老いの途中で・・・

人生という“旅”は自分でゴールを設定できない旅。
“老い”を身近に感じつつ、近況や色々な思いを記します。

太閤園の庭園

2021年03月09日 19時06分27秒 | 散歩中に見かけた風景

 昨日、藤田邸跡公園を終えてから、すぐ前にある太閤園の庭園に立ち寄りました。

 ここも、藤田邸跡公園と同じく藤田傳三郎男爵邸の跡ですが、贅と粋の限りを尽くして築造した東邸を前身とし、現在は藤田観光によって運営されている宴会場・結婚式場・レストランです。

 特にその築山式回遊庭園は素晴らしく、大川から水を引き入れた川や池、一枚岩の石橋などをしつらえた風流なたたずまいで、庭園内には平安時代に創られたとされる大伽藍礎石や、小豆島や生駒山系から運ばせた自然の奇石、由緒ある石塔や石仏・燈籠などが数多く配され、見事な造形美と品格あふれるたたずまいを醸し出しています。

 大阪の真ん中にあるにも拘わらず、非常に静かで、折々の美しさを描く季節のうつろいや、歴史的価値と自然美に溢れていますが、有難いことにこの庭園も無料で拝見できるので、私も年に2~3回は拝見させていただいています。

 しかし、残念ながら先日の新聞で、昨年からのコロナ禍で太閤園の採算が思わしくなくて、今年の6月で売却されるという記事を目にしました。

 後の運営がどうなるのか判りませんが、兎に角みられる間に見ておこうということで、今回立ち寄った次第です。
まだ本格的な春には少し間がありますが、早春の美しい庭園を愉しんできました。

 この太閤園と藤田邸跡公園の間にある、藤田美術館は現在大規模改装中で来年4月からオープン予定と聞いておりますが(庭園部分は藤田邸跡公園と併合され、今年4月からオープンです)、藤田邸跡公園と太閤園庭園にご興味のある方は、なるべく早めに行かれた方が良いかと思います。(まさ)


太閤園の淀川邸。庭園の入口はこの左側なので、どなたかに声掛けしてから入られたら良いでしょう。

庭園入り口。 両側には大きな石の仁王像があります。

庭園内の園路横の小庭

園路

園路

池と石橋。大きな一枚岩の石橋で、向こうにOBPのクリスタルタワーが見えます

同上

ヒョウタン石

流れ

石仏群

同上。 手前に風神・雷神があります


苔庭

カンチョウジ(別名:ブバルディア、アカネ科)

同上

同上

同上

マガモのつがい

一番奥にある滝