編「ヨル」←タイトル、カタカナでしたよね!?
「ヨル」がとても好きなんです!
あのラスト…いいな~
でも、「ヨル」を15歳で書いた島本先生って、やっぱスゴイ
島本先生の本って「シルエット」と「リトル・バイ・リトル」しか読んだことがないので、他にオススメありましたら教えて下さい
この本のようなことは、現実にも良くあることのように思います。すれ違うことって・・・タイミングが合わないことって・・・。
そういうのってさびしいけど、冠君と私・・・結局はご縁がなかったということかなって思います。つらいけど、これは前向きに生きる人なら、早めに時が解決してくれますよ
記事の最後の1行・・・読書日和さんらしい一言のように感じました
あかねさんのコメントを見て読み返してみました。
ラスト、静かに物語が終わる感じが良いですね。
島本先生の作品は、他に「ナラタージュ」、「生まれる森」があります。
私はナラタージュを読んだことがあるのですが、切ない恋愛が描かれてました。
この作品は主人公の過去の出来事を回想の形で振り返るようになっています。
「ナラタージュ」がそういう意味のようです。
いつかナラタージュもご紹介しようと思います。
二時間くらい携帯と戦っていたと思います。
絵文字が使えないので、雰囲気を表すのに苦労しましたが、思ったことをそのまま文章にする感じにしました。
すれちがい、タイミングのずれって展開のあやである以上、どうにもならないですよね。
縁って大切だなと感じました。
最後の一行は、今見ると恥ずかしいです(笑)
17歳でこの作品を書いたということで、
表現や観察力に驚きでした。
それと、最近の作品を読むと、このときからのパワーアップぶりがわかります。
これからも良い作品を書いていってほしいなと思います☆
とてもサラサラと流れるようなストーリーで、年齢の距離感からか私にはあまりピンとくるものではなかったのですが、瑞々しさは感じました。
こちらと「リトル・バイ・リトル」しか島本理生ちゃんの作品は読んでいないので、最近のものも読んでみようと思います。
この世代は他にも綿矢りささん、金原ひとみさん、青山七恵さんなど強豪が揃っています。
島本さんの最近の作品では、「ナラタージュ」や「波打ち際の蛍」がお勧めです。
機会があれば読んでみてください^^