読書日和

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一楽章f未完成 I LOVE MELODY SAXOPHONE LIVE

2019-02-04 18:28:36 | コンサート、演奏会


(トークをする大森義基さん)

昨年の12月22日、広島県広島市の音楽喫茶「一楽章f未完成」に「I LOVE MELODY SAXOPHONE LIVE」を聴きに行きました。
サクソフォン奏者の大森義基(よしき)さんによるコンサートで、日本でも最高峰の実力者とのことでこのコンサートに興味を持ちました。
凄く上手い人の演奏なので期待していたら期待どおりのとても良い演奏会でした
演奏プログラムは次のとおりです。


1.ガーシュイン ファンタジー R.マルティーニ(A.sax)

2.バイ シュトラウス G.ガーシュイン/伊藤康英(A.sax)

3.モナ リザ J.リヴィングストン&R.エヴァンス(A.sax)

4.ガブリエルのオーボエ E.モリコーネ(S.sax)

5.ブラボーサックス 星出尚志(A.sax)

~休憩~

6.青春の輝き カーペンターズ(Pf.solo)

7.「NHK朝ドラ」あすかのテーマ「風笛」/大島ミチル(S.sax)

8.赤いスイートピー/呉田軽穂(A.sax)

9.心の瞳/三木たかし(A.sax)

10.オペラ座の怪人より/A.L.ウエッバー(A.sax)
「ミュージック オブ ザ ナイト」
「オール アイ アスク オブ ユー」

11.サイバーバード協奏曲より1楽章,3楽章 吉松隆(A.sax)

アンコール
ワルツエリカ(H.ニール)


演奏前にプログラムを見てどんな曲か分かったのが「風笛」「赤いスイートピー」「オペラ座の怪人」の三つでした。
風笛は「一楽章f未完成 FLUTE VIOLIN CONCERT」でも聴いたことがありました。
「赤いスイートピー」は松田聖子さんが歌っているのをテレビで聴いたことがあります。
「オペラ座の怪人」は今回の抜粋曲と同じかは分かりませんがフィギュアスケートで曲に選んで演技している人を見たことがあります。
そしてどれもサクソフォンでの演奏は聴いたことがなかったです。
コンサートを聴く時、知らない曲の場合はいったいどんな曲なのかが楽しみになり、知っている曲の場合はそれをそれぞれの楽器で演奏するとどんな音になるのかが楽しみになります




一楽章f未完成でコンサートが開催される時の雰囲気はこのようになります。




(ピアノ伴奏の松尾英都子さんトーク中)

松尾永都子さんは大森義基さんから紹介された時、「ポッポッポー、ハトポッポー」とピアノ演奏をして応えていたのが面白かったです

そして大森義基さんはプログラムに載せている松尾英都子さんのプロフィールをボコボコにしているとトークで言っていました。
松尾英都子さんはプロフィールをまだ見ていなくてコンサートが終わった後に見ると言っていたので見てからどうなったのか気になります




(大森義基さんトーク中)

「赤いスイートピー」は、元々は別の曲をやろうとしていたのが購入した楽譜のアレンジがあまり良くなく、代わりの曲として「赤いスイートピー」を演奏することにしたとのことです。
このトークを聞いていてそんなこともあるのかと興味深かったです。
またコンサートは夏にやろうとしたものの台風が来て大雨で一度中止になり、代替開催がこの12月22日だったとのことです。

サイバーバード協奏曲はややもの悲しさを感じるメロディと最後の爆発するような演奏がとても印象的でした。
世界的にも有名な曲とのことで、かなり良い曲だと思います。

曲によっては物凄い速さで演奏する場面があります。
凄い速さで指が動き音が高速で移り変わる時の、音の滑らかさも印象的でした。
速さと滑らかさを同時に実現するのは難しいことだと思います。


サクソフォンは音色がとても柔らかく、クラリネットの柔らかく深みのある音をさらに柔らかくしたような音をしています。
さらにとても高い音まで出すこともでき、派手さもあります。
このコンサートでサクソフォンの音を注目して聴くことができ、音の特徴がよく分かって良かったです
サクソフォン奏者が何人も登場するようなコンサート もあり、そういったのも聴いてみたいと思わせてくれる良い演奏でした



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演奏者プロフィール

大森義基

高校中退し上京、武蔵野音楽学院専門家修了。
文部省(現 文部科学省)大検合格後、昭和音楽大学器楽科入学、在学中より在京オーケストラ、東京佼成ウインドオーケストラなどにエキストラとして参加する。
また、多くのアーティストのレコーディングにも参加。
第7回日本管楽器コンクール入選。
同大学を特別賞を受賞し首席で卒業する。
同大学卒業演奏会、読売新人演奏会出演。
神奈川県立音楽堂推薦オーディションに合格し、同音楽堂推薦音楽会に出演。
NHK新人洋楽オーディションに合格後に「NHKデビューリサイタル」出演。
下八川基金を受け渡仏、パリ国際音楽コンクール2位受賞及び審査員特別賞受賞。
レオポールベランコンクール1位受賞。
フランス国立セルジーポントワーズ音楽院を審査員全員一致の金メダル首席で修了。
ベルギーのブリュッセルエクスポジションにおいて、パントマイムのヨネヤマママコ女史とのコラボレーションで好評を博す。
フランスのモンレリー主催のソロリサイタルを成功させる。
帰国後、東京と古郷の三重県四日市市においてデビューソロリサイタルを開催、「豊かな表現力と美しい音色、喜びに溢れた演奏会」と評される。
音楽誌にも「低い音から高い音まで魅力的な音を持ち、音楽性豊かな才能あるサクソフォン奏者」(音楽の友)と掲載される。
1997年デビューアルバム「ヴァカンス」、次いで「ア・ラ・パリジェンヌ」、「ナイチンゲールとバラ」をマイスターミュージックよりリリース。
フェリシモミュージックファンデーションより「リラクゼーションバスタイムアルバム」をリリース。
世界的指揮者故ジャン・フルネ氏からの招きによりチェコフィルハーモニー管弦楽団日本公演全てに参加。
ジャン=イヴ フルモー氏ジャパンツアー2008(大阪、広島、名古屋、札幌、東京)全公演参加する。
バンコクで開催された世界サクソフォンコングレスにおいて世界初演作品を紹介する。
各地でのソロリサイタル、オーケストラ、吹奏楽団、そして、CM録音、スタジオワークなど活動の場を広げ、更に、後進の指導にも力を注ぎ吹奏楽指導なども積極的に行っている。
現在、昭和音楽大学、同音楽大学大学院、エリザベト音楽大学、同音楽大学大学院、桜美林大学芸術文化学群音楽専修の各非常勤講師。
これまでにサクソフォンを市川豊、故大室勇一、宗貞啓二、ジャン=イヴ フルモー各氏に師事。


松尾英都子

エリザベト音楽大学器楽科卒業、同大学音楽専攻科修了。
ピアノを故石川正司氏に師事。
現在、エリザベト音楽大学付属音楽園非常勤講師、同大学エクステンションセンター講師。
カープをこよなく愛し、愛車の自転車の色はもちろん赤、赤い自転車を転がしパワフルに辛い坂道もなんのその笑顔で乗りこなす姿はたくましい姉御そのもの。
某居酒屋では毎回お決まりのメニュー、のれんをくぐれば注文しなくてもそれが出てくるという噂は本当でしょうか。
情に厚く面倒見が良いところから、巷では姉御や姉さんと呼ばれるほど、もちろん私、大森も姉御には大変お世話になっております。
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