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慰安婦問題で日韓が合意

2015-12-29 16:05:10 | 政治
昨日、慰安婦問題で日韓が合意しました。
日本の岸田文雄外務大臣と韓国の尹炳世(ユン・ビョンセ)外務大臣との会談で「問題を最終的かつ不可逆的に解決」することで合意しました。
合意の内容は次のようになっています。

1.慰安婦問題は最終的かつ不可逆的に解決されることを確認。
2.慰安婦問題は当時の軍の関与の下に多数の女性の名誉と尊厳を傷つけ、日本政府は責任を痛感している。
3.安倍晋三首相が「心からのおわびと反省」を表明。
4.元慰安婦を支援する財団を韓国政府が設立し、日本政府が10億円を支援。両政府が協力して事業を行う。
5.国連など国際社会で、慰安婦問題に関する相互批判をやめる。

今回の合意、韓国政府が設立する元慰安婦を支援する財団に日本政府が10億円も支援するなど納得いかない部分がありますが、曲がりなりにも韓国が公に「最終的かつ不可逆的に解決」と認めたことは大きいです。
「最終的かつ不可逆的に解決」とは金輪際二度と蒸し返さないということです。

根本的に、慰安婦問題は1965年の「日韓請求権協定」において完全に解決済みです。
にも関わらず韓国はこれを無視し、これまで度々慰安婦問題を蒸し返し、日本からお金をむしり取り、さらには日本に嫌がらせをしてきました。
その嫌がらせは韓国の日本大使館前に慰安婦像を建てる、アメリカ各地に在米韓国人の手によって慰安婦像を建てる、国際社会の様々な場で日本の評判を下げるために悪評をばらまく(告げ口外交)など、極めて悪質なものでした。
とても先進国とは呼べないやり口です。
合意の中に「国連など国際社会で、慰安婦問題に関する”相互”批判をやめる」とありますが、韓国が一方的に国際社会の様々な場所で日本の評判を下げるために悪評をばらまいており、仕方ないので日本は「それは違う」と反論していることを指摘しておきます。

韓国の場合、「平気で裏切る国」でもあります。
代表的で記憶にも新しい例として、今年のユネスコでの世界遺産登録の件があります。
ユネスコの世界遺産登録で「お互いの候補が世界遺産に登録されるように協力しましょう」と事前に日韓で合意し、まず韓国の世界遺産登録では日本も賛成し無事に登録され、次に日本の世界遺産登録の番になったら平気で裏切り「反対」を表明するという最悪なことをしていました。
今回慰安婦問題を「最終的かつ不可逆的に解決」と認めたことも、韓国の今までのパターンから見て裏切ってまた蒸し返す可能性が高いです。
しかしそうなった場合は「韓国は国家間での公式な約束を平気で破る最低な国」と国際社会にアピールすれば良いです。
これは韓国がしているような悪評のばらまきではなく事実なのですから正当性があります。

岸田外務大臣が日韓外相会談後の会見で語った「慰安婦問題は、当時の軍の関与のもとに多数の女性の名誉と尊厳を傷つけ~」という文言。
これはギリギリの表現でどちらにも取れます。
日本側としては、たしかに軍が「募集慰安婦」という形で関与していましたが人さらいのように無理やり強制連行したわけではないと言うことができます。
慰安婦自体はいましたが、それは高い給料で雇われた募集慰安婦であり、朝日新聞と韓国が先頭に立って主張してきた「従軍慰安婦」なるものは存在しません。
完全な捏造です。
※「朝日新聞がついに従軍慰安婦の嘘を認める」の記事をご覧になる方はこちらをどうぞ。
※「朝日新聞吉田調書、従軍慰安婦捏造報道 謝罪に至る経緯」の記事をご覧になる方はこちらをどうぞ。
一方で韓国側は「慰安婦問題は、当時の軍の関与のもとに多数の女性の名誉と尊厳を傷つけ~」という文言から軍の関与=強制連行=従軍慰安婦だと言い出しそうです。
テレビ朝日、TBS、朝日新聞、毎日新聞、東京新聞など日本国内の反日左翼マスコミもこの文言を「軍の関与を認めた、つまり従軍慰安婦だ」と日本ではなく韓国の側に立つ反日左翼報道を展開する可能性が高いです。

また、今回の日韓外相会談での合意後、安倍晋三首相は朴槿恵(パク・クネ)大統領に「1965年の日韓請求権協定において完全に解決済みという立場に変わりはない」と伝えています。
その上で、慰安婦のために韓国政府が設立する財団に日本政府として10億円支援しましょうということです。
安倍晋三首相は合意後、「子どもたちに謝罪し続ける宿命を負わせるわけにはいかない。その決意を実行に移すための合意だ」とも語りました。
これは今年の8月14日に発表された戦後70年談話「安倍談話」でも語られていました。
子どもたちに謝罪し続ける宿命を負わせないため、「最終的かつ不可逆的に解決」と公の場で韓国に確約させたことは評価できると思います。
後はきちんと約束が守られるか、またしても蒸し返し最低な裏切り国家となるかは韓国次第です。

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