久々~の小説ご紹介☆
1ヶ月ぶりくらいかな。。。
今回読んだのは「人間失格」(著:太宰治)です。
-----内容-----
「恥の多い生涯を送ってきました」3枚の奇怪な写真と共に渡された睡眠薬中毒者の手記には、その陰惨な半生が克明に描かれていた。
無邪気さを装って周囲をあざむいた少年時代。
次々と女性と関わり、自殺未遂をくり返しながら薬物におぼれていくその姿。
「人間失格」はまさに太宰治の自伝であり遺書であった。
作品完成の1か月後、彼は自らの命を断つ。
-----感想-----
この本に興味を持ったのは、「デスノート」の小畑先生が表紙を描いていたからです。
書店に寄ったとき、「あれ?デスノート風な絵があるな…」と思ったらそれが「人間失格」でした。
近代文学は言葉も古いし読みずらいので、高校の国語の授業以来遠ざかっていました。
でもこの作品は小畑先生が表紙を描いていることだし、たまには近代文学も良いかなと思い読んでみました。
内容は、かなりの転落物語です。
ところが、読んでいてあまり悲しくはならないのが不思議ですね。
主人公・葉蔵の語り口が独特だからだと思います。
何となく自分を遠くから見つめているというか、常に客観的な視点のような気がします。
あと、カタカナ言葉が多いなというのがありました。
昭和二十年頃では珍しいと思いますが、どうなのでしょうか。
以外とカタカナ言葉が流行っていたのかも知れませんね。
太宰治について詳しいことは知りませんが、「人間失格」は書籍の紹介などで何度も見てきました。
ただ、読むのは気が進まないなあと思っていました。
重々しいイメージがあったので…。
でもそれほどの暗さではなかったのでわりとスムーズに読めました。
それから、太宰治の表現力には驚きました。
現在の若手作家の綿矢りささんが使うような表現が人間失格でも使われていました。
カタカナ言葉と同じく、昭和二十年頃にこういう文章表現が使われるのって意外な気がします。
表紙の絵はどう見ても「夜神ライト」に見えます。
これって、夜神ライトが人間失格ということなのでしょうか(笑)
興味を持たれた方は表紙を見てみてくださいね♪
※図書レビュー館を見る方はこちらをどうぞ。
1ヶ月ぶりくらいかな。。。
今回読んだのは「人間失格」(著:太宰治)です。
-----内容-----
「恥の多い生涯を送ってきました」3枚の奇怪な写真と共に渡された睡眠薬中毒者の手記には、その陰惨な半生が克明に描かれていた。
無邪気さを装って周囲をあざむいた少年時代。
次々と女性と関わり、自殺未遂をくり返しながら薬物におぼれていくその姿。
「人間失格」はまさに太宰治の自伝であり遺書であった。
作品完成の1か月後、彼は自らの命を断つ。
-----感想-----
この本に興味を持ったのは、「デスノート」の小畑先生が表紙を描いていたからです。
書店に寄ったとき、「あれ?デスノート風な絵があるな…」と思ったらそれが「人間失格」でした。
近代文学は言葉も古いし読みずらいので、高校の国語の授業以来遠ざかっていました。
でもこの作品は小畑先生が表紙を描いていることだし、たまには近代文学も良いかなと思い読んでみました。
内容は、かなりの転落物語です。
ところが、読んでいてあまり悲しくはならないのが不思議ですね。
主人公・葉蔵の語り口が独特だからだと思います。
何となく自分を遠くから見つめているというか、常に客観的な視点のような気がします。
あと、カタカナ言葉が多いなというのがありました。
昭和二十年頃では珍しいと思いますが、どうなのでしょうか。
以外とカタカナ言葉が流行っていたのかも知れませんね。
太宰治について詳しいことは知りませんが、「人間失格」は書籍の紹介などで何度も見てきました。
ただ、読むのは気が進まないなあと思っていました。
重々しいイメージがあったので…。
でもそれほどの暗さではなかったのでわりとスムーズに読めました。
それから、太宰治の表現力には驚きました。
現在の若手作家の綿矢りささんが使うような表現が人間失格でも使われていました。
カタカナ言葉と同じく、昭和二十年頃にこういう文章表現が使われるのって意外な気がします。
表紙の絵はどう見ても「夜神ライト」に見えます。
これって、夜神ライトが人間失格ということなのでしょうか(笑)
興味を持たれた方は表紙を見てみてくださいね♪
※図書レビュー館を見る方はこちらをどうぞ。
文体もなじみがない感じですよね。
でも、結構流行作家だったんですよね??
言葉に関する感覚はやっぱり鋭いものがあるのかも。
「人間失格」って特に暗いイメージなんですけど、
太宰治の遺書めいた作品だからでしょうね。
でも、自分の本質をそのままさらけ出してる人なんていませんよね。
多かれ少なかれ、みんな自分を演じて生きていると思うんですが。
人間不信だったから、それを罪悪のように窮屈に感じてしまったのかも。
悲しい人ですよね・・・
というかライトにしか見えない表紙に惹かれるものの
なかなか読めない作品のひとつ。
でも割とスムーズに読めるんだ☆
意外です☆
読んでみようかな~ ドキドキ
遺書のつもりでこの作品を書いたのかも知れませんね。。。
自分を演じることに嫌悪感を覚えることって誰でも一度はあると思います。
太宰治はどうしても嫌悪感を無視するわけにはいかなかったのでしょうね。
以外とスムーズに読めますよ。
思っていたより重くはないです。
ただ現在と微妙に言葉使いが違うので、ちょっと戸惑うかも知れません。
でも内容は読み応えあるので、機会があったら読んでみて下さいね